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【中学受験】青山学院大学の附属・系列校一覧!内部進学率や偏差値、入試日程まで網羅的に紹介!

この記事でわかること
  • 青山学院大学の「附属校」と「系属校」の違いと、大学進学への接続の強さ
  • 青山学院中等部・横浜英和・浦和ルーテル学院の偏差値・倍率・入試日程の比較
  • 各校から青山学院大学へ進学する際の内部進学率と推薦の仕組み
  • 立地・校風・教育方針の違いから、わが子に合う学校を見極めるポイント
  • 3校の難易度序列と、受験スケジュールへの組み込み方

「青山学院大学の附属校に中学受験で入りたい」と考えたとき、候補となる学校は1つだけではありません。直系の青山学院中等部に加え、系属校として青山学院横浜英和中学校と青山学院大学系属浦和ルーテル学院中学校があり、合計3校が中学受験で比較対象になります。

しかし、この3校は大学との接続の強さ、偏差値、入試日程、校風のすべてが異なります。「青学附属」というくくりだけで判断すると、入学後のミスマッチにつながりかねません。

この記事では、塾講師の視点から3校の入試データ・内部進学率・教育の特色を1校ずつ丁寧に整理し、解説します。

山本航士

この記事を書いた人

山本航士

受験アドバイザー

聖光学院中高→慶應義塾大学経済学部→コンサルティングファーム→LEFYにて難関中学受験および中高一貫校生をサポート

Contents

青山学院大学の「附属校」と「系属校」はどう違う?

直系附属と系属校では青山学院大学との接続の強さが異なる

最も重要なポイントは、「附属」と「系属」はまったく同じではないということです。

青山学院中等部は、青山学院の一貫教育体系のなかに位置づけられた直系附属校です。公式には、中等部では毎年95%以上が高等部へ内部進学し、高等部では青山学院大学にない学部などに進学する生徒を除いて、約85%が青山学院大学へ内部進学します(参照元)。中等部から高等部、大学へと内部進学ルートにつながりやすい学校です。

一方、横浜英和と浦和ルーテルは「系属校」です。青山学院の公式説明によると、系属校とは「青山学院大学の理念理解と別途定める条件を満たしたうえで、合意した募集枠を上限に入学を認める学校」とされています。つまり、入学すれば自動的に青山学院大学に進めるわけではなく、一定の学業成績や学力試験などの条件を満たす必要があるのです。

中学受験で比較対象になる3校の全体像

中学受験で「青山学院大学に進める学校」として比較対象になるのは、以下の3校です。

  • 青山学院中等部:渋谷区にある直系附属校。大学への接続が最も強い
  • 青山学院横浜英和中学校:横浜市にある系属校。2014年に系属校関係を締結し、2016年に現校名へ変更
  • 青山学院大学系属浦和ルーテル学院中学校:さいたま市にある系属校。2019年に現校名へ変更

3校とも「青山学院」の名を冠していますが、設立の経緯や大学との距離感はそれぞれ異なります。

系属校推薦は「条件付き」

横浜英和では、青山学院大学への進学希望者について、高校3年間の学業成績・学力試験・その他人物などを総合的に判断すると公式に案内されています。浦和ルーテルも、進学基準を満たす者が系属校推薦入学の対象となります。「系属校に入れば全員が青学に行ける」という認識は誤りですので、志望校選びの際には注意してください。

青山学院中等部の入試情報と内部進学率

試験日程・科目・募集人数など入試の基本データ

青山学院中等部の入試は2月2日の1回勝負で、4科型のみのシンプルな形式です。

2026年度の入試概要は以下のとおりです(参照元)。

  • 募集人数:男女合わせて約140名
  • 試験日:2026年2月2日(月)
  • 出願期間:2026年1月10日(土)10:00 ~ 1月30日(金)12:00(インターネット出願)
  • 合格発表:2026年2月3日(火)10:00~15:00
  • 試験科目・配点:国語100点(50分)、算数100点(50分)、社会50点(25分)、理科50点(25分)、合計300点満点

調査書などの提出は不要で、当日の学力試験の結果のみで合否が決まる形式です。

偏差値・倍率・合格最低点から見る難易度

四谷大塚のAライン80偏差値は男子59・女子62で、首都圏の大学附属中のなかでもかなり高いレンジに位置します。

2026年度の入試結果を見ると、女子の実質倍率4.4倍は男子2.7倍と比べて明らかに厳しく、合格最低点も女子183点に対して男子172点と11点の差があります(参照元)。

なお2025年度は試験日が2025年2月3日(月)となり、志願者1,188名・受験者922名でした。2026年度は志願者842名・受験者725名で、年度によって志願者数や倍率が変動しうる点は押さえておきましょう。

中等部から高等部・大学への内部進学の流れ

青山学院中等部の最大の魅力は、大学までの強い内部接続です。公式情報によると、中等部では毎年95%以上が高等部へ内部進学し、高等部では青山学院大学にない学部などに進学する生徒を除いて、約85%が青山学院大学へ内部進学します(参照元)。

残りの約15%は青山学院大学にない学部を志望するなどの理由で外部大学に進みますが、東京大学や早慶などの難関大学に合格する実績もあります。内部進学の安心感を持ちつつ、意欲があれば外部への挑戦も可能な環境です。

キリスト教教育と自由な校風が共存する教育の特色

青山学院中等部では、毎日の礼拝と週1時間の聖書授業がカリキュラムに組み込まれています。キリスト教精神に基づく「愛と奉仕」の教育方針が土台にあり、奉仕活動も学校生活の一部です。

授業は週5日制・31時間で、1クラス32名の8クラス制。英語は基礎的な語彙・文法力の養成に加え、週1時間ネイティブ教員による授業が行われています。渋谷・表参道という都心のロケーションと相まって、自由で洗練された校風が特徴です。

青山学院横浜英和中学校の入試情報と進学実績

試験日程・科目・募集人数など入試の基本データ

横浜英和は複数回入試で、帰国生入試を含めると最大3回の受験チャンスがあります。

2026年度の入試日程は以下のとおりです。

  • 帰国生入試第1回:12月1日午前/募集10名
  • A日程(帰国生選抜含む):2月1日午前/募集70名(帰国生選抜含む)/4科
  • B日程:2月3日午後/募集40名/2科(国語・算数)

青山学院中等部と違い、A日程は2月1日、B日程は2月3日午後と別日程で設定されているため、併願戦略に組み込みやすい構成になっています。

偏差値・倍率・合格最低点から見る難易度

四谷大塚のAライン80偏差値はA日程56、B日程59です。A日程は青山学院中等部より一段下のレンジですが、B日程は午後入試ゆえに出願が集中し、実質倍率5.2倍・合格最低点134/200点とかなり厳しい結果になっています。

2026年度のA日程は志願272名・受験264名・合格105名で実質倍率2.5倍、合格最低点197/300点でした。一方、B日程は志願497名・受験281名・合格80名で実質倍率5.2倍です。同じ学校でも回によって難度が大きく変わるため、「偏差値56だから安全校」と安易に判断するのは危険です。

系属校推薦の仕組みと青山学院大学への実際の合格実績

横浜英和から青山学院大学へ進学するルートは「系属校推薦」です。高校3年間の学業成績と学力試験、人物評価などの条件を満たした生徒が推薦を受けられます。

2024年度の実績を見ると、系属校推薦資格取得者は122名で、主な大学合格実績では青山学院大学106名、青山学院大学への進学者は100名でした。さらに、横浜国立大学2名、東京外国語大学1名、早慶上理ICU 23名、医学部医学科5名など、外部難関大への合格実績も充実しています。青山学院大学への道を確保しつつ、さらに上位校を狙える環境です。

帰国生対応・ICT・グローバル教育など学校の特徴

横浜英和は帰国生の受け入れに積極的で、現在約60名の帰国生が在籍しています。生徒は1人1台Chromebookを所持し、教室にはプロジェクターとスクリーンが完備されています。

アクセスは横浜市営地下鉄「蒔田駅」から徒歩8分。横浜駅から蒔田駅まで約11分、川崎駅から約20分と、神奈川方面からの通いやすさが大きな強みです。

青山学院大学系属浦和ルーテル学院中学校の入試情報と進学実績

1月入試の日程・英検利用型など入試の仕組み

浦和ルーテルの最大の特徴は、1月入試である点です。2月の東京・神奈川入試より前に結果が出るため、受験スケジュールの序盤に組み込むことができます。

  • 第1回:1月10日/募集約15名/4科型または英検利用型を選択可
  • 第2回:1月24日/4科型のみ/若干名募集

英検利用型では、英検の取得級に応じた換算点が加算されます。英検2級以上で20点、準2級で18点、3級で15点が加点され、英語が得意な受験生にとって有利な制度です。

偏差値・倍率・合格最低点から見る難易度

四谷大塚のAライン80偏差値は第1回56、第2回55で、横浜英和のA日程と近いレンジです。

2026年度の入試結果を見ると、第1回は出願182名・受験177名・合格65名で実質倍率約2.7倍でした。一方、第2回は出願55名・受験51名に対して合格わずか2名と、実質倍率25.5倍という極端に狭き門になっています。第2回を前提とした受験計画はリスクが高いため、第1回での合格を狙うのが現実的です。

少人数教育という際立った校風と埼玉エリアでのアクセス

浦和ルーテルの教育面での最大の特徴は少人数教育です。各クラス25名が標準で、高校段階でも1学年75名という小規模校です。大規模な附属校とは対照的に、教員と生徒の距離が近く、きめ細かな指導が受けられる環境といえます。

キャンパスは浦和美園エリアにあり、浦和美園駅からスクールバス3分で通学可能です。北浦和駅(20分)、東川口駅(15分)、北越谷駅(20分)からもスクールバスが運行されており、埼玉県内からのアクセスに優れています。

青学系属でありながら進路が多様という実績の読み方

2025年度大学入試では、卒業生73名のうち青山学院大学への進学は18名でした。東京理科大学7名、学習院大学6名、早稲田大学1名、慶應義塾大学1名、上智大学2名、ICU 2名なども見られます。

横浜英和と比較すると青山学院大学への進学割合はやや低めですが、これは学校の規模が小さいことや、生徒の進路選択が青学一本に固定されず多様であることの表れでもあります。「青学系属の安心感を持ちつつ、幅広い進路を検討したい」という家庭にはフィットしやすい学校です。

3校を徹底比較!難易度・内部進学・立地・校風の違い

青山学院大学に進みやすいのはどの学校か

青山学院大学への進学のしやすさでは、青山学院中等部が圧倒的に有利です。直系附属校として中等部から高等部への内部進学率が高く、高等部では青山学院大学にない学部などに進学する生徒を除いて約85%が青山学院大学へ内部進学しており、系属校とは接続の強さが根本的に異なります。

横浜英和は系属校推薦資格取得者122名・青山学院大学合格106名という高い実績を持ち、「条件付き」ではあるものの十分な青学進学実績があります。浦和ルーテルも系属校推薦の枠はありますが、卒業生数が少ないため実数としては18名程度にとどまっています。

偏差値と倍率を並べて見る難易度

青山学院系3校の難易度・進学率比較(2026年度入試)
四谷大塚Aライン80偏差値・実質倍率・青山学院大学との接続の目安を一覧で比較
学校名 偏差値(四谷大塚) 主な実質倍率 入試日 青学大との接続の目安
青山学院中等部 男子59/女子62 男子2.7倍/女子4.4倍 2月2日 高等部では約85%が青山学院大学に内部進学
横浜英和(A日程) 56 2.5倍 2月1日 系属校推薦資格取得者122名/青山学院大学106名
横浜英和(B日程) 59 5.2倍 2月3日午後 同上
浦和ルーテル(第1回) 56 約2.7倍 1月10日 2025年度大学入試で青山学院大学18名(卒業生73名)
浦和ルーテル(第2回) 55 約25.5倍 1月24日 同上
青山学院中等部
偏差値(四谷大塚) 男59/女62
主な実質倍率 男2.7/女4.4倍
入試日 2月2日
青学大との接続の目安 高等部では約85%が青山学院大学に内部進学
横浜英和(A日程)
偏差値(四谷大塚) 56
主な実質倍率 2.5倍
入試日 2月1日
青学大との接続の目安 系属校推薦資格取得者122名/青山学院大学106名
横浜英和(B日程)
偏差値(四谷大塚) 59
主な実質倍率 5.2倍
入試日 2月3日午後
青学大進学率の目安 同上
浦和ルーテル(第1回)
偏差値(四谷大塚) 56
主な実質倍率 約2.7倍
入試日 1月10日
青学大進学率の目安 卒業生の約25%
浦和ルーテル(第2回)
偏差値(四谷大塚) 55
主な実質倍率 約25.5倍
入試日 1月24日
青学大進学率の目安 同上

上の表からわかるとおり、偏差値帯では青山学院中等部がトップに位置し、横浜英和A日程と浦和ルーテル第1回が56前後で並びます。ただし、横浜英和B日程は偏差値59と中等部の男子偏差値に匹敵し、倍率も5.2倍と非常に厳しい入試です。偏差値だけでなく、受験する「回」に注目して難易度を判断する必要があります。

都心・横浜・埼玉と立地や校風で選ぶべき学校が変わる

3校は立地と校風がまったく異なります。志望校選びでは、大学進学率だけでなく「6年間通い続けられる環境かどうか」を重視してください。

  • 青山学院中等部:渋谷・表参道の都心立地。1クラス32名×8クラスの中規模で、自由な校風。ブランド力と大学接続の強さを最重視する家庭向け
  • 青山学院横浜英和:横浜市蒔田の閑静なエリア。帰国生が約60名在籍するグローバルな環境。神奈川在住で青学系+外部難関大も視野に入れたい家庭向け
  • 浦和ルーテル学院:さいたま市浦和美園のスクールバス通学型。1クラス25名の少人数教育。埼玉方面在住で、きめ細かな面倒見を求める家庭向け

同じ「青学系」でも、都心ブランド・グローバル教育・少人数教育と、それぞれ打ち出す価値が異なります。お子さまの性格や通学時間、ご家庭の教育方針を軸に選ぶことで、入学後の満足度が大きく変わります。

よくある質問

青山学院中等部と横浜英和は併願できますか?

はい、併願可能です。青山学院中等部は2月2日、横浜英和A日程は2月1日、B日程は2月3日午後なので、すべての日程が重なりません。

系属校に入学すれば必ず青山学院大学に進学できますか?

いいえ、自動的に進学できるわけではありません。横浜英和・浦和ルーテルとも系属校推薦を受けるには、高校3年間の学業成績や学力試験、人物評価などの条件を満たす必要があります。ただし、横浜英和では推薦資格取得者122名中106名が青山学院大学に合格しており、条件を満たせば高い確率で進学できる状況です。

浦和ルーテル学院の1月入試は「お試し受験」として使えますか?

浦和ルーテルの第1回入試は1月10日に実施されるため、2月校の前に実戦経験を積む意味で受験する家庭は少なくありません。ただし、四谷大塚偏差値56と決して易しい学校ではなく、第1回でも実質倍率約2.7倍あります。「お試し」というよりは、しっかり合格を取りにいく意識で臨むことをおすすめします。

青山学院中等部の女子入試が厳しいのはなぜですか?

青山学院中等部は2月2日入試のため、2月1日の女子御三家を受けた層が併願しやすく、女子の出願が集中しやすい構造になっています。2026年度は男子実質倍率2.7倍に対し女子4.4倍、合格最低点も女子が男子より11点高く、女子にとって非常に競争の激しい入試です。

3校のなかで学費が最も安いのはどこですか?

入学時納付金ベースでは浦和ルーテル学院が最も低い水準です(入学金20万円+授業料等を含め約27万円台)。横浜英和は入学金28万円+施設費12万円で計40万円、青山学院中等部は1年次合計約165万9,000円(入学金32万円含む)となっています。ただし授業料や年間総額は年度により変動しますので、最新の募集要項で必ずご確認ください。

まとめ

青山学院大学に中学受験でつながる学校は、直系附属の青山学院中等部と、系属校の横浜英和・浦和ルーテルの計3校です。

青山学院大学への進学を最優先するなら、内部進学率約85%を誇る青山学院中等部が最有力候補です。四谷大塚偏差値は男子59・女子62と高難度ですが、それに見合う大学接続の強さとブランド力があります。

青山学院横浜英和中学校は、神奈川方面からのアクセスに優れ、系属校推薦で青山学院大学に進む道と外部難関大を目指す道の両方を持てる学校です。複数回入試のため受験チャンスが多い点も戦略的に使いやすいでしょう。

浦和ルーテル学院は、1月入試で早期に合格を確保でき、1クラス25名の少人数教育を受けられるのが魅力です。青学系属でありつつ進路が多様なため、「青学だけに縛られたくないが選択肢は持っておきたい」という家庭に向いています。

3校はいずれも「青山学院」の名を冠しているものの、大学との接続の仕組み、難易度、立地、教育方針がそれぞれ異なります。偏差値やブランドだけでなく、お子さまの性格・通学時間・ご家庭の教育方針を総合的に考え、6年間を見据えた最適な学校選びをしてください。

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