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【中学受験】保護者必見!塾の面談で聞くべきこと・質問は?

中学受験は親の受験と言われるほど親の役割は大きく、合否に影響します。

特に、塾選び・入塾時の面談、通っている塾での定期面談では、親がしっかりと情報収集する必要があります。

中学受験で上手くご家庭は、しっかりと情報収集されていると感じます。

本記事では「塾選び・入塾時の面談」「入塾後の定期面談」で聞いたほうがよい質問をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

Contents

塾選び・入塾時の面談で聞く質問

相談・入塾面談前に調べておきたいこと!

塾選びの際、体験授業や相談に参加するはずです。

その際、事前に塾に関する知識がある程度あるかどうかでお子さんに合った塾選びが出来るようになります。

以下のポイントは事前に調べておきましょう。

いずれも塾のWebサイトから判断できるはずです。

私立中学向けの指導がメインか、それとも公立中学向けか

中学受験の塾には、私立中学の受験に特化した塾公立中学の受験に特化した塾があります。

私立中学の受験を目指すのか、公立中学の受験を目指すのかによって、勉強内容は大きく異なりますので、事前にお子さんがどちらを目指すのか、どちらに特化した塾を探すのかを明確にしておきましょう。

同一の塾内に、私立・国立中を目指すコースと、公立中学を目指すコースがある場合もあります。

集団指導か個別指導か

中学受験塾には、集団指導の塾個別指導の塾があります。

近年は個別指導だけで中学受験される方も増えいますが、主に価格面から集団指導の塾に通う方が多数派です。

集団指導の塾に通いつつ、算数や苦手科目の強化、宿題のサポートを目的として個別指導塾に通う方もいます。

合格実績はどのような学校が多いか

塾の合格実績も事前にチェックしておきましょう。

最難関中学を目指すのあれば、難関中学への合格実績が豊富な塾に入塾することになるでしょう。

ただし、最難関中学への合格実績が豊富ということは、ハイレベルな受験生をターゲットとした教材や授業の進め方であるという点には注意しておきましょう。

通っている塾の合格実績のレベルが高くても、ついていけなければ本末転倒です。

質問①:普段の授業の授業時間、時間割、授業料の仕組み

まずは授業時間、時間割(時間帯)、授業料など、塾のシステムについて質問しましょう。

以下の項目は要チェックです。

  • 習い事と塾の曜日が重ならないか
  • 小学校が終わってから向かって間に合うか
  • 送迎する場合は親の仕事の都合も考慮する
  • 授業が終わる時間は夜何時になるのか
  • 塾に行く方法、帰る方法(送迎、バス、電車など)
  • 結局、年間いくらかかるのか。学年が上がるとどうなるのか。

質問②:季節講習の期間、時間割、授業料の仕組み

夏期講習、冬期講習はほぼすべての塾が実施します。
これらの時期は小学校が長期休みのため、朝から授業があったりと、普段の授業とは時間帯が異なることがほとんどです。

なお、中学受験塾では、季節講習の受講を前提としてカリキュラムが組まれていることがほとんどですので、授業料についても事前に確認しておきましょう。

質問③:自習室があるか

一部の塾では、自習室を利用することができます。

平日の授業が始まる前の時間帯や、土日に利用できると便利ですよね。

質問④:質問ができるか

質問対応をしてくれるかも確認しておきましょう。

授業の前後の時間帯に質問時間を設けている塾もあります。

ただ、そういった一斉質問のタイミングでは、中々自分から質問にいけないお子さんもいるかもしれません。

質問対応をしてくれるか、質問OKな場合は質問するタイミングや場所を聞いておきましょう。

質問⑤:親のサポートはどの程度必要か

中学受験は、基本的には親のサポートは必須ですが、塾の方針・スタイルによって、親の負担が異なります。

週当たりの通塾日数・時間が多い塾は、比較的、塾に勉強を任せてしまってよい塾と捉えることができます。

一方で、通塾日数・時間が少ない塾では、塾で学んだことを、家庭学習でしっかり定着させることが求められます。

共働き家庭の場合、できるだけ塾で完結して欲しいという思いもあるでしょうから、親がどのようなサポートをすべきかを聞いておきましょう。

質問⑥:1クラス何人の授業なのか

集団指導の塾にも、10名以下の小規模なクラスの塾から20名程度の大規模なクラスで授業を実施する塾まで様々です。

一般的には、規模が小さいほど、お子さん一人ひとりへの面倒見は良くなる傾向にあります。

塾の比較検討の材料の1つとしましょう。

入塾後の定期面談【4年生~6年生春ごろ】で聞く質問

頻度は様々ですが、基本的には、塾では定期的に保護者面談を行います。

まずは4年生~6年生頭ごろの面談において、聞いておくべき質問をご紹介します。

質問①:普段の授業の様子はどうか

面談担当の先生は、授業を担当している先生など、お子さんの普段の様子を把握している先生が担当することが多いです。
少なくとも、授業担当の先生と情報を共有しているはずです。

授業中に寝たりおしゃべりしないで真面目に取り組めているか、小テストの出来はどうか、理解度はどうかなど、普段の様子、状況を共有してもらうようにしましょう。

「塾の授業が全然わからない!だから宿題も全然進まない!」とお子さんが言っているというお悩みがありますが、実は塾の授業を聞いていないだけということもあります。
逆に、家で見る様子からは想像できないほど真剣に授業に取り組んでいることもあります。

お母さん、お父さんの想像とは異なることもあるはずですので、塾での様子は聞いておきましょう。

質問②:もっと成績を伸ばすためにはどうすればいいか

塾の先生はかなり多くの生徒を見ていますから、性格や学力レベルなどに応じて適切なアドバイスが可能です。

おすすめの教材や勉強の仕方など具体的な話から、家で集中して勉強できない、宿題が多すぎて消化しきれないから優先順位をつけたいなど、お子さんの状況に合わせたアドバイスをしてくれるはずです。

質問③:家庭学習ではなにをすればいいか

塾から配布されるテキストやプリントはかなりボリュームがあり、ほとんどのお子さんにとって全てを完璧に消化することは現実的ではないでしょう。

そのため、現在の学力を踏まえて、家庭で優先的にどんな勉強をすべきか聞いておくことをおすすめします。

塾の先生はテキストの構造を正確に把握していますから、お子さんの学力を踏まえて、これくらいなら頑張ってこなせるし、学力を伸ばすにも十分な量でアドバイスをくれるはずです。

質問④:現時点の成績で目指せる志望校はどこか

中学受験のご経験がある保護者の方であれば、偏差値を見ればなんとなく志望校が思い浮かぶかもしれません。

しかし、ご経験がない保護者の方の中には、なにがなんだかわからず、どうやって志望校を考えればいいのか検討もつかない方もいるのではないでしょうか。

小4、小5の段階で志望校を決める必要はありませんので、偏差値や塾内順位がこのくらいの成績だと、この辺りの中学を目指すことができるというラインを把握しておくことが大切です。

小6になると志望校判定テストが実施されますので、より現実的に志望校を検討していくことになります。

入塾後の定期面談【6年生夏~直前期】で聞く質問

小6の夏以降の面談では、受験を意識した以下のポイントについても質問するようにしましょう。

質問①:第1志望校をこのまま目指していて大丈夫か。第2志望以降はどこが適切か。

小6の夏頃まで、模試で第1志望校の合格率が20%未満の判定が出てしまっているお子さんもかなり多いのが実態です。

第1志望校は譲らずに目指すことでお子さんの勉強のモチベーションになる側面もありますので、チャレンジ校として受験することは問題ありませんが、全落ちを避けるためにも第2志望校以降は堅実に考えなければいけません。

学校によって入試日程も異なり、複雑なシミュレーションが必要になり、また、志望校によって取り組む過去問が異なります。

お子さんが自分で受験校を組むことは難しいので、親が情報収集、状況判断をして考えましょう。

【中学受験】志望校の併願シミュレーションと当日スケジュールの立て方!

質問②:過去問に取り組むべきか。基礎を固めるべきか。

難関校を順調に目指すことができるレベルであれば、小6の夏以降は過去問にしっかりと時間を使ってもOKです。

しかし、ほとんどのお子さんは、夏ごろの時点では、まだ基礎固めが必要な単元や科目が多く残っているのが実態であり、過去問演習よりも、そういった単元や科目の学びなおしに時間を使う方が有効です。

ただし、残り時間も限られていますから、簡単な問題ばかり解いたり、難しい問題ばかりを解いてしまうようなことがないよう、効率よく段階的な学習内容を選定しなければなりません。

こういった観点で、過去問に取り組むべきか、基礎固めをするべきなのであれば、どのような教材でどのように学習を進めるべきなのか、時期の目安と合わせて質問してみましょう。

質問③:過去問はどの学校を何年分、いつやるべきか

上2つの質問とも関連しますが、志望校の過去問を何年分、いつやるべきかも聞いておきましょう。

かなり特徴的な入試の場合は十分な対策が必要ですが、そうではない場合、ぎりぎりまで基礎固めを行い、12月末頃から過去問に取り組むケースもあります。

総合的に判断してもらうのがよいでしょう。

質問④:今最も優先順位の高い勉強はなにか。

過去問なのか、それとも基礎固めなのか、そしてどの科目に注力すべきなのか、優先順位を把握しましょう。

志望校によって、科目数や4科目の配点、傾向が異なり、残り限られた時間で少しでも得点に繋がる勉強をする必要があることを考えると、優先順位をつけることができますが、特に学校ごとの入試の傾向は塾の先生に聞いたほうが確実です。

質問⑤:受験スケジュールの組み方はどうすればいいか

基本的には12月が最後の合格判定模試になります。

この結果を受けて、受験パターンを検討し、塾の先生にアドバイスをもらいましょう。

関東圏であれば1月受験はどうするのか、2月1日に第1志望校を受けるのか、それともおさえの学校を受けるのかなど、お子さんの学力、志望校も考慮して検討する必要があります。

チャレンジ校ばかりになっていないか、午後受験もしたほうがよいか、2科目で受けられる学校はないか、合格発表は当日か翌日かなど、ここは中学受験の知識がものを言います。

塾の定期面談に参加するときの注意点!

聞きたいことを事前にまとめておく!

面談時に聞きたいことは事前に整理しておきましょう。

本記事でご紹介している質問以外にも、実際にはもっと細かな相談がたくさんあるはずですので、せっかくの機会に漏らさず聞いておきましょう。

塾に複数通っている場合は必ず成績表を持っていく!

集団塾をメインに個別指導塾に通っている方や、特定科目の専門塾などに通っていて、その塾の先生と面談する際は、集団塾での成績を持参するようにしましょう。

塾の先生に直近の状況をできるだけ正確に把握してもらうことで、的確なアドバイスをもらうことができます。

また、集団塾においても、他塾開催の模試を受験している場合はその結果も必要に応じて持っていくようにしましょう。

時間を延長することは難しいことが多いので、遅れないようにする!

塾の先生は多忙です。

特に教務担当の先生の場合、面談直後に次の面談や、授業があることがほとんどです。

後ろに時間をずらしたり、その場で時間を延長することは難しいと考えておいた方が良いでしょう。

仕方のない事情で遅刻する場合などは事前に塾に連絡し、状況に応じて日程を再調整するようにしましょう。

こんな時は臨時面談をお願いしよう!

受験直前期に成績が急にガクンと下がってしまったとき

受験直前期に成績が急に下がってしまった場合、お子さん本人も親も焦りを感じるはずです。

「なぜこんなに成績が下がってしまったと考えられるか」
「この成績の下がり方を受けて、志望校変更を検討したほうがよいか」

というようなことを相談してみましょう。

試験の難易度や科目によっては「そこまで気にしなくて大丈夫」と言ってもらえる場合もありますし、志望校の変更を検討したほうが良い場合もあります。

志望校について相談する場合は、事前に塾の先生に希望の受験パターン案や、どのような学校に変更しようと考えているのか、他に学校を選ぶとしたらどんな基準で学校を選ぶのかなどを事前に共有しておくと話がスムーズです。

お子さんが塾や勉強を嫌がってしまった時

受験直前期は保護者の方もお子さんのメンタルも不安定になります。

そのため、模試の結果や普段のお子さんの様子が発端となって、喧嘩になってしまったり、お子さんが勉強を放棄したりしてしまうこともあります。

そういった場合は塾の先生にも相談してみましょう。

多くの生徒を見てきている先生からすれば珍しいことではありませんから、経験を踏まえてアドバイスをくれるはずですよ。

面談に関するよくある質問

服装に気を付ける必要はあるか

塾の面談では服装に気を付ける必要はありません。

カジュアルな私服で大丈夫です

子どももつれて3者面談がいいのか

状況によりますので、塾の先生に聞いてみましょう。

苦手科目の話や普段の授業態度については、お子さんが聞いてしまうと自信をなくしてしまう可能性があるため、先生がお子さんの前ではストレートには話しづらいかもしれません。

一方、緊張感を持ってもらったり、今後の受験勉強に向けて気持ちを入れ替えてもらう目的でお子さんに同席してもらったほうが良い場合もあります。

手土産は必要か

不要です。

ダメというわけではなく、もらえれば先生方も嬉しいはずですから、渡しても問題ありませんよ。

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LEFYの中学受験個別指導

当塾LEFYでは、

  • 集団塾の宿題がスムーズに進まない
  • その結果、毎月のテストで思うような結果が出ない
  • もっと勉強するように言うが、喧嘩になってしまう
  • 今のレベルで第1志望は狙えるの?他にいい学校は?
  • 計算ミスが減らない。図や式を書かない

などなど、中学受験を目指すご家庭の多くが抱えるお悩みに対して、お子さんの性格、タイプ、現在の学力に応じて、随時アドバイスしています。

一気に偏差値を10、20上げるような魔法はありません。
ご家庭、塾が協力しつつ、現状から少しずつでも改善し、勉強習慣を含めて基礎力をつけていくことで、最終的に6年生になったときに偏差値に結果が表れてきます。

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