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中学受験の入試直前期に親ができることは?

「入試直前期はなにをするのがいいのでしょうか。」
というご質問をよくいただきます。

入試本番が近づき、親子で緊張感が高まる中、親はいったい何をしたらよいのだろうと迷われますよね。

今回は、中学受験の入試直前期に親ができること、意識しておきたいことをご紹介していきます。

中学受験で第1志望校に合格できる受験生は3割程度と言われており、多くの受験生がギリギリで合否が分かれます。
最後の最後まで最善を尽くすことで合格に近づきますので、本記事を参考にしながら、しっかりとお子さんをフォローしてあげてください。

入試直前期に親ができること6点

①食事や規則正しい生活など、体調管理

入試本番期間はもちろん、入試直前期も風邪を引いたり体調不良にならないよう細心の注意を払いましょう。

栄養バランスを考えた食事を作ってあげ、早寝早起きの規則正しい生活サイクルが崩れないようにお子さんの行動を促してあげてください。

また、人が多いところに行くときはウイルス等の感染を避けるためにマスクを着用したり、天候に応じて服装を選ぶことも大切です。

②模試の結果を受けて受験校・日程を組みなおす

大手の模試ではSAPIX、四谷大塚、首都圏模試、日能研模試があり、どの模試も12月上旬~中旬がラストの模試になります。(一部年末、年始の模試もあります)

それらの結果を踏まえて、受験校を組みなおしましょう。

チャレンジ校ばかり、安全校ばかりにならないよう、受験日や午前・午後も考えながら受験校を考えてください。

ただし、たった一回の模試の結果だけで判断してはいけません。

例えば、ラストの模試では合格可能性が80%とでているものの、それまでの模試で合格可能性が20%未満続きだった場合、その志望校は安全圏の学校とは言い切れないでしょう。

逆も同様で、ずっと合格可能性が80%だったのに、ラストの模試で大きく失敗し、合格可能性が20%未満となってしまった場合も、受験を諦める必要はないでしょう。

必ず複数回の模試の結果を総合的に考慮して検討するようにしてください。

③受験本番期間のシミュレーション

中学受験の入試本番期間は、地域ごとに異なるものの、多くの学校が数日間に集中しています。

そのため、

  • 第1志望校を受けるとちょうどよいレベル感の第2志望校を受けられない
  • 2月1日の午前に受験をした後、すぐに移動して午後受験をする
  • 2月1日の合否に応じて2月2日以降の受験校が変わる

というような点を考慮しながら、綿密に入試期間のスケジュールを立てる必要があります。

さらには、

  • 出願書類の対応
  • 遠方での受験ならホテルの予約
  • 親の有給休暇取得
  • 入学金の振込み期限

等々も事前に調べ、対応しておく必要があります。

数年間の努力がこのようなミスで水の泡になってしまわないよう、入念に下調べとシミュレーションをしておきましょう。

■関連記事
【中学受験】志望校の併願シミュレーションと当日スケジュールの立て方!

④苦手単元や過去に間違えた問題を収集し、お子さんに解いてもらう

これまで取り組んできたテキスト・プリントや模試の結果などを見なおし、お子さんの苦手単元やよく間違える問題をお子さんに解いてもらいましょう。

お子さんに直接苦手なものを聞いたり、普段授業を担当してくれている塾の先生に聞いてもいいですね。

注意点は「難問に時間をかけないこと」です。

難問の多くは、基本的な考え方を発展させたものですのでオリジナリティがあり、入試本番に同じような問題が出る可能性は低いです。

入試直前期は汎用性の高い考え方が求められる問題や、基本的な知識の確認問題に取り組みましょう。

最難関校を目指している場合は、頭をひねるような問題にも一定量取り組む必要があります。

入試直前ギリギリまで「苦手の克服」と「知らないもの、忘れているものを覚える」ことに取り組んでください。

⑤お子さんのモチベーションを上げる

入試直前期だけに限った話ではないのですが、直前期はより一層「お子さんのモチベーションを上げるような発言をする」ことを意識しておきましょう。

テストの点数、入試の出来不出来は、モチベーションでかなり大きく変わります。

お子さんが最後の最後まで前向きに勉強に取り組み、自信を持って入試本番を迎えることができるようにしてあげてください。

直前期はお子さんも緊張や焦りを感じていますが、親も同じく緊張や焦りを感じていて、ふとした瞬間によくない発言や態度がでてしまう可能性がありますので注意しましょう。

⑥どんな結果も受け入れられる心構えをしておく

どんな受験においても、どんなに安全校を受けても、最悪の場合、どうしても全落ちが考えられます。

全落ちではなくても、入試本番中に頭が真っ白になったり、試験中に体調を崩してしまう可能性は少なからずあり、志望順位の高い学校に入学できない可能性はあります。

最終的にどのような結果になったとしても、親が慌てふためくことなく、落ち着いて結果を受け入れることが出来るようにしておきましょう。

入試直前期に親がやってはいけないこと・注意点

親が焦った様子やイライラした様子でお子さんに接する

先述した通り、入試直前期に緊張や焦り、不安を感じているのはお子さんだけでなく、保護者もです。

塾の小テストで結果が悪かったり、休憩時間がちょっと長引いてしまったり、受験生の自覚はあるのか!?と思うような言動が目についた時、無意識に棘のある言葉を発してしまうかもしれません。

強い口調で伝えたところでお子さんが思った通りに動かず、むしろマイナスなことしかないことはこれまでの受験勉強でご認識されているはずですので、特にセンシティブな直前期は決してイライラした態度を出さないことを肝に銘じておきましょう。

■関連記事
【中学受験】子供が全然勉強しない…。親がイライラしてしまうときは?

勝手に志望校を変える

最後の模試の結果や出願動向を踏まえて冷静に考え直した結果、受験校を変更することになるかもしれません。

中学入試は特定の期間に多くの学校が集中しているため、第1志望を変えると第2志望、第3志望校も変更する必要が生じることがあります。

その中で、一度も学校見学に行ったことがなく、お子さんが名前を聞いたこともないような学校にしたり、お子さんが以前見学に行って気に入らなかった学校を受験することにしてしまうと、当然、お子さんは不満に感じます。

直前期に柔軟な学校選びができるよう、早めの時期からチャレンジ校だけでなく、裾野を広げて幅広い学校を視野にいれておくことが大切です。

LEFYの中学受験個別指導

当塾LEFYでは、

  • 集団塾の宿題がスムーズに進まない
  • その結果、毎月のテストで思うような結果が出ない
  • もっと勉強するように言うが、喧嘩になってしまう
  • 今のレベルで第1志望は狙えるの?他にいい学校は?
  • 計算ミスが減らない。図や式を書かない

などなど、中学受験を目指すご家庭の多くが抱えるお悩みに対して、お子さんの性格、タイプ、現在の学力に応じて、随時アドバイスしています。

一気に偏差値を10、20上げるような魔法はありません。
ご家庭、塾が協力しつつ、現状から少しずつでも改善し、勉強習慣を含めて基礎力をつけていくことで、最終的に6年生になったときに偏差値に結果が表れてきます。

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