勉強のコツ

早慶の総合型入試(旧AO入試)の特徴まとめ!試験別に徹底整理

総合型選抜(旧AO入試)は、学力試験だけでは測れない「意欲・経験・思考力」を総合的に評価する入試で、近年、募集枠も拡大傾向にあります。

この記事では、早稲田大学・慶應義塾大学それぞれの総合型選抜を試験方式別に整理しました。選考の特徴やフロー、対策のポイントまで網羅的にまとめています。なお、募集人数や選考日程は変更される可能性がありますので、必ず各大学の公式募集要項で最新情報をご確認ください。

この記事でわかること
  • 総合型選抜(旧AO入試)の基本的な仕組みと一般選抜との違い
  • 早稲田大学の主要な総合型選抜10方式の特徴と選考フロー
  • 慶應義塾大学の主要な総合型選抜5方式の特徴と選考フロー

Contents

そもそも総合型選抜(旧AO入試)って何?

総合型選抜とは、受験生の学力だけでなく、活動実績・志望理由・将来のビジョンなどを多角的に評価する入試方式です。かつては「AO(アドミッションズ・オフィス)入試」と呼ばれていましたが、2021年度入試から文部科学省の方針により「総合型選抜」に名称が統一されました。

ただし、例えば慶應義塾大学のSFC(総合政策学部・環境情報学部)のように、引き続き「AO入試」という名称を使っている大学・学部もあります。

選考は、試験方式や学部によって大きく異なりますが、主に以下のような要素が組み合わされます。

総合型選抜で見られやすい主なポイント
  • 志望理由書・推薦書
  • 小論文や筆記試験
  • 面接・プレゼンテーション
  • 課外活動やコンテストの実績
  • 学校の評定・成績
  • 英語外部検定試験のスコア

一般選抜とは何が違うの?

一般選抜は「当日の試験の点数」で合否が決まるのに対し、総合型選抜は「大学で何を学び、どう成長したいのか」というマッチングを重視する入試です。つまり、大学側が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致しているかどうかが評価基準となります。

そのため、評価される力も多岐にわたります。論理的な思考力や表現力はもちろんのこと、主体性・協働性・探究心といった「数値化しにくい力」が問われるのが特徴です。

早慶の総合型選抜一覧

早稲田大学と慶應義塾大学では、複数の学部が総合型選抜を実施しています。早稲田大学では「地域探究・貢献入試」「全国自己推薦入試」「創成入試」など名称もさまざまです。慶應義塾大学では「FIT入試」「AO入試」「自主応募制推薦」など独自の名称が使われています。

早慶で実施されている公募制の総合型選抜は以下のとおりです。
(2026年4月3日時点で公表されている情報を基に記載しています。)

早稲田の総合型選抜まとめ

  • 1 地域探究・貢献入試 募集人数:各学部若干名 対象学部はこちら
    対象学部
    • 法学部
    • 教育学部
      • 教育学科教育学専攻生涯教育学専修
      • 教育学科教育学専攻教育心理学専修
      • 教育学科初等教育学専攻
      • 国語国文学科
      • 社会科地理歴史専修
      • 理学科地球科学専修
    • 文化構想学部
    • 文学部
    • 人間科学部
      • 人間環境科学科
      • 健康福祉科学科
      • 人間情報科学科
    • スポーツ科学部
  • 2 社会科学部 全国自己推薦入学試験 募集人数:35名
  • 3 文化構想学部 国際日本文化論プログラム 募集人数:15名
  • 4 国際教養学部 AO入試 募集人数:95名
  • 5 創造理工学部 早稲田建築AO入試(創成入試) 募集人数:約25名
  • 6 先進理工学部 特別選抜入試 募集人数:各入試とも若干名
  • 7 人間科学部 FACT選抜入試 募集人数:全体で若干名
  • 8 スポーツ科学部 総合型選抜Ⅰ群(トップアスリート入試) 募集人数:若干名
  • 9 スポーツ科学部 総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入試) 募集人数:60名
  • 10 スポーツ科学部 スポーツサポート歴入試 募集人数:若干名

慶應の総合型選抜まとめ

  • 1 文学部 自主応募制による推薦入学者選考 募集人数:120名
  • 2 法学部 FIT入試 法律学科:最大80名 政治学科:最大80名
  • 3 理工学部 分野志向型入試 電気情報工学科:最大10名程度 数理科学科:最大10名程度 化学科:最大4名程度
  • 4 総合政策学部・環境情報学部 AO入試 総合政策学部:150名 環境情報学部:150名
  • 5 看護医療学部 AO入試 募集人数:若干名

早稲田の総合型選抜(試験方式別)

早稲田大学では多くの学部で総合型選抜を実施しており、学部ごとに選考内容が大きく異なります。ここではそれぞれの方式について、特徴と選考フローを整理します。

地域探究・貢献入試

募集人数:各学部若干名

対象学部の一覧(タップで表示)

法学部

教育学部

  • 教育学科教育学専攻生涯教育学専修
  • 教育学科教育学専攻教育心理学専修
  • 教育学科初等教育学専攻
  • 国語国文学科
  • 社会科地理歴史専修
  • 理学科地球科学専修

文化構想学部

文学部

人間科学部

  • 人間環境科学科
  • 健康福祉科学科
  • 人間情報科学科

スポーツ科学部

2025年度
志願者数・合格者数

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学部 募集人員 志願者数 1次選考合格者数 (書類審査) 2次選考合格者数 (総合試験) 最終選考合格者数 (共通テスト)
法学部 若干名 57 47 11 7
教育学部 若干名 35 24 15 3
文化構想学部 若干名 72 47 16 7
文学部 若干名 24 21 3 0
人間科学部 若干名 21 18 11 6
スポーツ科学部 若干名 11 5 2 0
合計 220 162 58 23
法学部
募集人数    : 若干名
志願者数    : 57
1次選考合格者数: (書類審査) 47
2次選考合格者数: (総合試験(筆記試験)) 11
最終選考合格者数: (共通テスト) 7
教育学部
募集人数    : 若干名
志願者数    : 35
1次選考合格者数: (書類審査) 24
2次選考合格者数: (総合試験(筆記試験)) 15
最終選考合格者数: (共通テスト) 3
文化構想学部
募集人数    : 若干名
志願者数    : 72
1次選考合格者数: (書類審査) 47
2次選考合格者数: (総合試験(筆記試験)) 16
最終選考合格者数: (共通テスト) 7
文学部
募集人数    : 若干名
志願者数    : 24
1次選考合格者数: (書類審査) 21
2次選考合格者数: (総合試験(筆記試験)) 3
最終選考合格者数: (共通テスト) 0
人間科学部
募集人数    : 若干名
志願者数    : 21
1次選考合格者数: (書類審査) 18
2次選考合格者数: (総合試験(筆記試験)) 11
最終選考合格者数: (共通テスト) 6
スポーツ科学部
募集人数    : 若干名
志願者数    : 11
1次選考合格者数: (書類審査) 5
2次選考合格者数: (総合試験(筆記試験)) 2
最終選考合格者数: (共通テスト) 0
合計
志願者数    : 220
1次選考合格者数: (書類審査) 162
2次選考合格者数: (総合試験(筆記試験)) 58
最終選考合格者数: (共通テスト) 23

【特徴】
地域探究・貢献入試は、地域課題への探究活動に取り組んできた受験生を対象とした入試です。選考は、1次の書類審査、2次の総合試験(筆記)、最終選考としての大学入学共通テストの3段階で行われます。

1次では、地域課題への問題意識、これまでの活動、大学での学び、卒業後の地域貢献までを整理した課題レポートの提出が求められます。2次では、統計資料をもとに課題発見・分析・提案を行う論述と、自分の課題レポートを大学での学びにつなげて論じる試験が課されます。

抑えておきたいポイント!
①評定平均による出願資格の制限なし。
②課題レポートの提出が必要。
③大学入学共通テストの出願・受験が必要。
④他の入試制度および他大学の受験も可能。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 調査書(学校の成績)
    調査書以外の出願資格証明書類は募集要項に詳細が記載されています。
    (高卒認定や海外高校卒業など)
  2. 課題レポート(A4サイズ4枚程度)
    【記入項目】
    ① どのようなことを地域の課題と考えているか
    ② その課題があることを意識したのはなぜか
    ③ その課題に関連して今までどのような活動を行ってきたのか
    ④ どの学部に入学し、何を学びたいと考えているか
    ⑤ 卒業後にどのように地域へ貢献することを考えているのか
二次選考
総合試験(筆記試験)

論理的思考力を問う試験

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試験時間:120分

2026年度の試験(大問2題)

大問1

日本の都道府県別・年齢別の転入超過人数(県に入ってきた人から県を出た人を引いた人数)の表が与えられ、その表から都道府県を自分で選び、表の数字を分析して見えてくる課題や今後の展望、解決策を1001字~1200字で答えることが求められました。

大問2

一次選考で提出した課題レポートで書いた地域の課題、解決策に関して、大学でどのようなことを学び、学びを通じてどのように成長していけるかを601字以上~800字以内で答えることが求められました。

最終選考
共通テストでの選考

指定科目の共通テストで合否判定

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合格基準:学部ごとに指定された共通テスト科目(3教科3科目)で合否判定。300点換算で240点以上が合格基準。

補足:外国語(100点分)、他2科目(各100点ずつ)。
※他2科目は学部により異なります。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 評定平均が出願資格として課されている入試ではないため、その点だけを見ると出願のハードルは比較的低めです。
  • 2 早慶の他の総合型選抜と比べて、提出書類の分量自体は極端に多いわけではありません
  • 3 二次選考の総合試験は、限られた時間の中で論理的な文章を書く力が求められるため、論述に慣れていない受験生にとっては難しく感じられるでしょう。
  • 4 最終選考では共通テストで高得点が求められるため、学力面でのハードルはかなり高めです。体感としては、一般選抜でもある程度通用する学力が求められる入試だと考えた方がよいでしょう。
  • 5 どの学部学科も合格者は0~5人前後なので、選考のハードルは高い印象です。

早稲田大学の地域探究・貢献入試公式Youtube動画はコチラ↓

社会科学部 全国自己推薦入学試験

募集人数:35名
※全国を7つのブロックに分け、各ブロックから5名程度を目安に合格者が選ばれます。

2025年度
志願者数・合格者数

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募集人員 志願者数 合格者数
35名 264名 39名
募集人員: 35名
志願者数: 264名
合格者数: 39名

【特徴】
社会科学部 全国自己推薦入学試験は、学業成績だけでなく課外活動や社会的な取り組みを幅広く評価する入試です。出願時に志望理由書と活動報告書を提出し、1次の書類選考を通過すると、2次選考として小論文と面接が課されます。

社会科学部はもともと学際的な学びを重視しているため、特定の分野に限らず多様な関心や活動が評価される傾向にあります。

抑えておきたいポイント!
①評定平均4.0以上が必要。
②出願資格に活動実績/資格取得の記載あり。
③英語外部検定試験のスコアの基準あり。
④他の入試制度および他大学の受験も可能。
⑤調査書記載の欠席日数が45日以内。
※欠席日数に関する詳細は募集要項をご確認ください。

活動成績例 クリック・タップで詳細表示

公式資料に記載のある活動成績例

  • プレゼンテーション世界大会3位
  • 将棋全国大会優勝
  • 囲碁全国大会優勝
  • 新聞年間紙面審査賞最優秀賞
  • 映像コンテスト全国大会優秀賞
  • 放送コンテスト全国大会2位
  • 音楽コンクール全国大会金賞
  • 合唱コンクール全国大会金賞
  • 書道全国大会奨励賞
  • 弁論全国大会3位
  • 剣道全国大会優勝
  • 硬式テニス全国大会優勝
  • ソフトテニス全国大会優勝
  • 卓球全国大会優勝
  • スキー全国大会優勝
  • ラグビー全国大会2位
  • ソフトボール全国大会3位
  • サッカー全国大会3位
  • 柔道全国大会3位
  • バドミントン全国大会3位

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 調査書(学校の成績)
    全体の評定平均値4.0以上が必要。
  2. 志望理由書
    アピールしたい活動、そこから学んだこと、大学入学後にそれらをどう活かしたいかを800字以内で記述。
  3. 英語外部検定試験のスコア
    英検の場合は、CSEスコア1950以上(2級合格レベル)のスコア提出が必要。
    ※受検級や合否の指定なし。
  4. 活動記録報告書
    大会成績、生徒会活動、学校外での諸活動、資格など。
    ※大会成績は全体の順位の中でどの程度の位置を占めるかが客観的にわかる資料が必要。
二次選考
小論文・面接

現代社会の課題についての意見を求められる

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試験時間:90分

2026年度の試験(大問1題)

問題の趣旨

義務教育に携わる教員の過重労働が、なぜ十分に軽減されなかったのかを800字以内で論じる。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 評定平均4.0以上が必要なため、出願のハードルは少し高いです。
  • 2 提出書類はスタンダードで、併願しやすい入試だといえます。
  • 3 英検は2級合格レベルなので、取得のハードルはそこまで高くありません。
  • 4 小論文のテーマもスタンダードな印象なので、小論対策もしやすいです。

文化構想学部 国際日本文化論プログラム

募集人数:15名

2025年度
志願者数・合格者数

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募集人員 志願者数 一次試験合格者 最終合格者
15名 113名 60名 24名
募集人員: 15名
志願者数: 113名
一次試験合格者: 60名
最終合格者: 24名

【特徴】
文化構想学部 国際日本文化論プログラムは、英語による授業を中心としたカリキュラムで学びたい受験生が対象のため、早稲田の総合型選抜のなかでも特に英語力が重視される入試です。出願には英語外部検定の高いスコアの提出が必要で、1次の書類選考を通過すると、2次選考として英語での面接が課されます。

抑えておきたいポイント!
①評定平均による出願資格の制限なし。
②志望理由書や活動実績などを英語で書く必要あり。
③英語外部検定のスコア提出の必要あり。
④面接は英語のみ。
⑤制度上は他大学や他学部への出願を妨げるものではない。
※ただし、「当プログラムで学ぶことを強く希望する者」が出願資格であり、選考過程で志望動機や志望の度合いが確認される。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 調査書(学校の成績)
    学業成績(調査書評定平均)の基準点は特にありません。
    調査書以外の出願資格証明書類は募集要項に詳細が記載されています。
    (高卒認定など)
  2. 志望理由書
    大学入学後に学びたいことや、他の受験者にはない自分の強みを記述。
    ※英語(800 words程度)で作成。
  3. 英語外部検定試験のスコア
    英検の場合は、CSEスコア2300以上(準1級合格レベル)の提出が必要。
  4. Academic Honors(学業上の表彰等の実績)[任意提出]
    校内外の成績優秀者表彰、探究発表・研究発表の受賞、作文・小論文・読書感想文・弁論・プレゼン系の受賞、文芸誌や学芸系活動での実績など。
    ※英語で記載。また、内容証明として活動や団体の責任者(校長、顧問、団体責任者等)の署名が必要。
  5. Personal and Volunteer Activities(課外活動の実績)[任意提出]
    部活、委員会、生徒会、学校行事の運営、地域ボランティア、国際交流活動、NPOや地域イベントの手伝い、スポーツ大会への出場実績など。
    ※英語で記載。また、内容証明として活動や団体の責任者(校長、顧問、団体責任者等)の署名が必要。
二次選考
面接試験(英語)

志望理由書をベースにした英語面接

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基本的には、志望理由書をベースに、日本文化研究への関心や理解、入学後にどのようなことを学びたいかについて、英語で質問される。試験時間は15分。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 英検準1級レベルのスコア取得は少しハードルが高めです。
  • 2 志望理由書や課外活動の活動実績はすべて英語で記入する必要があり、二次も英語面接なので、英語が得意で、しっかり力を入れていないと合格は厳しい印象です。
  • 3 帰国生や、中高時代に海外で学んだ経験のある受験生は、800 words程度の英文を書くことに比較的慣れているケースが多く、そういった場合は出願のハードルはそこまで高くないと思います。

国際教養学部 AO入試(4月入学・国内選考)

募集人数:95名
(※2026年度入試の募集人数は100名)

2025年度
志願者数・合格者数

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募集人員 志願者数 筆記審査受験者数 合格者数
100名 736名 690名 147名
募集人員: 100名
志願者数: 736名
筆記審査受験者数: 690名
合格者数: 147名

【特徴】
国際教養学部(SILS)のAO入試は、早稲田の総合型選抜のなかでも特に英語力が重視される入試です。出願には英語外部検定のスコアが必要で、選考は「書類審査」および「筆記審査」によって行われます。(書類+筆記を総合評価する方式です。)

また、(出身高等学校の教育課程が日本の教育制度による課程か、日本以外の課程かどうかで)選考は「国内選考」と「国外選考」に分かれます。
※今回は4月入学・国内選考について記載しています。

提出書類は比較的スタンダードですので、筆記審査のウェイトが大きい印象を受けます。筆記審査の問題は、過去問演習を十分にしていないと、よほど英語が得意な場合を除いて、対応が難しいでしょう。

抑えておきたいポイント!
①評定平均による出願資格の制限なし。
②英語外部検定試験のスコアの提出が必要。
③筆記試験では最難関大レベルの英語力が求められる。
④他の入試制度および他大学の受験も可能。

【選考の詳細】

書類審査
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主な提出書類

  1. 調査書(学校の成績)
  2. 英語外部検定試験のスコア
    英検の場合、CSEスコアの明確な基準は公表されていませんが、一般選抜の水準を踏まえると、準1級程度が一つの目安になると考えられます。
    ※不合格級のスコアは提出はできません。
  3. 志望理由・活動報告
    【記入項目】
    ①これまでの経験と将来の夢をつなぐ場として、国際教養学部を選んだ理由
    ②中学卒業以降の国際体験が自分にどのような影響を与えたか
    ③中学卒業以降に一番力を入れて取り組んだこと、その経験を通じて感じたことや気づき
筆記審査(筆記試験)

Critical Writing(英語)と志望理由に関するエッセイ(日本語)

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試験時間:Critical Writing:120分/志望理由に関するエッセイ:30分

Critical Writing(英語)

英語長文の空欄補充や文法の正誤判定、内容の適否判定など、早慶の一般入試に近い形式・レベルの問題が出題されます。加えて、自分の意見を述べる自由英作文(Essay)2題(それぞれ200 words程度)が出題されます。
2026年度入試では、「翻訳作品を鑑賞することは原作を体験することだと思うか」「動物実験における遺伝子操作は必要か、それともやめるべきか」が自由英作文のテーマとして出題されました。

志望理由に関するエッセイ(日本語)

なぜ特定の専門学部(法学部や経済学部など)ではなく、複数の学問分野を横断して学ぶ国際教養学部を志望するのかについて、やや独特な形式で論じることが求められます。
2026年度入試では、パスカルの『学問の2つの分類』の文章の一節が与えられ、それを踏まえて、大学で学びたい分野の立ち位置を自身の学習経験から説明し、さらにパスカルの分類そのものへの賛否を論じる問題が出題されました。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 募集人数は比較的多めですが、出願者は英語が得意な受験生中心になりやすいため、実際にはレベルの高い競争になるはずです。
  • 2 筆記審査の読解問題は一般選抜レベルに近い印象で、英語が得意な人でないと安定して得点するのは難しいでしょう。
  • 3 自由英作文は少し独特なテーマが出題されるので、対策をしていないと書きにくいものが多い印象です。
  • 4 志望理由に関するエッセイは出題形式がやや独特なので、事前に対策・準備をしておかないと時間内に文章をまとめるのが難しいと思います。
  • 5 帰国生や中高時代に海外でしっかりと勉強してきた方にとっては、そこまでハードルは高くない印象です。筆記試験の志望理由に関するエッセイ(日本語)は事前にポイントを整理しやすいため、実際にはCritical Writingの得点力・英語力が合否に大きく影響しやすい入試と考えられます。

創造理工学部 早稲田建築AO入試(創成入試)

募集人数:約25名

2025年度
志願者数・合格者数

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募集人員 志願者数 一次試験合格者数 最終合格者数
約25名 86名 41名 15名
募集人員: 約25名
志願者数: 86名
一次試験合格者数: 41名
最終合格者数: 15名

【特徴】
創造理工学部建築学科で実施される「創成入試」は、建築に対する強い関心と独創的な発想力を評価する入試です。1次選考は志望理由書や活動実績などの書類審査、2次選考ではドローイング(鉛筆によるデッサン)や空間表現の課題が与えられ、その後、面接が行われます。

建築的なセンスや工学的な観点、空間認識能力を評価する実技試験があるので、他の総合型選抜とは準備・対策が大きく異なる点に注意が必要です。

抑えておきたいポイント!
①建築学科を第一志望とすることが出願資格。
(※その他の入試への出願は妨げない。)
②評定平均による出願資格の制限なし。
※数学や理科の取得単位数の基準があります。
③デッサンの実技試験あり。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 調査書(学校の成績)
    高校で数学I・II・A・Bを履修し、かつ理科を合計10単位以上履修している必要があります。
    (外国の高校に所属していた等の場合は募集要項に詳細が記載されています。)
  2. 志望理由(A4サイズ1枚程度)
  3. 入学後の勉強・研究計画(A4サイズ1枚程度)
  4. 活動実績
    アピールしたい活動の詳細をA4サイズ4枚以内でまとめる。
    例)学校行事や研究活動・創作活動・スポーツの活動実績など。
  5. 推薦状
    推薦者を1名選び、A4サイズ1枚程度で自分の推薦状を書いてもらう必要があります。
二次選考
筆記試験・面接

※面接はグループ面接と個人面接

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試験時間:筆記試験:120分/グループ面接:30分/個人面接:10分

筆記試験

提示されたテーマについて、鉛筆によるドローイングと文章説明による表現が求められます。
【2026年度入試(大問2題)】
■大問1
「重量と質感」をテーマに、自分で選んだ3つ以上のモチーフを同一空間に配置して描く、独創性重視の構成デッサンが出題されました。
■大問2
大問1で工夫した3つの点を320字以内で記述することが求められました。

面接試験

面接はグループ面接と個人面接の2回行われます。自己PR資料に基づいたプレゼン、これまでの活動内容や学習成果・意欲や、筆記試験の回答について問われます。
また、試験当日までに独創性や個性、リーダーシップなどをアピールする自己PR資料(書式・枚数自由)をA4サイズで準備し、試験当日に提出する必要があります。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 1次選考の提出書類は比較的オーソドックスで、書類の文量もそこまで多くないため、出願のハードルはそこまで高くないです。
  • 2 2次選考ではデッサン(実技)が求められるため、一般的な受験勉強だけでは対応できないでしょう。
  • 3 建築学科に特化した入試形式なので、本入試に絞って対策をしていかないと、合格のハードルはかなり高い印象です。

先進理工学部 特別選抜入試

2025年度
志願者数・合格者数

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種別 募集人員 志願者数 合格者数
化学グランプリ入試 若干名 4名 3名
日本学生科学賞入試 若干名 1名 0名
日本生物学オリンピック入試 若干名 1名 1名
化学グランプリ入試
募集人員: 若干名
志願者数: 4名
合格者数: 3名
日本学生科学賞入試
募集人員 若干名
志願者数 1名
合格者数 0名
日本生物学オリンピック入試
募集人員 若干名
志願者数 1名
合格者数 1名

【特徴】
先進理工学部の特別選抜は、理数系の高い能力や実績をもつ受験生を対象にした入試です。2026年度入試では応用化学科と生命医科学科のみの募集でした。

出願資格が特殊で、数学オリンピックや全国高校化学グランプリ、日本生物学オリンピック、情報オリンピックなどでの実績が必要なため、注意が必要です。出願資格を満たしているかは最新の募集要項を確認してください。

出願資格の実績一覧はこちら (いずれか1つ)
【数学オリンピック入試】
  • 過去の「日本数学オリンピック」において、予選合格(Aランク)した者。ただし、2021年(第31回)以降に、オンライン試験で実施された日本数学オリンピックの予選の結果は受付不可とする。
  • 2021年(第31回)以降で、予選をオンライン試験とした日本数学オリンピックの本選において、金賞、銀賞、銅賞、優秀賞のいずれかを受賞した者。
【化学グランプリ入試】
  • 過去の「全国高校化学グランプリ」一次選考において、上位10%以内の成績を修めた者。ただし、2020年以降に、オンライン試験で実施された化学グランプリの一次選考の結果は受付不可とする。
  • 2020年以降で、一次選考をオンライン試験とした化学グランプリの二次選考において、大賞、金賞、銀賞、銅賞のいずれかを受賞した者。
【情報オリンピック入試】
  • 過去の「日本情報オリンピック」本選において、Aランクとなった者。
【高校生・高専生科学技術チャレンジ入試】
  • 過去の「高校生・高専生科学技術チャレンジ(『高校生科学技術チャレンジ』を含む)」において、文部科学大臣賞・科学技術政策担当大臣賞・科学技術振興機構賞のいずれかを受賞した者(個人受賞に限る)。
【日本学生科学賞入試】
  • 過去の「日本学生科学賞」高校の部において、内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞・環境大臣賞・科学技術政策担当大臣賞・全日本科学教育振興委員会賞・読売新聞社賞・科学技術振興機構賞・日本科学未来館賞・読売理工学院賞・旭化成賞のいずれかを受賞した者(個人受賞に限る)。
【日本生物学オリンピック入試】
  • 過去の「日本生物学オリンピック」(旧「全国生物学コンテスト生物チャレンジ」、「日本生物学オリンピック2020代替試験」含む)において、金賞・銀賞・銅賞を受賞した者。
【物理チャレンジ入試】
  • 過去の「全国物理コンテスト物理チャレンジ」において、金賞・銀賞・銅賞を受賞した者。
※ 実際に出願する際は、年度やオンライン実施時の扱いを含めて最新の募集要項を必ず確認してください。

抑えておきたいポイント!
①評定平均による出願資格の制限なし。
②特定の科学コンテスト実績が必須。
③出願学科を第一志望とすることが出願資格。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 調査書
    数学や理科の取得単位数の基準・条件があります。
    調査書以外の出願資格証明書類は募集要項に詳細が記載されています。
    (高卒認定や海外高校卒業など)
  2. 志望理由書
    先進理工学部を志望する理由、志望学科を希望する理由、将来の進路などについて、自分の考えを2,000字以内でまとめる。
  3. 科学コンテスト実績の証明書類
二次選考
面接
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学科別の面接で、志望理由の深掘りを中心とした面接のようです。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 理数系のコンテスト実績が出願条件に含まれるため、出願のハードルはかなり高めです。
  • 2 二次選考は面接のみなので、一次選考を突破できれば、筆記試験で失敗するリスクはありません。
  • 3 出願資格を満たしている受験生にとっては、選考全体の負担は比較的少なく、競争相手も限定されやすいため、合格を狙いやすい入試の印象を受けます。

人間科学部 FACT選抜入試

募集人数:下記全学科合わせて若干名
(人間環境科学科、健康福祉科学科、人間情報科学科)

2025年度
志願者数・合格者数

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募集人員 志願者数 合格者数
若干名 46名 28名
募集人員: 若干名
志願者数: 46名
合格者数: 28名

【特徴】
FACT選抜は「Fundamental Academic Competency Test」の略で、基礎的な学力と多面的な能力を組み合わせて評価する入試方式です。書類審査に加え、基礎学力を測る筆記試験(論述)と面接が課されます。

事前課題と論述試験では、理系的な論理思考と文系的な表現力の両方が求められる傾向にあります。

以下では国内者向けの詳細を記載しています。
※帰国生向けの詳細は募集要項に記載されています。

抑えておきたいポイント!
①全体評定平均3.9以上かつ理科・国語の評定平均4.1以上が必要。
②欠席日数40日以内。
③人間科学部を第一志望とすることが出願資格。
④時間と労力のかかる事前課題あり。
⑤外国語資格・検定試験のスコア提出が必要。
(※明確なスコアの基準はなし。)

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 調査書(成績表)
    全体の評定平均値3.9以上が必要。
    理科と国語のみを合わせた評定平均4.1以上が必要。
    欠席日数が3年間で40日以内。
    ※国語、数学、理科の取得単位数や履修に関する基準があります。
  2. 志望理由書
    選択した学科の志望理由、研究したいこと、卒業後の抱負を1200字以上1500字以内でまとめる。
  3. 入学後のライフデザイン
    入学後の授業履修、課外活動の計画・ビジョンを文章や図表で示す。
  4. 外国語資格・検定試験のスコア
    英検のCSEスコアなどについて、明確な基準は設けられていません。
  5. 事前課題
    決められたテーマについて、受験生が自ら手順に沿って実験・観測を行い、取得したデータを分析したレポートを作成する。
    ※やや独特な課題で、自分でデータを集め、図表を使って論理的に説明する力が求められます。
二次選考
論述試験・面接
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試験時間:論述試験:120分/面接:20分程度

論述試験

英文読解、データ分析や図表の読み取り、論理的記述が入り混じった「総合問題」に近い形式の試験です。「事前課題」で扱ったテーマと連動しており、別の視点からの課題文や資料が提示され、テーマを深掘りする問題が出題されます。

2026年度の論述試験は、事前課題で扱った気圧計測データの分析・グラフ化・説明に加え、英語の記述の妥当性判断、さらに会話文や図表資料を読んで考える問題が出題されました。

面接

提出書類をベースにした深掘りが中心。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 出願に必要な全体の評定平均が高く、理科と国語では特に高い評定が求められるため、出願のハードルはやや高めです。
  • 2 事前課題に、ある程度の時間と労力をかける必要があるので、時間に余裕のある人や、この入試に強い関心を持っている人でないと対応が難しい印象です。
  • 3 二次選考の論述試験は極端に難しいわけではありませんが、十分に対策し、出題形式に慣れていないと、時間内に回答をしっかり仕上げるのは難しいでしょう。
  • 4 事前課題と二次選考の論述試験の形式・傾向が独特なので、専願色の強い(どうしてもここに入学したい!といった方向けの)入試の印象です。

スポーツ科学部

トップアスリート入試

募集人数:若干名

2025年度
志願者数・合格者数

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募集人員 志願者数 合格者数
若干名 2名 1名
募集人員: 若干名
志願者数: 2名
合格者数: 1名

【合格者の活動成績例】
サッカー AFC U17、女子アジアカップ2024 2位

【特徴】
オリンピックや世界選手権、国際的レベルの大会への出場経験、またはそれに相当する競技能力を持つ受験生を想定した入試です。スポーツ科学への強い関心に加えて、将来国際大会で活躍できる潜在力を持つ、極めて限られた層を対象にしているのが特徴です。

出願には事前セミナーの受講と個別面談への参加が必須です。

抑えておきたいポイント!
①競技スポーツでハイレベルな実績が必要。
②評定平均による出願資格の制限なし。
③スポーツ科学部を第一志望とすることが出願資格。
※公開情報が限られているため、最新情報は公式サイトで確認してください。
なお、入試の詳細については事前セミナー受講後に入試要項が配布されるそうです。

スポーツ自己推薦入試

募集人数:60名

2025年度
志願者数・合格者数

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募集人員 志願者数 合格者数
若干名 335名 85名
募集人員: 若干名
志願者数: 335名
合格者数: 85名

【特徴】
大まかに言えば、全国大会出場レベルの競技能力を持つ受験生を主な対象とする入試方式です。競技実績だけを見るのではなく、高校で学ぶ教科全般の学力、スポーツへの熱意、その体験を踏まえてスポーツを科学的に探究しようとする姿勢を総合的に評価するのが特徴です。選考は、書類選考(競技歴調査書など)の後、小論文・面接の2段階で行われます。

合格者の活動成績例 クリック・タップで詳細表示
  • ラグビーフットボール サニックスワールドラグビーユース交流大会2024 優勝
  • スノーボードクロス PSA ASIA Pro Tour X-Festa in CUPIDVALLEY 2位
  • トライアスロン アジアトライアスロンカップ(2024/大阪城) 8位
  • アーティスティックスイミング 第98回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技 3位
  • 硬式野球 第54回明治神宮野球大会 優勝
  • サッカー 第77回国民体育大会サッカー競技(少年女子) 優勝
  • 陸上競技 第77回国民体育大会陸上競技大会 4位
  • 柔道 第46回全国高等学校柔道選手権大会 3位
  • ソフトボール 第75回全日本高等学校女子ソフトボール選手権大会 5位
  • バドミントン 令和6年度全国高等学校総合体育大会 5位

特に学外活動の場合は、団体戦のみの出場で個人の名前が記載されていないといった不備が生じることがあるので注意が必要です。参加した大会では、出場を証明できる書類や記載を確保したうえで、関連資料を漏れなく保管しておくようにしましょう。

抑えておきたいポイント!
①評定平均3.5以上が必要。
②欠席日数が40日以内。
③選考の対象になるのは、高校在学時の競技成績。
④他学部の入試および他大学の受験も可能。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 調査書(成績表)
    評定平均3.5以上かつ欠席日数が3年間で40日以内。
  2. スポーツ競技歴調査書
    選考の対象になるのは、高校在学時の競技成績。
  3. スポーツ競技成績証明書
    ・出場した大会は、出場資格・大会規模・参加人数が客観的にわかる資料を提出。
    ・予選がある場合は、予選の出場資格・大会規模・参加人数が客観的にわかる資料を提出。
    ・大会要項等がない場合は、出場した大会に関する出場資格や開催場所等、どのような大会なのかが客観的にわかるような資料を提出。
    ・団体競技の場合は個人名が特定できる資料を提出。
    ・なお、出場(ベンチ入りを含む)していることがわかる資料を提出。
    ※その他、細かな規定は募集要項を確認してください。
  4. 競技活動および学業に関する調査書
    ・自身の競技力について、同じ種目に取り組む高校生全体の中でどのような位置づけにあると考えるか、およびその理由をまとめる。(A4サイズ1枚)

    ・高校入学後の競技活動に関するこれまでの目標と努力のプロセスをまとめる。(A4サイズ1枚)

    ・現在の学業への取り組みおよび入学後の学習計画についてまとめる。(A4サイズ1枚)
二次選考
小論文・面接
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試験時間:小論文:90分/面接:15分程度

小論文

提示された文章や資料の内容を踏まえて、自分の意見を論理的にまとめて文章化する試験です。字数は601字~1000字で、毎年さまざまなテーマが出題されます。

【2026年度入試の問題】
過去の五輪とW杯の開催地一覧表を比較し、開催場所が選ばれる傾向の「共通点」と「違う点」を分析したうえで、801字以上1000字以内で論じる。

面接

面接は個人面接で、志望理由に加え、スポーツそのものや自分が取り組んできた競技に関する考えが問われます。スポーツ自己推薦入試では志望理由書を提出しないため、志望理由を自分の言葉で明確に伝えられることが重要です。

・現役塾講師目線のポイント!

  • 1 競技スポーツの実績があることが出願要件になるため、実態としては他大学のスポーツ推薦に近い入試だと感じます。
  • 2 求められる評定平均は3.5以上で、提出書類も比較的スタンダードなので、競技スポーツの十分な実績があれば、出願のハードルはそこまで高くないでしょう。
  • 3 スポーツ競技成績の合格基準や最低ラインは公開されていないため、全国大会出場のような分かりやすい実績でない場合、自分の実績で十分かどうかを慎重に見極める必要があります。
  • 4 二次選考の小論文のテーマは少し独特ですが、具体的なテーマが多く、小論文を書く練習をしていれば、十分に対応できる印象です。

スポーツサポート歴入試

募集人数:若干名

2025年度
志願者数・合格者数

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募集人員 志願者数 合格者数
若干名 35名 6名
募集人員: 若干名
志願者数: 35名
合格者数: 6名

【特徴】
スポーツサポート歴入試は、選手としてではなく、マネージャー・トレーナーなどスポーツを「支える」立場で活動してきた受験生を対象にしています。選考は、1次の書類審査、2次の面接、最終選考としての大学入学共通テスト(3教科3科目)の3段階で行われます。

書類審査と面接では、サポート活動の内容や主体性が評価されます。出願資格として、高校在学中にスポーツチーム(運動部活動を含む)の競技活動を一定期間定期的にサポートした経験を有することが求められます。

抑えておきたいポイント!
①評定平均による出願資格の制限なし。
②高校在学時のスポーツサポート歴が必要。
③大学入学共通テストの出願・受験が必要。
④他学部の入試および他大学の受験も可能。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 調査書(成績表)
    評定平均値や欠席日数の基準はありません。
  2. スポーツサポート歴調査書
    高校在学中に行った主要なサポート活動の概要、活動を始めた理由・終えた理由などをまとめる。
  3. レポート課題(1000文字以内)
    【記入項目】
    ・なぜサポート活動を始めたのか。
    ・どんなサポート活動を行ったか。
    ・スポーツ科学部での学びを通じてどのような成長を遂げたいか。
    ・成長した自分が社会に出た時に、人々にどのような影響を与えられるか。
二次選考
口述試験(面接)
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提示された課題についてのプレゼンと質疑応答。
※詳細は公表されていません。

最終選考
共通テストでの選考

指定科目の共通テストで合否判定

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選考方法:外国語(100点に圧縮)+2教科2科目(各100点)の合計300点で合否を判定。

補足:2教科2科目は国語(100点に圧縮)、地歴公民、数学、理科から選択。
※合格最低点は公表されていません。

・現役塾講師目線のポイント!

  • 1 スポーツサポート歴があれば、評定平均の基準はなく、レポート課題の項目はスタンダードで文量も比較的少なめなので、出願のハードルはやや低い印象です。
  • 2 スポーツサポート歴はマネージャー経験に近いものでも問題なさそうなので、比較的挑戦しやすい印象です。雑用だけでなく、選手やチームを戦略的に支えた経験があると、課題レポートは書きやすいでしょう。
  • 3 二次選考ではプレゼンテーションが求められるため、事前に対策して慣れておく必要があります。
  • 4 最終選考では共通テストで合否判定がありますが、一般選抜に向けて勉強していれば、最低でも3教科3科目を受験する人は多いはずなので、併願しやすい入試だと思います。

慶應の総合型選抜(試験方式別)

慶應義塾大学でも複数の学部で総合型選抜が実施されています。ユニークな選考方式が多いのが特徴です。法学部、文学部、SFCは早稲田の総合型選抜と比較しても、募集人数が多いです。

法学部 FIT入試

慶應義塾大学法学部のFIT入試には、A方式とB方式の2つの方式があります。ざっくり分けると、A方式は実績・活動重視の書類選考と論述試験+口頭試問を総合的に評価し、B方式は評定重視の書類選考と筆記試験を主に評価する方式です。

また、B方式は全国を7つの地域ブロックに分け、各ブロックから最大10名程度を各学科から合格者とする、地域から優秀な人材を募る形式です。なお、2028年度からFIT入試は「新FIT入試」へと再編され、A方式とB方式が一本化され、すべての受験生に対して評定平均3.7以上という出願要件が設けられる予定です。

募集人数:
法律学科 2方式で合計80名
政治学科 2方式で合計80名

2026年度
志願者数・合格者数

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学科 募集人員 方式 出願者数 第1次合格者数 最終合格者数
法律学科 最大80名 A方式 306 94 53
法律学科 最大80名 B方式 197 118 46
政治学科 最大80名 A方式 306 98 56
政治学科 最大80名 B方式 199 118 46
法律学科|A方式
募集人員: 最大80名
出願者数: 306名
第1次合格者数: 94名
最終合格者数: 53名
法律学科|B方式
募集人員: 最大80名
出願者数: 197名
第1次合格者数: 118名
最終合格者数: 46名
政治学科|A方式
募集人員: 最大80名
出願者数: 306名
第1次合格者数: 98名
最終合格者数: 56名
政治学科|B方式
募集人員: 最大80名
出願者数: 199名
第1次合格者数: 118名
最終合格者数: 46名

A方式

【特徴】
A方式は、外国語、文化芸術、運動、ボランティア、国際交流、リーダーシップ、学業面での突出した成果など、学校内外で積極的に取り組んできた活動実績が評価されます。出願時に志望理由書と自己推薦書(活動実績)を提出し、1次の書類選考を通過すると、2次選考として論述試験と口頭試問(面接試験)が課されます。

何をしてきたか、それをどう法学部での学びにつなげるかを示すことが求められる方式です。

抑えておきたいポイント!
①評定平均による出願資格の制限なし。
②学校内外の優れた活動実績が必要。
③最終合否は第1次選考の評価とあわせて総合判定。
④合格した場合に入学を確約できる人が対象。

出願資格
活動実績の具体例

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出願資格には、学業だけでなく、語学・文化芸術・運動・リーダーシップ・ボランティア・国際交流など、 幅広い活動の中で優れた実績をあげていることが求められています。

補足: 実績や外国語能力を証明できる証明書、修了証、表彰状などがある場合は、所定の証明書を提出。
  • 日本語以外のさまざまな外国語の学習に熱心に取り組み、かつその成果を検定試験などで証明できる者。
  • 文化・芸術・技芸・運動等の分野において、優れた成績や成果を残したことが証明できる者。
  • 学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者。
  • ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる者。
  • 国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者。
  • 入試科目に限らない全般的な学業分野で、極めて優秀な成績を収めたことを示せる者。
  • その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 志望理由書
    何故、慶應で法律学/政治学を学ぼうと考えたのか、自分の将来において法学部で学ぶことがどのような意味をもつのかを800字以内でまとめる。
  2. 調査書(学校の成績)
  3. 自己推薦書
    活動実績の中から1つ以上を選択し、法学部での学びを経て、どのように社会に貢献する人材となり得るのかをA4サイズ2枚(表現方法は自由)でまとめる。
二次選考
論述試験・口頭試問
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試験時間:論述試験:95分(うち模擬講義50分)/口頭試問:約15分

論述試験

模擬講義を受けた後、その内容に基づく論述試験が課されます。法律学ないし政治学の習得に必要な理解力、考察力、表現力が評価されます。
【2026年度入試】
■模擬講義(50分)のテーマ:「北朝鮮をどう読み解くか」
講義の内容:フィールドワーク、亡命者・脱北者へのインタビュー、衛星画像の分析、公開情報の読み解きなどが扱われました。
■論述試験(45分)
講義の内容に基づいて、多角的な調査方法を用いることで実態や背景を明らかにできる社会的課題の具体例と調査方法を考え、その調査方法にはどのような利点と課題があるかを2240字以内で説明する。

口頭試問

形式は1対複数で、与えられたテーマについて質疑応答を行い、学問的な理解力や知的表現力が評価されます。 【2026年度入試のテーマ】
法律学科:死刑確定後の執行まで長期間を要している状況から、どのような問題が生じうるか、また死刑廃止以外でどのような解決策が考えられるか
政治学科:SNSの特性をオールドメディアと比較したうえで、SNSが民主主義に与える影響

・現役塾講師目線のポイント!

  • 1 部活動なら大会実績、ボランティアなら継続性や企画・運営の実績、語学なら検定や大会結果など、第三者に成果を証明できるような実績が求められるので、出願ハードルが少しある印象です。
  • 2 提出書類自体は比較的スタンダードで、書きやすいものが多い。
  • 3 論述試験は模擬講義を受けた後に自分の考えをまとめる独特な形式のため、事前の対策と慣れが必要です。
  • 4 口頭試問では、学部・学科に特化したテーマ・質問の受け答えが求められるので、関連分野の最低限の知識と、論理的に答える練習をしておく必要があります。
  • 5 活動実績が出願条件を満たしていれば出願自体は可能ですが、合格には論述試験と口頭試問の対策が不可欠で、準備・対策に時間と労力がかかる入試だと感じます。

B方式

【特徴】
B方式は、高校の全期間の評定が重要で、指定教科(外国語・数学・国語・地理歴史・公民)と全体の学習成績の状況の両方が4.0以上であることが必要です。1次の書類選考を通過すると、2次選考として総合考査と面接試験が課されます。

抑えておきたいポイント!
①評定平均4.0以上が必要。
②指定教科の評定平均4.0以上が必要。
③評価書(推薦状)の提出が必要。
④最終合否は第1次選考の評価とあわせて総合判定。
⑤合格した場合に入学を確約できる人が対象。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 志望理由書
    何故、慶應義塾大学法学部で法律学/政治学を学ぼうと考えたのか、自分の将来において法学部で学ぶことがどのような意味をもつのかを800字以内でまとめる。
  2. 調査書
    指定教科(外国語・数学・国語・地理歴史・公民)と全体の学習成績の状況の両方で評定平均4.0以上が必要です。
  3. 評価書(推薦状)
    在学している、もしくは卒業した高等学校等に現在在籍している教員または学校長に作成を依頼する必要があります。
    【記入項目】
    ・どのくらいの期間、どのような立場で志願者を知っているか
    ・志願者の学力や性格などについて推薦できる点
    ・志願者が高等学校在学中に上げた成果や、取得した資格
二次選考
総合考査・面接試験
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試験時間:総合考査Ⅰ:45分/総合考査Ⅱ:45分/面接試験:約10分

総合考査Ⅰ

資料・グラフ・表・文章・判例などから読み取れることを400字程度でまとめる。
【2026年度入試】
都道府県における総人口、高齢者人口および人口変動の要因に関する統計・図から、日本における人口変動や高齢化とその要因、さらにそれによって生じると考えられる問題について読み取ることが求められました。

総合考査Ⅱ

与えられたテーマに基づいて、400字程度の小論文を書く。
【2026年度入試】
Yascha Mounk, The People vs. Democracy: Why Our Freedom Is in Danger and How to Save It, Harvard University Press, 2018 の一節(約250 wordsの英文)を読み、著者の主張に触れながら、リベラル・デモクラシーの衰退という現代の政治的課題について自分の考えを日本語で論じることが求められました。

面接試験

面接は個人面接形式で行われます。

・現役塾講師目線のポイント!

  • 1 提出書類はスタンダードですが、評定平均4.0以上が必要になるため、出願のハードルはやや高めです。
  • 2 評価書(推薦状)を書いてもらう必要があるため、校長先生に依頼できる状況が望ましいでしょう。
  • 3 総合考査Ⅰは、出題形式に慣れていれば、極端に難しい問題ではない印象です。
  • 4 総合考査Ⅱは、英文自体はそこまで長くないものの、テーマの抽象度が高く、語彙も難しい英文を読んだうえで自分の意見を論じる力が求められるため、相応の英語力や小論文対策が必要です。

文学部 自主応募制による推薦入学者選考

募集人数:120名

2026年度
志願者数・合格者数

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募集人員 志願者数 合格者数
120名 390名 116名
2026年度
募集人員: 120名
志願者数: 390名
合格者数: 116名

【特徴】
文学部の自主応募制による推薦入学者選考は、評定、在学中の活動実績や志望動機、学力を総合的に評価する入試です。選考では、自己推薦書・調査書・評価書などの書類に加えて、筆記試験(総合考査Ⅰと総合考査Ⅱ)が課されます。一次選考、二次選考のように段階を分ける形式ではなく、提出書類と総合考査の結果をあわせて総合的に評価する形式です。

抑えておきたいポイント!
①全体の評定平均4.1以上が必要。
②評価書(推薦状)の提出が必要。
③総合考査で、現代文の読解力や記述で回答する力が求められる。
④合格した場合に入学を確約できる人が対象。

【選考の詳細】

選考内容①
提出書類
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  1. 調査書
    全体の学習成績の状況が4.1以上であることが求められます。
  2. 評価書(推薦状)
    【記入項目】
    ・どのくらいの期間、どのような立場で志願者を知っているか
    ・志願者の学力や性格などについて推薦できる点
    ・志願者が高等学校在学中に上げた成果や、取得した資格
  3. 自己推薦書(志望理由など)
    【記入項目】
    ・高校で何に力を入れ、どのような成果を上げたか(資格がある場合はそのことにも触れ、証明書類も添付)
    ・文学部で何を学び、将来どう活かしたいか
選考内容②
総合考査
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  1. 総合考査Ⅰ(試験時間:120分)
    現代文の理解力、日本語の文章作成能力・表現力、分析力などが総合的に問われる。
    なお、外国語による作文(英語なら英作文)も出題されます。対象言語は英語・ドイツ語・フランス語のいずれかです。
    ざっくり言えば、現代文の読解問題(記述式)+英作文です。
  2. 総合考査Ⅱ(試験時間:60分)
    文章の一節が与えられ、与えられたテーマについて論じることが求められます。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 評定平均4.1以上が必要なので、出願のハードルはやや高めです。
  • 2 評価書(推薦状)を書いてもらう必要があるため、校長先生に依頼できることが望ましいでしょう。
  • 3 志望理由などを記入する自己推薦書はA4サイズ1枚なので、書類作成の負担は比較的軽めです。
  • 4 総合考査Ⅰは文章の要点を押さえつつ、題意に沿って記述で答える力が求められます。小論文というよりは、難関大の現代文の読解問題(記述式)に近いので、十分に対策しておいた方が良いでしょう。
  • 5 総合考査Ⅱ(60分)は比較的スタンダードな小論文の形式なので、対策していれば試験当日も対応しやすい印象です。一方で、文学部で学習するようなテーマが出題されるため、そういったテーマに慣れていないと時間内に回答を仕上げるのは難しいでしょう。

SFC(総合政策学部・環境情報学部) AO入試

※ここでは、SFCの2025夏秋AO・2026春AO(4月入学)を中心にまとめます。
Winter AO(GIGA)などについては募集要項をご確認ください。

募集人数:
総合政策学部 150名
環境情報学部 150名
※複数回実施するAO入試(4月入学/9月入学)の合計数。

25年4月入学の入試結果
志願者数・合格者数

タップすると詳細が表示されます

年度 学部(入学時期) 志願者数 1次合格者数 2次合格者数
2024春AO 総合政策学部(25年4月入学) 22名 6名 1名
2024春AO 環境情報学部(25年4月入学) 26名 8名 4名
2024夏秋AO 総合政策学部(25年4月入学) 742名 273名 126名
2024夏秋AO 環境情報学部(25年4月入学) 601名 278名 126名
2024春AO|総合政策学部
入学時期: 25年4月入学
志願者数: 22名
1次合格者数: 6名
2次合格者数: 1名
2024春AO|環境情報学部
入学時期: 25年4月入学
志願者数: 26名
1次合格者数: 8名
2次合格者数: 4名
2024夏秋AO|総合政策学部
入学時期: 25年4月入学
志願者数: 742名
1次合格者数: 273名
2次合格者数: 126名
2024夏秋AO|環境情報学部
入学時期: 25年4月入学
志願者数: 601名
1次合格者数: 278名
2次合格者数: 126名

※ 1次合格者には、1次免除者も含む

※ 冬AO(Winter AO(Admissions for the GIGA Program))の合格者数は、2次合格者に含める

【特徴】
SFCのAO入試は学業・学業以外の成果を、書類選考と面接で多面的・総合的に評価する入試です。総合政策学部と環境情報学部の併願はできず、どちらか1学部のみの出願になります。なお、面接で使用する言語は、日本語・英語のいずれかを選択できます。

また、所定のコンテストで一定以上の成績を収めた人は、1次選考が免除されます。例えば、数学オリンピックでの実績、高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC)J最終審査進出、未踏ジュニアスーパークリエータ認定者、全国高校生マイプロジェクトアワード上位賞などが該当します。
※上記は一例です。詳細は募集要項をご確認ください。

抑えておきたいポイント!
①評定平均による出願資格の制限なし。
②志願者評価(大人に書いてもらった自分の評価)の提出が必要。
③第一志望としていずれかの学部での勉学を志望する人が対象。
※他学部や他大学への出願を禁止するものではありません。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 志願者評価
    志願者を客観的に知る立場にある2名に、評価書の作成を依頼する必要があります。
    ※評価者は2親等内の親族を除く。
    【記入項目】
    ・どのくらいの期間、志願者を知っているか(100字以内)
    ・どのような立場で、志願者を知っているか(100字以内)
    ・志願者の知的能力、思考力及び想像力、指導力、自立性、協調性の5つをそれぞれ5段階で評価。
    ・志願者の学力や人柄について(1000字以内)
    ・志願者が志望学部にふさわしい人物かどうかの総合的判断とその理由(1000字以内)
  2. 活動報告
    課外活動の取り組みや成果・実績の自己評価と、その活動・実績を選んだ理由を日本語200字以内(英語選択なら80 words程度)でまとめる。
  3. 志望理由・入学後の学習計画・自己アピール
    ・日本語2000字以内(英語選択なら800 words程度)で、志望理由と入学後の学習計画、自己アピールを自由に表現する。
  4. 任意提出資料
    課外活動の取り組みや成果・実績、大学入学後の目標の実現に必要な意欲・能力を示す資料を最大10点まで提出できる。
  5. 調査書(学校の成績)等
二次選考
面接試験
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面接試験

面接時間の枠は1人30分程度です。最終合否は、一次選考の評価とあわせて総合的に判断されます。教授3:志願者1の形式で、SFCで学びたい理由や熱意を問われることが多いようです。
アドミッションポリシーに記載があるように、課題を発見し解決策を考える力、仮説検証をするバイタリティ、分野横断的な見方を上手にアピールできるのが理想です。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 どんな問題意識を持ち、これまでどう動いてきて、SFCで何を学び、どう発展させたいのかを一貫して示せるかが重要な印象です。
  • 2 提出書類の自由度が高いため、自分のしてきたことをどう見せるかも大切です。
  • 3 面接は30分程度と長めで、最終合否は一次選考と合わせた総合判断になるため、書類から面接まで一貫して高い完成度が求められます。
  • 4 筆記試験がない分、面接が合否に与える影響は大きいはずです。提出書類に書いたことを自分の言葉で具体的に話せるかが重要になります。また、一次選考合格のハードルも高く、提出書類を入念に作りこむ必要があります。

理工学部 分野志向型入試

募集人数:
電気情報工学科 最大10名程度
数理科学科 最大10名程度
化学科 最大4名程度

2025年度
志願者数・合格者数

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志願者数 第1次合格者数 第2次合格者数 最終合格者数
10名 9(3)名 4名 4名
2025年度
志願者数: 10名
第1次合格者数: 9(3)名
第2次合格者数: 4名
最終合格者数: 4名

※()内は第2次選考を受けずに第3次選考を受験した人数

【特徴】
分野志向型入試は評定に加えて、志望学科への強い関心、明確な志望動機を重視する入試です。選考は原則として、書類選考→論理的思考を問う総合審査(筆記試験)→面接試験の三段階ですが、化学科のみ二次選考がなく、書類選考→面接試験の流れです。なお、この入試では学科の併願はできず、入学後の学科変更もできません。

抑えておきたいポイント!
①評定平均は全体の学習成績の状況が4.1以上で、数学・理科の指定科目は各科目評定4以上が望ましい。
②調査書記載の欠席日数の合計が30日を超えてはいけない。
③電気情報工学科と数理科学科は筆記試験あり。
④第一志望とする人が対象。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 志望理由書
    慶應義塾大学理工学部を強く志望する理由と、入学後にどのような分野・テーマをどう学び、どのような夢や希望を実現したいかを、2000字以内でまとめる。
  2. 調査書
    高校の取得単位数に関して学科ごとの科目要件があります。詳細は募集要項をご確認ください。
二次選考
総合審査(筆記試験)
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試験時間:120分程度

電気情報工学科

問題は基礎力審査と応用力審査の2つのパートに分かれています。
基礎力審査:数学の基本的な考え方を問う筆記問題が出題されます。
応用力審査:物理・数学およびそれらの応用に関する課題解決型の記述問題が出題されます。

数理科学科

問題は基礎力審査と応用力審査の2つのパートに分かれています。
基礎力審査:数学の基本的な考え方を問う筆記問題が出題されます。
応用力審査:数学的な思考力を問う記述問題が出題されます。

三次選考
面接試験
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※化学科は、一次選考合格者がそのまま第三次選考に進みます。

電気情報工学科

面接時間は1人20分程度です。物理、数学およびそれらの応用に加え、志望動機などについて質問されます。

数理科学科

面接時間は1人20分程度です。数学的な考え方に加え、志望動機などについて質問されます。

化学科

面接時間は1人40分程度です。志望動機や化学全般に加え、そのほか物理・数学などについても質問されます。

現役塾講師目線のポイント!

  • 1 学科・分野への強い興味を、成績・志望理由書・試験・面接で一貫して示せるかが重視される印象です。
  • 2 全体の評定平均は4.1以上が望ましく、数学・理科の指定科目でも高い評定が求められるため、出願のハードルはやや高いと感じます。
  • 3 電気情報工学科と数理科学科は、二次選考で数学ベースの筆記試験(記述式)があるため、理系上位層向けの色合いが強いです。化学科も二次選考はないものの、40分の面接で、志望動機をかなり深く掘り下げられる可能性が高いため、合格のハードルは高いと感じます。
  • 4 十分な評定があれば、出願は可能ですが、合格を狙う場合は入念に準備・対策をする必要があるため、適性の高い受験生を丁寧に選ぶ入試と考えたほうがよいでしょう。

看護医療学部 AO入試

募集人数:各方式若干名

2025年度
出願者数・合格者数

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受験方式 出願者数 第1次合格者数 第2次合格者数
A方式 55名 20名 8名
B方式 26名 12名 6名
2025年度|A方式
出願者数: 55名
第1次合格者数: 20名
第2次合格者数: 8名
2025年度|B方式
出願者数: 26名
第1次合格者数: 12名
第2次合格者数: 6名

看護医療学部のAO入試の募集はA方式・B方式の2方式で行われ、併願はできません。選考は、1次の書類選考と、2次の面接によって行われます。A方式は課外活動に積極的に取り組んできた経験や実績を持つ受験生を対象とした方式です。B方式は高校での学業成績が特に優秀な受験生を対象とした方式です。

A方式

【特徴】
A方式は「活動実績重視」の入試です。学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果を示せる受験生向けの方式です。対象になる活動は、看護・医療・保健・福祉に関連する活動、社会奉仕や社会活動、語学やコンピュータなどの技能、学術・文化・芸術・スポーツでの成果、地域や学校でのリーダーシップ、自由研究や自主学習の成果など、かなり幅広く設定されています。

活動実績例(A~G) クリック・タップで詳細表示

自己評価する項目(以下から1つ以上)

  • A:看護・医療・保健・福祉に関連した国内外での活動で見聞を広めた経験を持っている
  • B:社会的な奉仕活動やその他の社会活動を通し、その成果や業績が認められている
  • C:コミュニケーション能力(日本語によるもの・外国語によるもの)やコンピュータ技術等の技能において優れており、高度な資格や技術を有している
  • D:学術・文化・芸術・スポーツなどさまざまな分野において、研究、創作発表、コンクール、競技などの活動を通し、社会的に評価を得ている
  • E:学業が優秀であり、創造的、積極的な学習姿勢を堅持している
  • F:学業、人物ともに優れ、地域社会や高等学校等において指導的な役割を積極的に果たすなど、評価を得ている
  • G:関心や興味を持ったテーマに関して自由研究や自主学習などの自発的な取り組みを開始し、成果をあげている

抑えておきたいポイント!
①評定平均による出願資格の制限なし。
②活動実績が必要。
※実績はあくまでも自己評価。
③志願者評価(大人に書いてもらった自分の評価)の提出が必要。
④第一志望とする人が対象。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
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主な提出書類

  1. 入学志願者調書
    氏名などに加えて以下3点を記入。
    ・直近1年で起こった社会事象のうち、特に関心を抱いたことがら、とその理由(270字程度)
    ・物の見方、考え方に大きな影響を及ぼした感動的な出来事や体験(270字程度)
    ・大学卒業後の進路や将来の構想(220字程度)
  2. 志望理由書
    志望理由と入学後の構想を800字以内でまとめる。
  3. 活動報告書
    中学校卒業後から出願までの全期間について、学業・学業外の活動内容を記載する。
    あわせて、活動実績A〜Gのうち自分が該当すると考える項目を選び、その理由を1200字以内でまとめる。
  4. 志願者評価書
    志願者を客観的に知る立場にある2名に、評価書の作成を依頼する必要があります。
    ※評価者は2親等内の親族を除く。
    【記入項目】
    ・どのくらいの期間、志願者を知っているか
    ・どのような立場で、志願者を知っているか
    ・志願者の知的能力、思考力及び創造力、指導力、自立性、協調性の5つをそれぞれ5段階で評価
    ・志願者の学力や人柄について
    ・看護医療学部が志願者の第一志望かどうか
    ・志願者が志望学部にふさわしい人物かどうかの総合的判断とその理由
二次選考
面接
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一次選考合格者に対して面接が行われます。

・現役塾講師目線のポイント!

  • 1 活動実績があれば、評定平均の基準はなく、提出書類はスタンダードなので、出願のハードルはやや低い印象です。
  • 2 評価対象は医療系の活動に限らず、語学、IT、芸術、スポーツ、学業、自由研究まで幅広いため、「看護ボランティア経験がないと厳しい」という入試ではない印象です。
  • 3 自分のこれまでの活動を看護医療学部での学びと、どう結びつけて話せるかが重要です。合格のハードルはやや高めと感じます。

B方式

【特徴】
B方式は「評定重視」の方式です。全体の学習成績の状況(評定)が4.5以上が出願資格に含まれます。加えて、看護医療学部を第1志望として強く志望していること、そして志願理由や学習計画上の目標・構想を実現するだけの意欲・能力があることも求められます。

抑えておきたいポイント!
①全体の評定平均4.5以上が必要。
②志願者評価(大人に書いてもらった自分の評価)の提出が必要。
③第一志望とする人が対象。

【選考フロー】

一次選考
書類選考
クリック・タップで詳細表示

主な提出書類

  1. 入学志願者調書
    氏名などに加えて以下3点を記入。
    ・直近1年で起こった社会事象のうち、特に関心を抱いたことがら、とその理由(270字程度)
    ・物の見方、考え方に大きな影響を及ぼした感動的な出来事や体験(270字程度)
    ・大学卒業後の進路や将来の構想(220字程度)
  2. 志望理由書
    志望理由を800字以内でまとめる。
  3. 学習計画書
    大学卒業後の将来構想も含めて、大学での学習計画上の目標・構想を1200字以内でまとめる。
  4. 志願者評価書
    志願者を客観的に知る立場にある2名に、評価書の作成を依頼する必要があります。
    ※評価者は2親等内の親族を除く。
    【記入項目】
    ・どのくらいの期間、志願者を知っているか
    ・どのような立場で、志願者を知っているか
    ・志願者の知的能力、思考力及び創造力、指導力、自立性、協調性の5つをそれぞれ5段階で評価
    ・志願者の学力や人柄について
    ・看護医療学部が志願者の第一志望かどうか
    ・志願者が志望学部にふさわしい人物かどうかの総合的判断とその理由
二次選考
面接
クリック・タップで詳細表示

一次選考合格者に対して面接が行われます。

・現役塾講師目線のポイント!

  • 1 全体の評定平均4.5以上が必要なので、出願のハードルはかなり高めです。
  • 2 提出書類はスタンダードなため、準備は比較的しやすい印象です。
  • 3 一次選考を通過できれば良いという入試ではなく、二次選考の面接で看護医療を学ぶ目的意識の深さがしっかり見られる入試です。