勉強のコツ

【中学受験】月の満ち欠けを超わかりやすく視覚的にも解説!

「新月・上弦・満月・下弦の順番は言えるのに、テストになると解けない」
「“上弦の月は何時にどの方角?”でいつも手が止まる」
「図を見ても、太陽と地球と月の位置関係がイメージできない」

中学受験の理科で、月の満ち欠けはこうした「分かったつもりで点が取れない」単元の代表格です。形の名前を暗記するだけでは、入試で問われる「いつ・どの方角に・どんな形で見えるか」には対応できません。

つまずきの原因はただ一つ、「太陽・地球・月」の立体的な位置関係を頭の中で組み立てられないことです。逆に言えば、ここさえ立体でつかめば、月の満ち欠けは一気に得点源に変わります。

本記事では、月の基礎知識から、満ち欠けのしくみ、最重要の「見える時刻と方角」、入試問題の作図での解き方、日食・月食との関係、確認クイズまでを、塾講師の視点で順番に整理します。平面の図ではイメージしづらい部分は、無料の3Dシミュレーターで実際に動かしながら確認できます。

この記事でわかること
  • 月が満ち欠けする仕組みと、月齢・8つの月の名前
  • 【最重要】新月・上弦・満月・下弦が「いつ・どの方角に見えるか」の早見表
  • 月の出が毎日約50分おくれる理由(計算つき)
  • 入試問題を「作図3ステップ」で解く方法と例題
  • 満ち欠けの周期と公転の周期のちがい・月がいつも同じ面しか見えない理由
  • 日食・月食と満ち欠けの関係(新月・満月との対応)
  • 理解度を確かめる確認クイズと、暗記のコツ
服部貴哉

この記事を書いた人

服部貴哉

受験アドバイザー

神奈川大学附属中高→慶応義塾大学法学部→総合商社→LEFYにて中学受験および中高一貫校生をサポート。サピックス・グノーブルをはじめ大手塾の指導経験が豊富で、理科の天体分野でお子さんがつまずきやすいポイントを保護者目線で分かりやすく解説しています。

そもそも月ってどんな星?

満ち欠けの話に入る前に、月そのものの基本をおさえておきましょう。ここも入試の知識問題でよく問われます。

  • 地球のまわりを回る衛星。地球からの距離は約38万km、直径は約3,500km(地球の約4分の1)。
  • 自分では光らない。太陽の光を反射して光って見える。
  • 表面には、いん石がぶつかってできたクレーターがたくさんある。
  • 暗く見える平らな部分を「海」、明るい部分を「陸(高地)」と呼ぶ。実際に水があるわけではない。
  • 大気がほとんどないため、昼は約110℃・夜は約−170℃と昼夜の温度差が非常に大きい
  • 重力は地球の約6分の1

この中でも、満ち欠けを理解するうえで決定的に大事なのが「月は自分で光らず、太陽の光を反射している」という事実です。すべてはここから始まります。

なぜ月は満ち欠けするの?(しくみと月齢)

ボールに横から光を当てると、つねに半分だけが明るくなりますね。月もまったく同じで、太陽の光が当たる半分だけが光っています

満ち欠けが起こるのは、月が地球のまわりを公転しているから。月が動くと「太陽・地球・月」の位置関係が変わり、地球から見える「光った半分」の見え方が変わります。これが、丸く見えたり細く見えたりする正体です。月の形そのものが変わっているわけではありません

月の満ち欠けのしくみ(太陽・地球・月の位置と見え方)

太陽の光 太陽 地球 新月 満月
太陽の光はつねに同じ向き(図では右)から当たり、月の半分だけを照らします。月が地球のまわりを回って位置を変えると、地球から見える「光った部分」の見え方が変わり、満ち欠けが起こります。外側の小さな丸=そのとき地球から見える月の形です。

月齢(げつれい)とは?

新月の日を0(または1日目)として、そこから何日たったかを表す数字を「月齢」といいます。月齢は約29.5日でひとめぐりします。月齢7前後が上弦、15前後が満月、22前後が下弦のおよその目安です。問題文に「月齢◯◯の月」と出てきたら、まずどのあたりの形かを思い浮かべましょう。

月の8つの形と名前

月は約29.5日かけて、次の順で形を変えます。新月→満月へ太っていくことを「満ちる」、満月→新月へ細くなることを「欠ける」といいます。

  1. 新月(しんげつ)🌑 … まったく見えない
  2. 三日月(みかづき)🌒 … 右側が細く光る
  3. 上弦の月(じょうげんのつき)🌓 … 右半分が光る
  4. 十三夜月(じゅうさんやづき)🌔 … 右側が大きく光る
  5. 満月(まんげつ)🌕 … まんまるに光る
  6. 十八夜月・寝待月(ねまちづき)🌖 … 左側が欠け始める
  7. 下弦の月(かげんのつき)🌗 … 左半分が光る
  8. 有明の月・二十六夜月🌘 … 左側が細く光る

月の8つの形と名前(北半球から見た形)

新月 しんげつ 三日月 みかづき 上弦の月 じょうげんのつき 十三夜月 じゅうさんやづき 満月 まんげつ 寝待月 ねまちづき 下弦の月 かげんのつき 有明の月 ありあけのつき
新月から満月へ向かうときは右側から光り(満ちる)、満月から新月へ向かうときも右側から欠けていきます(欠ける)。これは北半球から見た場合の形です。

北半球では「右から光って、右から欠ける」と覚えましょう。新月→満月へは右側から光り、満月→新月へも右側から欠けていきます。

なお、細い三日月は昔から縁起がよいとされ、戦国武将・伊達政宗のかぶとの飾りにも使われました。こうした豆知識は記述や選択肢のヒントになることもあります。

中学受験で特に重要なのは 新月・三日月・上弦の月・満月・下弦の月 の5つ。形だけでなく「見える時刻と方角」まで答えられるようにしておきましょう。

【最重要】月が見える時刻と方角

ここが満ち欠け問題の最大の山場です。「上弦の月は何時ごろ、どの方角に見えますか?」という問題は、位置関係を理解していないと解けません。逆に、ここを立体的(2次元でも可能)につかめば一気に得点源になります。次の早見表で、それぞれの月が「いつ昇り・南中し・沈むか」を整理しました。

月の形 太陽との位置 東から昇る 南中(真南) 西へ沈む よく見える時間
新月 🌑 同じ方向 朝6時ごろ 正午ごろ 夕方18時ごろ 昼間で見えない
三日月 🌒 少し東 朝9時ごろ 15時ごろ 夜21時ごろ 夕方・西の空
上弦の月 🌓 90°東(直角) 正午ごろ 夕方18時ごろ 真夜中0時ごろ 夕方・南の空
満月 🌕 正反対 夕方18時ごろ 真夜中0時ごろ 朝6時ごろ 一晩中
下弦の月 🌗 90°西(直角) 真夜中0時ごろ 明け方6時ごろ 正午ごろ 明け方・南の空

丸暗記しない!「真上から見た図」で方角を導く

じつはこの表は覚えるものではなく、「北極の上から見た図」に観測者(人)を立てれば、その場で導けるものです。中学受験ではこの考え方が王道。次の3ステップで、どんな月でも「いつ・どの方角」が分かります。

  1. 太陽の向きを決める(図では右)。太陽の当たる側が昼、反対側が夜。
  2. 地球に時間帯を書き込む。太陽の正面が正午、反対が真夜中、その境目が夕方(日の入り)と明け方(日の出)。
  3. その時刻の位置に人を立て、月の方角を読む。人の真上(外向き)が南、地球の自転が進む向きが東。月が地平線の下なら見えない。

真上から見た図で「いつ・どの方角」を読む(例:上弦の月)

太陽 12時 0時 6時 18時 新月 満月 下弦の月 上弦の月 西 🧍
太陽は右(遠く)にあり、月の光る側はつねに太陽を向きます。地球の中心が北、観測者の真上(外向き)が南、自転の進む向き(西→東)が東です。図の人は夕方18時の位置。ここから見ると、上弦の月はちょうど真上=南の空(南中)に見えます。

例えば上弦の月は太陽と直角の位置(図の上)。夕方18時の人から見ると、ちょうど真上=南の空(南中)に見えます。同じ人を真夜中0時に動かすと上弦は西へ沈み、正午には東から昇る——早見表の数字が、図から自分で再現できますね。

図で読むときの注意

  • ! 新月だけは特別。太陽と同じ方向にあり、昼間の空に出ているので見えません。図では「正午・南」の位置でも、実際には観察できない点に注意。
  • 月が地平線の下にあるときも見えません。人の足元(地球の裏側)に月があるイメージです。
▶ 3Dツールの「月の満ち欠け(方角)」で動かして確かめる

タブから「月の満ち欠け(方角)」を選び、月の形と時刻を切りかえると、人を立てて方角を読めます。

図のしくみが分かったら、暗記用の近道も覚えておきましょう。新月→上弦→満月→下弦と進むと、昇る・南中・沈む時刻が約6時間ずつ後ろにずれていくという規則で思い出せるようにすると、図を描く時間がないときも安心です。

これだけは覚えたい「3つの定番」

  • 1 上弦の月=夕方・南の空。日が沈むころ南に見え、真夜中に西へ沈む。
  • 2 満月=夕方に東から昇り、一晩中見える。太陽とちょうど反対側にあるから。
  • 3 下弦の月=真夜中に東から昇り、明け方に南。夜ふかしか早起きしないと見られない。

よくある間違いが「満月は真夜中に出る」という思い込みです。満月が東から昇るのは夕方(日の入りごろ)真南に来るのが真夜中です。「昇る・南中・沈む」を必ず区別しましょう。

月の出が毎日約50分おくれる理由

「昨日と同じ時刻に空を見たら、月の位置がずれていた」——これも頻出テーマです。月は地球のまわりを約29.5日で1周するので、1日に約12°ずつ、星空に対して東へずれていきます。

地球の自転で空は1時間に15°動くため、12°ぶんを追いかけるのに約50分。だから月の出・南中・月の入りの時刻は、毎日およそ50分ずつおそくなるのです。

計算で確認

  • 360° ÷ 29.5日 ≒ 1日あたり約12°東へ移動。
    12° ÷ 15°(1時間ぶん) ≒ 約0.8時間 ≒ 約50分のおくれ。
    「同じ時刻に観察すると、月は1日に約12°東にずれる」という形でもよく問われます。

入試で差がつく!満ち欠けの「作図」3ステップ

難関校になるほど、表の丸暗記だけでは解けません。図が与えられたら(なければ自分でかいて)、次の3ステップで考えるのが王道です。

  1. 太陽の光の向きを矢印でかく。図のどちら側に太陽があるかを確認する。
  2. 月の「太陽側の半分」を光らせる。反対側はぬりつぶして影にする。
  3. 地球(観測者)から見た角度で形を判断する。光った部分がどれだけ見えるかで、満月・半月・三日月を決める。

例題で練習

  • Q 太陽が図の右側にあり、月が地球から見て「真上」の位置にあります。地球からこの月はどんな形に見え、いつ・どの方角に見えますか。
  • A ①太陽は右 → 光は右から左へ向かう。②月の右半分が光り、左半分は影になる。③地球から見上げると右半分が光って見える → 上弦の月
    見えるのは夕方の南の空で、真夜中ごろ西に沈みます(早見表のとおり)。

発展:月の「傾き」にも注意

難関校では、月の傾き(かたむき)まで問われることがあります。月は昇ってから沈むまでに、空をななめに移動しながら少しずつ向きを変えるので、「光った側」や「弦(まっすぐな切り口)」の向きも刻々と変わります。次の法則で整理しておくと、地平線近くの傾きを問う問題に強くなります。

傾きの覚え方(法則)

  • 1 新月→満月へ向かう月(右側が光る月)は、明るい側を上にして昇り、明るい側を下にして沈む。例:上弦の月が西に沈むとき、弦(切り口)が上を向く。
  • 2 満月→新月へ向かう月(左側が光る月)は逆で、暗い側を上にして昇り、暗い側を下にして沈む。例:下弦の月が西に沈むとき、弦が下を向く。

これは観測者の足元(地球)が自転で傾くために起こる現象で、平面の図だけで考えるのはかなり難しいポイントです。こういう問題こそ、立体で動かして見るのが一番の近道です。

月の満ち欠けの周期と「星をめぐる周期」のちがい

「月が1周する期間」には、実は2種類あります。少し細かい内容ですが、上位校・難関校では用語そのものが問われることもあるので、余裕があれば押さえておきましょう。

名前 周期 意味
満ち欠けの周期
(朔望月/さくぼうげつ)
約29.5日 新月から次の新月まで
公転の周期
(恒星月/こうせいげつ)
約27.3日 月が星空を1周して同じ位置に戻るまで

同じ「1周」なのに数字がちがうのは、月が地球を回る間に地球も太陽のまわりを動いているから。月が星空に対して1周(27.3日)しても、太陽の位置がずれているため、もう一度同じ満ち欠け(新月)になるには、あと約2.2日ぶん追いかける必要があります。だから満ち欠けの周期(朔望月)のほうが、少し長くなるのです。

月はいつも同じ面しか見えない

地球から見る月は、いつも「うさぎの模様」のある同じ面です。これは月の自転周期公転周期がどちらも約27.3日でぴったり同じだから。月は地球を回りながら同じ周期でクルッと自分も回るので、地球にはいつも同じ面を向け続けます。

もし月が自転していなかったら、地球からは月の裏側もふくめて全部の面が見えるはずです。「同じ面しか見えない=自転と公転が同期している証拠」と理解しておきましょう。

日食・月食と満ち欠けの関係

満ち欠けと食(しょく)は、入試でセットで問われます。「どの月のときに起きるか」「天体の並び順」をセットで覚えましょう。

項目 日食(にっしょく) 月食(げっしょく)
起こる月 新月のとき 満月のとき
天体の並び順 太陽 − − 地球 太陽 − 地球 −
何がかくれる 太陽が月にかくされる 月が地球の影に入る

覚え方は「日(太陽)が食べられる」のが日食、「月が(地球の影に)かくれる」のが月食。並び順は、日食は真ん中が月、月食は真ん中が地球です。

なぜ食は毎月起きないの?

新月や満月は毎月あるのに、食は毎月は起きません。これは、月の通り道(白道)が、太陽の通り道(黄道)に対して約5°かたむいているから。新月・満月のときに、月がちょうど黄道の高さに来たときだけ、太陽・地球・月が一直線にそろって食が起こります。この「5°の傾き」も、立体で見ると一目で納得できる部分です。

3Dシミュレーターで立体的に理解しよう

ここまで読んで「平面の図だと、やっぱり位置関係がイメージしづらい…」と感じたお子さんも多いはずです。月の満ち欠けは、立体で動かして見るのが理解への一番の近道。「図をかいて考えよう」「ボールと懐中電灯で確かめよう」と言われても、頭の中で立体を回すのは大人でも難しいものです。

そこでLEFYでは、中学受験の天体分野を3Dで自由に動かして学べる無料教材を公開しています。「月の満ち欠け」モードでは——

  • 太陽・地球・月の配置を立体で確認できる
  • 新月・上弦・満月・下弦などの位置をワンタップで切り替えられる
  • そのとき地球から月がどんな形に見えるかを同時に表示
  • 「日食・月食」モードに切り替えれば、食が毎月起きない理由も立体で見える

「上弦の月はなぜ夕方に南の空なのか」が、回して見れば一瞬で腑に落ちます。インストール不要・登録不要、スマホでもパソコンでもすぐ使えます。

天体だけでなく、立体切断・電気磁気の3D教材や、過去問の得点を記録できる学習管理ツールも無料で公開しています。あわせてご活用ください。

理解度チェック!確認クイズ

ここまでの内容が身についたか、クイズで確認しましょう。答えはタップ(クリック)で開きます。

夕方、南の空に右半分が光った月が見えました。何という月?

A. 上弦の月。夕方に南に見え、真夜中に西へ沈みます。

一晩中見える月は、何という月?

A. 満月。夕方に東から昇り、明け方に西へ沈みます(太陽の正反対)。

月の出の時刻は、毎日およそ何分ずつどうなる?

A. 毎日約50分ずつおそくなります(月が1日に約12°東へ動くため)。

日食が起こるのは新月・満月のどちら?天体の並び順は?

A. 新月のとき。並びは太陽−月−地球です。

いつも月の同じ面しか見えないのはなぜ?

A. 月の自転周期と公転周期が同じ(約27.3日)だからです。

満ち欠けの覚え方・暗記のコツ

  • 上弦・下弦の見分け:月が西に沈むとき、弦(まっすぐな部分)が向きなら「上弦」、向きなら「下弦」。
  • 上弦=夕方・南/下弦=明け方・南。「上=夕方、下=明け方」とリズムで覚える。
  • 満月=日の入りに東、日の出に西。太陽と「真逆の動き」と覚える。
  • 早見表は「6時間ずつずれる」規則で思い出せば、丸暗記しなくても復元できる。
  • 丸暗記が苦手な子ほど、立体の配置で理解したほうが定着する。仕組みが分かれば、忘れても自分で導ける。

現役塾講師目線のポイント

  • 1 満ち欠けは「形の暗記」より「位置関係の理解」。形だけ覚えた子は、時刻・方角を問われた瞬間に止まる。
  • 2 問題を解くときは必ず「太陽の向き→光る側→地球から見た形」の3ステップを作図する。図をかく子は崩れない。
  • 3 どうしても立体がイメージできない子は、3Dで一度動かして「腑に落とす」のが最短。納得してから暗記すると定着が段違い。

まとめ

  • 月は自分で光らず、太陽の光を反射。満ち欠けは地球から見える角度の変化。
  • 形の順番は新月→三日月→上弦→満月→下弦→新月(満ち欠けの周期=約29.5日)。
  • 最重要は「見える時刻と方角」。上弦=夕方の南、満月=一晩中、下弦=明け方の南。時刻は6時間ずつずれる。
  • 月の出は毎日約50分おくれる(1日に約12°東へ)。
  • 入試は作図3ステップ(太陽の向き→光る側→地球から見た形)で解く。
  • 食は日食=新月/月食=満月。毎月起きないのは白道が約5°かたむくため。

月の満ち欠けは「覚える」より「仕組みで理解する」ほうが応用問題に強くなります。天体3Dシミュレーターも使いながら、得意分野にしていきましょう。

よくある質問

月の満ち欠けは、何から覚え始めればよいですか?

まず「月は太陽の光を反射している」「光った半分の見え方が変わるだけ」という仕組みを理解しましょう。その次に、新月・上弦・満月・下弦の位置関係と、それぞれがいつ・どの方角に見えるかを図で結びつけて覚えます。形の名前だけを先に丸暗記すると、入試で問われる時刻・方角に対応できません。

上弦の月と下弦の月の見分け方を教えてください。

北半球では上弦の月は右半分、下弦の月は左半分が光ります。見える時間帯も異なり、上弦=夕方の南の空下弦=明け方の南の空です。月が西に沈むときの弦(まっすぐな部分)の向きで、上向きなら上弦・下向きなら下弦と見分けましょう。

なぜ満月や新月は毎月あるのに、日食・月食は毎月起きないのですか?

月の通り道(白道)が、太陽の通り道(黄道)に対して約5°かたむいているからです。新月・満月のたびに太陽・地球・月がぴったり一直線に並ぶわけではなく、月が黄道の高さに来たときだけ食が起こります。立体で見ると、この傾きのせいで月が地球の影を「かすめて」通ることが分かります。

月の満ち欠けが苦手な子に、家庭でできるサポートはありますか?

当塾の天体3Dシミュレーターなどで、月の位置と地球から見た形を同時に動かして確認するのがおすすめです。納得してから暗記に進むと定着が早くなります。

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