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【中学受験】小6の追い込みで逆転合格!直前に伸びる子の特徴とやるべきこと

「普段の小テストではいい点数なのに、模試が全然ダメ…
「理解はできてそうなのに、テストでミスが連発…
「算数だけいくら勉強しても偏差値が上がらない…
など、なんだか志望校に合格できそうな気もするのに結果に結びつかない受験生も多いのではないでしょうか。

 特に小6の夏ごろになると、保護者のみなさまも焦りの気持ちが強くなってくる時期ですよね。

「この時期でこの成績なら今の第1志望校は諦めるべきかな…
「これまでも頑張ってきたけど、残りの数カ月頑張ったら逆転の可能性はあるの?

といったお悩み、不安がある方も多いと思いますので、本記事では逆転合格する可能性の高いお子さまの特徴をご紹介していきます
また、逆転合格するために、小6の夏以降~直前期に取り組むべきことも合わせてご紹介します。

小6の受験生にとってだけではなく、小4、小5のお子さまも、逆転合格の可能性の高い特徴を事前に知っておくことで、これからの勉強に活かすことができるはずです。

 逆転合格の可能性が高い受験生の特徴

逆転合格という表現はかなり大雑把ですよね。

例えば小6の10月、11月ごろまで第1志望校の合格率がかなり低いけれど、本番で合格できるような事例は逆転合格と言ってもよいのではないかと思います。

そういったケースに該当しそうな受験生の特徴を以下でご紹介していきます。

算数・国語は得意だけど理科・社会の成績が低い

算数と国語は短期間で成績を伸ばすことが非常に難しい科目です。
一方で、理科と社会は知識問題が多く、ある程度詰め込みで追い上げることができます

また、算数は中学受験の科目において、もっとも得点差がつきやすい科目ですので、算数や国語で合格者平均点を大きく上回ることができれば、理科や社会の失点をカバーして合格できる可能性が十分にあります。

難しい問題は好きだけど、テストの点数がいまいち

難しい問題に取り組むのは好きだけれど、小問集を短い時間で正確に解くのが苦手というお子さまもちらほらいらっしゃいます。

そういった場合、一部の模試やテストでは中々高得点を取ることができないこともあります。
難関校にありがちな傾向ですが、大きなテーマの問題がドンドンと出題されるような試験もありますので、そういった問題と相性が合えば、本番で合格点を取ることができる可能性も十分にあります。

とはいえ、正確に素早く解くことは算数の重要な能力の大部分を占めていますので、その能力レベルが不足していると感じる場合は、過去問対策を充実させることが必要です。

目標には届かないものの、徐々に成績が上がっている

第1志望校のレベルには届かないものの、徐々に成績が伸びているパターンです。
これまでいまいちパッとしなかった単元や内容が、すべてがつながったかのように急に理解することができ、成績が急に伸びることがあります。

一般的には、小6の12月上旬~中旬が最後の模試の時期になりますので、ラストの模試を受験した後に、急に成績が伸びるタイミングが訪れた場合、模試の結果ではそれを捉えることができず、本番を迎えることになります。

そうすると、まるで逆転合格したかのような印象となります。
受験本番まで諦めずに頑張り続けることが大切です。

実はこれまで勉強のやる気がなかったが、本腰が入った

これまでは親や塾の先生に言われてイヤイヤ勉強してきたけれど、小6の秋以降に、周囲の受験生の雰囲気が変わったことを感じ取り、本人が本腰をいれるケースです。

ただし、多くの受験生が小6の夏~冬ごろにかけて徐々に受験モードに入っていきますので、周囲の受験生のレベルも上がっていきます。
その中でも、相対的に群を抜いて成績が伸びる受験生が一部いますので、そういった子は逆転合格の可能性が十分にあります

塾の模試との相性が悪く、志望校の過去問と相性が良い

中学受験の塾には、最難関校を目指すような指導が行われる塾や、上位~中堅校への合格を目指す指導が行われる塾などがあります。

「塾の模試との相性が悪く、志望校の過去問と相性が良い」という今回のパターンに該当するのは、前者の、最難関校を目指すような指導が行われる塾にお通いの受験生です。
そういったタイプの塾では、普段の授業で扱われる問題のレベルが高く、授業の進度も非常に早い傾向にあります。
そして、そういった塾の模試や定期的なテストは、時間制限に対して問題のレベルと問題数が非常にハードです。

そのため、正確さとスピードの両立が求められます
もちろん、入試本番でも同じ能力が求められますが、1問あたりにかけることのできる時間が長かったり、問題のレベルが下がったり、はたまた問題のレベルが段違いに難しくなったり、少し問題傾向にクセがあったりなど、テストの形式が異なります

そのため、模試の合格判定ではいい結果がでなかったけれど入試本番では合格することができるということも起こりえます。

個別指導、家庭教師の講師に「思っていたよりもできる」と言われる

個別指導や家庭教師を利用する際には、事前にこれまでの模試の結果などを見せることを求められることが多いと思いますが、それを見せたうえで、「塾の模試との相性が悪く、志望校の過去問と相性が良い」というケースです。

集団指導の塾では、生徒一人ひとりの問題を解く様子やノートを細かく見ることができません。

一方で、個別指導や家庭教師は、そういった細かな状況も見ることができます
模試の点数上は不出来なように思えてしまうけれど、問題を解く様子を見ていると、意外にも十分に理解していたり、かなり応用力があることがあります。

しかし、そういったケースに該当する受験生の多くが、計算ミスや問題文の読み間違いが頻発していたり、図や絵を書くことをさぼっていたりします
そういったミスや手抜きに関する指導を受け、改善すれば逆転合格の可能性も見えてきます。

逆転合格のために残りの期間で取り組むべきこと

限られた時間で逆転合格するためには、適切な状況判断と優先順位付けが重要です。
では、どのように適切な状況判断を行うのかをご紹介していきます。

今までのテストや模試をしっかり分析

まず、これまでに受けたテストや模試を見直し、分析しましょう
そして、苦手単元や苦手問題を洗い出しましょう

苦手単元を1つずつ克服していく

苦手単元、苦手問題を洗いだしたら、それに優先順位をつけましょう
誤答頻度順で構いません。

模試やテストの問題それ自体でも構いませんし、参考書等を用いて類似問題を用意しても構いませんので、優先順位順に、取り組む問題を準備してください。

ただし、小6の直前期で残された時間も有限ですから、あまりに簡単だったり、難しすぎる問題は効果的ではありません。適切なレベルの問題を準備するよう注意してください。

志望校の傾向把握と過去問演習、ヤマを張る

あとは、志望校の傾向把握とその対策、そしてそれを踏まえてヤマを張ることも逆転合格を狙うのであれば外せません。

特に難関校になればなるほど、学校ごとに入試の特徴が強くなりますので、傾向把握と対策は重要になります。
できれば10年分ほど過去問に取り組むとよいでしょう。
また、それを踏まえて単元などに山をはり、強化しておくことも大切です。

塾の先生からアドバイスをもらいましょう

逆転合格を狙う場合、他の受験校、受験スケジュールに影響するため、本当に逆転合格を狙って受験するかは慎重に検討する必要があります。

逆転合格の可能性が少しでもあるならば頑張りたいところですが、一方で希望がかなり薄いのであれば、他の受験校を検討したほうがよいケースもあります。

もう1段難易度を落とし、着実にその学校に合格できるよう、過去問対策等に取り組むことも1つの手です。

本当に残された期間で逆転合格を狙うのか、そもそも可能性はあるのか、そういった点は塾の先生にも客観的なアドバイスをもらうようにしましょう。

LEFYでは、模試やテストの点数など、表面上の結果だけでなく、お子さまの特徴やクセ、志望校の傾向なども踏まえて、受験校、受験スケジュールに関するアドバイスも行っています。
お悩みの方はご相談ください。

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