「手厚くフォローしてくれる面倒見の良い塾がいい!」
とお考えのご家庭は多いのではないでしょうか。
中学受験は、高校受験・大学受験と比べて、親や塾がしっかりと受験生をサポートしていかなければなりません。
共働きのご家庭では、お子さんの勉強のサポートをする時間を捻出しづらく、できるだけ塾に任せたい!と思うこともあるでしょう。
本記事では“面倒見の良い中学受験塾の選び方”をご紹介していきます。
当塾には大手集団塾に通塾している生徒から、中小規模、個人塾に通塾している生徒まで、幅広い生徒が通塾しており、実態をご紹介できるはずです。
ぜひ塾選びの参考にしてみてください。
面倒見の良い塾って、具体的には?
まず、「面倒見が良い」とは、具体的にどういったことを意図しているのでしょうか。
どういった塾が面倒見が良いと言われるのか、ご紹介します。
授業が少人数制
面倒見の良い塾のほとんどは、少人数制の授業でしょう。
少人数制であれば、生徒が苦手そうな範囲は丁寧に解説したり、逆に予定よりもできるようであれば難しい問題にもチャレンジしたりと、生徒の様子に応じて授業の進め方を調整することができます。
そうすると、生徒も授業をよく理解できるため、楽しんで塾に通うことができ、成績も伸びていくでしょう。
一人ひとりの様子を見ながら授業を進める場合、講師の力量やそのクラスの生徒のレベルにもよりますが、1クラスあたりの生徒数は10人程度が上限だと考えられます。
生徒一人ひとりをよく把握したアドバイス
少人数クラスであれば、講師が生徒一人ひとりの状況を詳しく把握しているため、
- 普段の勉強計画・内容
- 長期休みの勉強
- 志望校選び
- 過去問の進め方
など、生徒に合わせた適切なアドバイスが可能です。
授業時間が長い
必ずしも面倒見がよいことと直結するわけではありませんが、面倒見のよい塾は、授業時間が長く、通塾日が多い傾向にあります。
できるだけ、塾の授業時間内で身に着けてもらおうという意図だと考えられます。
授業時間が短く、通塾曜日が少ない塾は、その分、家でしっかりと宿題に取り組んで身に着けてくることが前提になっているはずです。
そのため、お子さんがかなり自走して勉強できない場合は、保護者の負担は大きくなります。
質問対応をしてくれる
授業の前後や自習をしに塾に行った際に、先生が質問対応をしてくれるかという点も、面倒見の良い塾かどうかの判断基準です。
恐らく、ほとんどの塾が質問対応はOKとなっているはずですが、実態として、質問している生徒が少なく質問しづらかったり、先生が忙しく、なかなか対応できないということもあるかもしれません。
質問をしやすい雰囲気があったり、質問をしにくるように促してくれるような塾は面倒見の良い塾と言えるでしょう。
面談の機会が頻繁に設けられている
保護者面談の機会が定期的にあることも面倒見の良い塾の判断基準の1つとなるでしょう。
4年生の間はそこまで頻繁に相談することもないかもしれませんが、学年が上がるにつれ、勉強の進め方、志望校についてなど、相談事が増えるはずです。
面談がどれほどの頻度であるのか、もしくはメールや電話での相談が可能か、という点はチェックしておきましょう。
大手塾、小規模塾、個別指導塾の良さを把握しておこう
面倒見の良い塾を望まれるご家庭は多いはずですが、塾選びにおいては、面倒見の良さだけでなく、合格実績やアクセスなど、様々な面から判断しなければなりません。
ざっくりと、大手塾、小規模塾、個別指導塾にわけ、それぞれのメリットを把握しておきましょう。
大手塾
合格実績、歴史、カリキュラムの信頼感
大手塾と言えば、合格実績、歴史、カリキュラムの信頼感でしょう。
大手塾の中にも、最難関中学への合格実績が豊富な塾、難関校~中堅校を最適なペースで目指せる塾、フォローが売りの塾など、いろいろありますが、いずれにせよ、幅広い中学校への合格実績があります。
最終的にどのような志望校、受験校となるかは、受験直前まで分からないので、最難関中学を含め、幅広い中学への合格実績があることはかなり安心できると思います。
また、大手塾は歴史が長く、これまでの長い時間の中で、生徒の成績を伸ばすための教材、学習環境・制度、カリキュラムを作成・改善してきています。
校舎数が多く、アクセスのよい校舎を見つけられる
また、大手塾は校舎数が多く、ご自宅から通いやすい校舎を見つけやすいこともメリットです。
小6になると、勉強時間をいかに捻出するか悩むほど忙しくなります。
できるだけ通学時間は短い方がよいでしょう。
志望校、模試のデータなどの情報が豊富
ほとんどの大手塾は模試を主催しており、志望校、模試のデータなどが豊富です。
大手塾には、1学年あたり数千人の生徒が在籍しており、毎月のテストではその中で自分がどれくらいの位置にいるのかを知ることができます。
志望校に合格するためにはその中でどれくらいの順位、偏差値を取る必要があるのかも目安をつけることができ、いいモチベーションになるはずです。
また、塾の生徒以外の外部生も受験することのできる公開模試を行っている塾も多く、そういった模試では、より大きな母集団における自分の相対的な立ち位置を知ることができます。
志望校選びにおいても、塾の生徒の出願傾向などを把握しているはずですから、それを踏まえたアドバイスをしてもらえるはずです。
中小規模塾
面倒見がよい&指導力は大手と変わらないことも
小規模塾には、フォローが手厚く、面倒見の良い塾が多いと考えられます。
大手塾がこれだけある中で、小規模塾が生き残っているということは、なにかしら理由があるはずです。
小規模塾は知名度も低く、大手塾ほど大きな広告を打つこともできませんし、合格実績も、生徒数が大手塾に比べて少ないため、大手塾には勝てないはずです。
そのため、中小規模塾の多くは、面倒見の良さが売りであり、口コミや評判で生徒が集まってきていると考えられます。
また、中には、有名な大手塾で指導経験のある講師が独立して創業されたような塾もあり、中には、生徒数が少ないながらも、最難関中学への高い合格率を維持している塾も存在します。
単科の個人塾など、かなり評判が高いところがある
小規模な塾の中には、口コミだけで生徒が集まっているような、かなり評判のよい塾があります。
例えば、先生1人で経営されているような単科(算数専門、国語専門など)の個人塾などです。
こういった塾は、大手塾がたくさん掲載されているようなポータルサイトには掲載されていないことがほとんどです。
特定のネットワークの中でしか知ることができないような塾もありますので、ぜひそういった塾も探してみてください。
個別指導塾
集団が苦手な子でも勉強できる
個別指導塾の最大のメリットは、集団授業についていけないお子さんでも勉強に取り組むことができる点でしょう。
競争環境が苦手な子、集団授業だと眠ったりぼーっとしてしまい、授業で身に着けてこれないお子さんでも、個別指導であれば、少なくとも授業中は勉強にしっかりと取り組んでくれるでしょう。
塾がお子さんの学習状況を詳細に把握してくれる
個別指導であれば、塾がお子さんの理解度や進度などをしっかり把握し、それらを踏まえて指導をしてくれるでしょう。
無理のないペースで着実に進めることができるので、集団塾で苦戦しているお子さんには最適です。
ただし、どのような講師が教えてくれるのか、志望校選定や学習計画に関する的確なアドバイスをくれるのかなど、要チェックな点が多くあります。
この点は慎重に検討しなければいけません。
個別指導塾を選ぶ場合は以下の記事も参考にしてみてください。
【中学受験】個別指導塾だけで合格できる!?集団塾との違い・比較も
【子供に合った個別指導塾の選び方】塾講師・オーナーが本音で解説
1,2科目だけをフォローしてもらうこともできる
個別指導塾であれば、特定の科目だけ受講することも可能です。
大手塾に通いながら、苦手な科目や得意科目をさらに伸ばすために個別指導を受講する受験生はかなりいます。
面倒見の良さを求めるなら、ローカルな塾か個別指導塾!
授業が少人数制で一人ひとりの生徒に手厚いフォローをしてくれるという面から考えると、中小規模でローカルな塾や個別指導塾がおすすめです。
先述した通り、中小規模の塾は、面倒見の良さを評価されて生き残っていることが多いと考えられ、個別指導塾は1対1~2で面倒を見てくれるためです。
できるだけ塾で完結させたい、手厚くフォローして欲しいという点を優先されるのであれば、まずはこういった塾を検討すべきでしょう。
一方で、そういった塾のすべてが面倒見の良く、中学受験に精通していると言い切ることはできませんし、大手塾においても、校舎・教室によって非常に面倒見良い教室長、先生方もいます。
そして、合格実績、カリキュラムの安心感などは大手塾にはかないません。
問い合わせをして話を聞いたり、知人からの情報、ネットの口コミなど、できるだけ情報を集めることが大切です。
面倒見の良い中小規模塾・個別指導塾の判断基準
中学受験生の大多数は、大手塾に通塾しているはずですので、中小規模の塾や個別指導塾に任せる場合は、少なからず不安がつきまとうと思います。
以下の点を踏まえて探してみましょう。
個人塾~小規模である
まずは規模です。
先生1人~数人で回しているような個人塾から、数校舎レベルの小中規模塾まであります。
おすすめは、1校舎~数校舎程度の規模の塾です。
ホームページ等では詳細が分からない場合は直接問い合わせてみましょう。
また、特定の塾のグループの集団塾もしくは個別指導塾、フランチャイズの塾もありますので、こういった観点でも見てみましょう。
合格実績
合格実績も重要なポイントです。
大手塾と比べて生徒数が少ないため、合格実績数は当然少ないという前提で見る必要があります。
お子さんの目指すレベルの学校への進学実績が少しでもあるかを確認してください。
なお、個別指導塾の合格実績は、大手塾と併用して通塾している生徒の合格実績が掲載されていますので、その多くは算数だけ、理科だけなど、特定科目だけを受講した生徒の合格実績になります。
また、集団塾・個別指導塾問わず、中には、講習だけを受講した生徒の合格実績をのせていたり、グループの塾の合格実績を掲載している塾もあるという噂もありますので、そのあたりも意識してみてもいいかもしれません。
どんな講師なのか
中学受験指導をするのであれば、中学受験の指導経験がある講師、もしくは自身が中学受験を経験した大学生・大学院生の講師でなければなりません。
また、塾の方針や先生方の雰囲気もありますので、必ず体験授業を受けて、お子さんが気に入るかどうかで判断するようにしましょう。
指導内容はどのようなものか
ローカルな塾や個別指導塾の中には、独自のスタイルで指導を行っている塾もあります。
もちろん、それでも実績が出ていたり、お子さんと相性がよく成績が伸びているのであれば問題ありませんが、成績が伸びなければ意味がありませんし、もし仮に転塾するとなった場合に、あまりに一般的なカリキュラムから逸脱していると、勉強したことがない分野が出てきてしまう可能性もあります。
地域の中学受験生が多く通っているか
ローカルで面倒見の良い塾には、地域の中学受験生がこぞって通っていることが多いです。
口コミで生徒が通っていることが多く、同じ学校の同じ学年のお子さんが何人も通っていたりすることが特徴です。
保護者の繋がりで情報を入手できるのであればそれが一番ですが、もしわからなければ塾に直接聞いてみてもいいかもしれませんね。
大手塾を選ぶ場合は個別指導塾の併用も選択肢に
とはいえ、最難関校を目指すとなると、大手塾になるかな…とお考えの方も多いでしょう。
そういった場合は、個別指導塾を併用することも手です。
最近は、かなり多くの中学受験生が大手塾と個別指導塾を併用しています。大手塾のサポート、別教材で基礎を学びなおすなど、使い方は様々です。
LEFYには大手集団塾と併用して通塾している塾生もかなり多くいますので、お気軽にお問い合わせください。
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