「せっかく中学受験を頑張ったのに定期テストがとんでもない…」
「英語と数学でまた赤点!?どうなっちゃうの…」
「このままだと進級できないかもと面談で言われた…」
中高一貫校は高校受験がないことで、一部の中高一貫校生の勉強のサボり具合はすさまじいものになります。
高校受験をしていたら最低限は勉強しているところ、本当に文字通りノー勉ということもよくあります。
中学受験時にあれだけ勉強を頑張っていた姿を見ていたお母さんお父さんはなおさら、「あんなにやってたのになんでこんな勉強しないの…」と驚き、焦りを強く感じるでしょう。
勉強をサボり続け、成績不振のまま学年が上がってしまった中高一貫校生はどうなってしまうのか、なぜそこまで成績不振に陥ってしまうのか等々ご紹介していきます。
中高一貫校生の成績不振の理由
中高一貫校生が成績不振に陥ってしまう理由のほとんどは次の3点です。
①学校の勉強についていけない
中高一貫校の学習進度は公立中高と比べ、かなり早いです。
また、同学年の友人は同じ中学受験を経て入学していますので、同等程度の学力レベルを持っているはずです。
そのため、もしかするとギリギリで合格したお子さんにとっては進度、授業難易度ともにかなり厳しいものかもしれません。
ギリギリで合格したわけではなくても、同等程度の学力を持った友人が普通に勉強している中、勉強をさぼってしまえば、大きく差がついてしまうのは当然ですね。
他には、私立小学校からそのまま進学した場合、中学受験を経て入学したお子さんよりも国算理社の学習量が少なく、中高の勉強で苦戦してしまうことも多いです。
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②中高の勉強の仕方がわからない
中学受験の勉強は、塾でも演習の時間が確保されていて、宿題も十分に出され、親がそれを管理して1週間のうちにお子さんがこなすことが多いでしょう。
しかし、中学からは、学校の授業は解説がメインで毎授業宿題がでるわけではありません。
授業内容を見直し、自分でもう一度解いたりして習得しなけばなりません。
また、宿題を親が細かく管理してくれることはなくなってきますし、徐々に自分でコントロールできるようになっていかなければなりません。
学習内容面においても、数学は算数と比べてはるかに反復演習が重要ですし、英語はとにかく暗記が重要です。
このような中学受験時の勉強から中高の勉強に移行できないことも成績不振の理由の一つです。
③やる気がでない、自己管理ができない
中学受験で燃え尽き、勉強のやる気が全くでないお子さんは結構多くいらっしゃいます。
燃え尽きたというわけではないけれど、一旦自由になったし、自由を謳歌したいというお子さんも多いでしょう。
いずれにせよ勉強を頑張る気が起きず、その結果、授業中に寝たり、メモをとらなかったり、テスト範囲さえも分かっていなかったりと自己管理できない状態になってしまい、成績不振となってしまいます。
成績不振のままだと・・・
中高一貫なのに進級できない/留年の可能性がある
中高一貫校は、基本的に全員が高校に上がることができますが、あまりにも成績が悪い場合、出席日数が足りない場合は、高校に上がれないことがあります。
また、高校では留年の可能性もあります。
多くの私立中高一貫校では、高校への進学基準、留年の基準は、かなり緩くされているはずで、そのような措置が取られる前にも先生方との面談があるはずです。
面談でそういったお話を受けたら、どうにかして必死に勉強しなければいけません。
高2、高3からの勉強が相当キツい
中高一貫校生は中学の間に勉強をさぼっても高校受験がないため、特に問題なく生活を送ることができてしまいます。
しかし、高2ごろから同学年の多くが大学受験を意識し、受験勉強をスタートします。
いざ自分も勉強を始めようとしても、
- これまで勉強してこなかったから集中が全然続かない…
- 抜けが多すぎて、学校や塾の授業内容が全然わからない…
- 抜けを埋めるために自分で逆転するための計画を作らないといけないが、どこから考えたらいいのかわからない…
- あまりに成績が後れを取っているため、数カ月間はいくら勉強しても偏差値、合格判定が伸びず、メンタルがきつい
といったような辛さを感じるでしょう。
また、最難関中高の生徒を除けば、進路も、理系は難しく文系、文系でも数学を使う国立はダメで私立文系一択になってしまうことが多いはずです。
もしそれでも理系or文系国立を目指すなら浪人も視野にいれる必要があります。
想定もしていなかった大学に進学することになる
中学受験をした時は、
「この中学に入学すると多くが〇〇大学や△△大学のようなところに進学するんだ!」
と思っていたところ、成績不振のまま受験を迎えてしまうと、想定もしていなかった大学に進学することになってしまいます。
どの学校も進学実績を見ると、偏差値が大きく離れた大学への進学、合格実績があるはずです。
「なんだかんだそこそこの大学に行けるでしょ!」
と思っている中高生、保護者の方もいますが、現実はそう甘くありません。
成績不振から挽回するために!
まずは勉強時間を確保する
中高一貫校生が成績不振に陥っている主な理由は、勉強時間・量が圧倒的に足りないことです。
まずは勉強時間を確保しましょう。
高2ごろまでは本人が全く危機感を持たず、いくら親が注意しても勉強時間が増えないことはよくあることです。
そのような場合は、個別指導塾に通い、勉強時間を確保しましょう。
自習室を利用できる塾を選ぶと良いですね。
ただし、親には自習室に行くと伝え、自習室で寝たり、ぼーっとしたり、スマホを触って満足して帰っていくお子さんもいます。
状況によりますが、成績が伸びないのであればスマホに制限をかけるようなことも必要です。
英語⇒数学⇒その他の優先順位で
これまで勉強をさぼり続けてきてしまった中高一貫校生は、
- 英語
- 数学
- その他科目
の優先順位で勉強しましょう。
英語は継続的な学習が必要で、成果につながるまでに長い時間がかかります。
この点は数学も同じですが、大学受験の一般入試では、数学を使わない選択もできる一方、英語はどの大学も受験に必要ですから、どちらかといえば英語を優先したほうがよいでしょう。
数学は頑張っても成績が中々上がらないことがありますが、英語は頑張った分だけ成績が伸びる場合が多いので、モチベーション維持・向上にもつながりやすいです。
反復演習&字を書いて暗記する勉強を!
勉強をさぼりすぎて、どうやって勉強したらいいのかわからなくなってしまうお子さんも多いです。
教科書を読むだけ、数学の問題を1周解くだけ、難しい問題に急にチャレンジするなど、かなり空回りした勉強をしている方をよく見かけます。
ただでさえ残り時間が限られている中で、こういった非効率的な勉強をしてしまうと、大学受験は失敗してしまいます。
中高の勉強、大学受験の勉強の原則は「反復演習」ですから、何度も同じ問題を繰り返し、解き方や知識を定着させ、コアとなる考え方をしっかり理解していくことが大切です。
その際、暗記系の勉強においても、眺めるだけでなく、字を書いて覚えるようにしましょう。
LEFYでは多くの中高一貫校生の成績が伸びています
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