教育

【大学受験】地頭ってほんとにある?天才は地頭がいいは本当?

中学生・高校生のみなさんの多くは
「あの人天才だ・・・」
「頭いい・・・」
と思うような人に出会ったことがあると思います。

模試でずっとA判定だったり、全然勉強してなさそうなのに成績がよかったり、なんでそんな細かいこと覚えているの!?などなど、様々なパターンの「天才」を見たことがあるのではないでしょうか?

でも、具体的に「彼(彼女)はどこが天才なの?」「なんで天才なんだろう?」と考えてみたことは意外とないのではないでしょうか?

本記事では、そんな「天才」たちを分析・考察していきたいと思います!

※本記事の「天才」の分析は個人的な経験からの私見ですので、気軽な気持ちで読んでいただけると幸いです。

この記事を通して、大学受験合格へ向け勉強をしているみなさんにお伝えしたいことは次の2点です。

①天才なんてほとんど存在しない!
②「天才」には誰もがなれる!

天才なんてほとんど存在しない!?

出オチですが、実際のところ、本当の意味での天才なんてほとんどいないということを知ってほしいです。

殊、受験勉強において「天才」に見える人たちは、単に努力の仕方が上手く、勉強が上手なだけということがほとんどなのです。

もちろん、中には本物の天才もごく僅かに存在します。数学で問題集も解かずに授業を聞くだけで東大レベルの問題までスラスラ解いてしまう人や、教科書を一度流し読みしただけで内容をほとんど覚えてしまうような人なども実際に見たことがあります。

しかし、そうした人たちは全国の受験生のなかでも両手があれば数えられてしまうほどの人数しかいません!

つまり、「あの学校を受ける人はみんな天才だから・・・」などといって志望校を諦める必要はないのです!

あなたの目に映る「天才」たちは決して手の届かない存在ではないのです!

では、一般的に「天才」と呼ばれるような人達はどのような人なのでしょうか?次の項目でそれをみてみましょう。

天才の実態

上述したような一部のスーパーマンを抜いた後に残った、みなさんが周りで見かけるような「天才」と呼ばれる人達はどのような人達なのでしょうか?

みなさんの周りの「天才」と呼ばれる人を思い浮かべてみると

①地道に勉強をしていて、いつも良い成績を取る人

②最近まで部活などにのめり込んで全然勉強してこなかったのに、受験期になって急に成績が急上昇するぶち抜き逆転マン

③いつも全然勉強してない(ように見える)のに、なぜかいい成績を取る才能チラつかせセンスマン

のような人たちが主に思い浮かぶのではないでしょうか。

③の才能チラつかせセンスマンは、本物の天才との区別がつきにくいですが、天賦の才で他を圧倒する本物の天才とは異なり、彼/彼女らは大方、人に見えないところで勉強しているか、読書が好きで受験勉強とは別のところで知識を身につけそれが受験に応用できているなど、天賦の才というよりも後天的な要因で成績がいいと考えられます。

では、生まれつきの才能が関係ないのであれば、彼/彼女らの成績が良い原因はなんのでしょうか。

一つ目に考えられるのは勉強量です。①のタイプなどは勉強量が多いことがわかりやすいですし、②に関しても受験期になり勉強量が増え、③も人の見えないところで勉強していたり、一見受験には関係ない読書などある種の「勉強量」が多かったりします。

しかし、一方で、多くの人が①〜③の人たちと同じだけの勉強量を確保しても成績が同じようには伸びず、それが彼/彼女らが「天才」に思えてしまう大きな原因ともなります。

では、他に彼らに共通することはなんでしょうか?

結論から言ってしまえば、ズバリ、それは「吸収効率の良さ」です!

①のいつも成績が優秀なタイプは、闇雲に勉強量を積んできたのではなく、継続的に勉強してきたことを体系立てて理解してきたことで、すんなりと新しく習ったことも吸収するというサイクルを確立しています。

②の急に成績が急上昇するタイプはそれまで部活などで培われた集中力が、そのまま勉強に応用されるようになったことで同じ時間あたりでの吸収量が常人のそれを大きく超えるために成績が一気に上昇します。そのため、部活などに熱心に打ち込んでいた人ほど②のタイプになりやすいように感じます。

③の勉強してないように見えるのに成績がいいタイプは、かげで勉強しているのであれば、①の人に近い吸収効率の良さを実現しているでしょうし、読書をはじめとした趣味で受験とは一見関係ない知識を豊富に得ている人であれば、受験の中で出てくる知識とそうした知識をリンクさせることで吸収効率を高めていると考えられます。例えば、趣味でカードゲームをやっている人が英語版のカードも集めていたために英単語の意味がイメージしやすく単語の吸収効率を大きく上げる、なんていうものも③のような「天才」を生み出すことにつながるでしょう

以上でみてきた、いわゆる受験において「天才」と言われる人たちの成績がいい理由をまとめてみると次のようになります。

こう見てみると、やはり”勉強の吸収効率”が共通していることが分かります。

つまり、「天才」になるための大きな一歩は、”勉強の吸収効率”を改善することになりそうです!
ただ、こういうと「勉強の吸収効率ってなんだよ。」「それができないから苦労してるんだろ。」って声が飛んでくるでしょう・・・
そこで、勉強の吸収効率を今からでも上げる、つまり『「天才」のなり方』とでも言えるものを次の項目で詳しく考えてみたいと思います!

 天才のなり方

そもそも「勉強の吸収効率」ってなに?

これまで漠然と「勉強の吸収効率」といってきましたが具体的にはなにがそれを形作っているのかみてみましょう。

勉強の吸収効率に影響する要素を考えてみると大きく4つに分けられると思います

①記憶力
⇒英単語や世界史の知識、数学の公式など何をするにも欠かせない基礎中の基礎を覚える能力。この能力が高ければ新しいものを学ぶ初速が上がり結果として勉強全体の効率が良くなります。

②理解力
⇒記憶した知識を利用して一歩先の複雑な事象を理解し、インプットする能力。「この英単語はこの前置詞と仲がいいと記憶したから、この英文の構造はこう」とか「この数学の公式はこういう時に使えると記憶しているから、この問題ではまずここの部分を求めればいいんだな」であるとか知識を利用した思考力のことです。この能力が高いことが、ある分野の勉強の中盤から終盤にかけての演習の効率を上げることにつながります。

③処理力
⇒記憶し、理解したものを繰り返しアウトプットする際に必要な能力。一度理解したものをどれだけ迅速にアウトプットできるかに影響を与えます。
この能力が高いことは、勉強の終盤における習ったことを反復し、完全に自分のものにする際の効率を上げることになります。

④集中力
①〜③の全ての力を底上げするドーピング装置。集中力が高ければ高いほど①〜③の全ての能力が底上げされます。

 ここまでみてきて、

「結局こんなの全部生まれつきの才能じゃん・・・」

とあきらめてしまいそうになる人もいるかもしれませんが、実際は全くそんなことはありません!

上述した能力は、勉強の仕方ひとつで、後天的な改善が望めます。
次の項目で詳しくみていきましょう!

勉強の吸収効率を上げる勉強方法

何よりもまず重要なのは「自分に合った勉強法」というものを見つけることです!

世間では「英単語はこう覚えるのが至高」「数学はこの参考書をこう使え」などさまざまな勉強法に溢れています。しかし、絶対的に正しい勉強法なんてものは存在しません。

例えば、英単語を覚えるときに、次のようなやりかたがよくあると思います。

・単語帳を赤シートで隠してみる
・単語を紙に書いて覚える
・単語帳を作る
・問題形式のアプリなどを使って覚える

単語帳を見るだけなら短時間に多くの単語を目に入れることができそうですが、単語を紙に書いて覚える場合は、単語帳を見るだけよりもはるかに時間がかかりそうですよね。

一方で、単語帳を見るだけでは、忘れてしまう単語も多く、紙に書いて覚える場合のほうが、着実に覚えていけそうです。「多くの単語を浅く記憶に残し、それを繰り返すことで記憶に深く残る人」もいれば「一つ一つの単語をきっちり完璧に覚えたほうが記憶に深く残る人」もいます。

この例でいえば、自分に合った勉強方法が「記憶力」に影響を与え、結果として吸収効率に影響を与えることとなります。

時間を測って問題を解いたほうが集中できる人、時間を測ると逆に時間に気を取られ集中できない人、理解できない問題に出会った際に自分で考えに考えてなんとか答えを出した方が頭に深く残り理解の強度が上がる人、さっさと答えを見てその答えの解説の理解に力を注いだ方が頭が整理されて理解の強度が上がる人 .etc…

このように、個人に合った勉強方法というのは十人十色です。

もし、自分に合っていない勉強方法をしてしまえば、それだけ、上述の四つの要素の力が弱まり、吸収効率は落ちていきます。

「天才」と思われている人は、ほぼ確実に自分自身の勉強方法を確立しています。
まずは、自分の勉強方法の確率をすることが「天才」への第一歩でしょう。

そして、もうひとつ重要なことがあります。

それは「アタマの使い方を理解する」ことです。

先述した、「自分に合った勉強方法を見つける」というのは現在のステータスでの最善策を見つけるものです。ポケモンでいえば、技をそのポケモンにあった技に変更しただけで、レベルが上がったわけではないのです。家の外枠だけグレードアップしても中身は元のままなのです。そこで必要になるのが、この「アタマの使い方を理解する」ことです!

例を挙げてみてみましょう。

歴史の教科書を見て勉強しているとき、次の2つのパターンがあると思います。

・ただそのページの説明を頭の中で読み上げている人
・そのページに書いてある内容のうち、覚えるポイントを明確にして、そのポイントを覚えるように頭の中で読み上げる人

前者のパターンでも余裕で覚えることができる人は問題ありませんが、教科書や参考書の文章を読んでも、覚えられない人がほとんどだと思います。

後者のパターンはわかりやすくすると、次のようなイメージです。

当たり前のようにできている人ももちろんいると思いますが、多くの人はできていないのではないでしょうか。先ほど正しい勉強方法は十人十色といいましたが、今回のようなアタマの使い方についてはある程度普遍的なものと言えます。

これはほんの一例ですが、このような効率的なある程度普遍的な勉強のコツが各科目・分野ごとにあったりします。

これに関しては、実際にそうしたコツを掴んでいる人の真似をしてみたり、聞いてみたりすることで身につけられるので、身近な「天才」に聞いてみるといいかもしれません。

外枠である「勉強方法」とその中身である「アタマの使い方」が両輪となって天才は生み出されていくのです。そして、その二つは今からでも習得することができるものです。あなたも「天才」の道に踏み入れることができるのです!

まとめ

受験でいわゆる難関校を狙う場合、一般的言われている「天才」との争いは避けられません。しかし、この記事で述べてきたように、誰もが「天才」になれる可能性はあります。

厳しい言い方になりますが、受験期はライバルも長時間勉強しているので、勉強量を確保するだけでは合格に手を届かせることは難しいでしょう。長時間勉強するのは当たり前で、その中で、さらに効率的に吸収できるように改善を重ねることで初めてライバルに差をつけることができます。

どこかで、勉強の効率をあげられる環境をもつことが大学受験合格の大きな一歩となります!大学受験を目指すみなさんが、ぜひ本記事を通じて、第1志望校を諦めずに頑張りぬいてくれることを願います。

LEFYで勉強の吸収効率をあげよう!

LEFYでは、先述した「吸収効率を上げる勉強方法」をお伝えしています。

・生徒一人ひとりに合わせた学習戦略の策定

多くの大手予備校では、集団授業という形式上どうしても一律のカリキュラムで授業が進められ生徒個々人のスケジュールや特性は無視されがちです。個別指導・少人数指導を主とするLEFYでは、生徒一人ひとりのスケジュールをもとに最適な学習計画を立て、一人一人の特性に基づいた最善の学習方法を提示していきたいと思っています。

・ハイレベルな講師陣

LEFYの講師は、原則東大~早慶以上のランクの大学の在校生および卒業生を選抜して採用しています。最難関大学に合格しているこの講師たちは、先述した「アタマの使い方」をよく理解しています!

この講師たちの「アタマの使い方」を真似し、聞いてみることで生徒自身も「アタマの使い方」を徐々に理解していくと考えられます!

このような環境で、効率の良い勉強方法を身につけ、一緒に受験を戦い抜いてみませんか?

無料の学習カウンセリングも行なっていますので、是非一度LEFYを訪れてみてください!

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