お子さんの成績が伸びなかったり、お子さんが全然勉強しようとしなかったりと、
「うちの子は中学受験に向いていないのかな…」
と思ってしまったことがあるお母さん、お父さんも多いのではないでしょうか。
今回は、中学受験に向いている子、向かない子の特徴をご紹介していきます。
ただし、ご紹介する特徴は、主に「高い偏差値を取れるであろうお子さん」や「やれば順調に伸びていくであろうお子さん」を向いている子と仮定しており、以下に挙げる特徴のいずれか1つにあてはまったからといって、中学受験をするべきか否かを判断できるものではありません。
環境やきっかけによって生まれたり、変化したりするものもありますので、今後の中学受験に向けた参考としてみてください。
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中学受験に向いている子の特徴
競争心がある
中学受験において、競争心は非常に重要です。
大手集団塾においては、ほぼ毎月、テストの結果によってクラス分けがありますので、それに向けて勉強のモチベーションを維持できれば、継続的に前向きに勉強に取り組むことができます。
また、授業中も、ライバル・友達よりも早く問題を解きたいという意識があると、授業の飲み込みが全く変わってきます。
競争心があることは、中学受験に向いていると言うことができる最大の特徴と言えます。
言われた通りに取り組める素直さがある
先生の説明をしっかりと聞き、言われたとおりに素直に取り組むことができるお子さんはかなり伸びる傾向にあります。
例えば、算数の新しい解き方や考え方を学んだ際、すぐには理解しきれないことがあるはずです。
そういった時に、理解は追い付いていないけれど、一旦、説明された通りに何問か解き進めることができるお子さんは、徐々に理解を深めることができます。
一方で、指示通りに動くことができないと、いつまでたっても理解が深まりません。
とりあえずやってみることで、段々と理解が深まってくる感覚を持っているお子さんは中学受験で良い結果を出しやすいと言えるでしょう。
勉強以外のスポーツや音楽などの習い事でも身に着けることができる可能性はあります。
想像力が高い/イメージすることができる
中学受験では、中学受験のご経験がない方は本当にびっくりするような難しい内容が扱われます。
ただし、飛び級で中学生の内容をガッツリ扱うというわけではなく、範囲自体は限定的であるため、かなりひねった深い難しさがあります。
そういった問題を解くためには、想像力、イメージ力が重要になります。
例えば、算数の立体図形の問題では、紙面に書かれた立体をイメージしなければなりませんし、国語では、物語の描写をイメージする必要があります。
入試本番レベルの難しい問題では、問題文をしっかりと読み、複雑で何個もプロセスがあるような状況を、素早く正確にイメージしなければなりません。
頭の中にどれだけの情報量を正確に素早く展開することができるかという点は、中学受験においてかなり重要なポイントです。
適度にずる賢い・屁理屈を言える
ずる賢さがあったり、屁理屈を言うお子さんは、中学受験に向いている可能性があります。
ずる賢さは、やらなければならないことは認識していつつ、それをお子さんなりにずるをしてこなそうとしていると解釈できます。
中学受験の算数においては、より楽に、早く答えを出すことができる方法を考え、選ぶことができるかもしれません。
また、屁理屈を言うということは、お子さんなりに、論理的に意見し、行動していると捉えることもできます。
中学受験に限らず、勉強において、論理的に考えることは必須の能力ですから、その才能が開花するかもしれません。
もちろん、ずる賢さや屁理屈のレベルにもよりますので一概には言えませんが、中学受験でハイレベルな成績を取っているお子さんの中には、こういった側面があるお子さんも多いでしょう。
几帳面なところがある
几帳面さは、上手く作用すれば中学受験ではかなりアドバンテージになります。
几帳面なお子さんは、算数ではしっかりと途中式を書き、国語では線を引き、理科や社会ではしっかりと覚えるべきところにマーカーで色をつけることに抵抗感があまりないと思います。
もっと具体的なところでは、算数の場合分けにおいて、しっかりと漏れがないような場合分けをすることができ、ひとつひとつ丁寧に調べ作業を行うことができる可能性も感じます。
ただし、ノートをきれいに取るのが好き、字を丁寧に書くのが好き、というような性格が強く出すぎてしまうと、授業内容が頭に入らず、ノートのキレイさばかりに意識が向いてしまったり、問題を解くペースがかなりゆっくりになってしまうこともあります。
几帳面さを上手く活かすことが重要です。
精神的に成熟している
中学受験を目指す場合、周りの友達は遊んでいる中、自分だけ遊びたい欲求を我慢し、勉強しなければなりませんし、塾では小テスト、月ごとのテストがあり、そのプレッシャーもありますから、精神力が求められます。
多くのお子さんは小4ごろから中学受験に向けて塾に通い始めることを考えると、同学年比で精神的に成熟しているお子さんのほうが、中学受験に向いていると考えられます。
知的好奇心が強い
算数や国語では、素早く正確な情報処理が求められますが、普段の勉強においては、しっかりと仕組みを理解するため、深く考えることも必要です。
また、理科や社会では、覚えなければならないことがたくさんありますが、日々の生活に関連することも多いため、少しでも興味を持つことができるかが大きな差に繋がります。
じっくりと考えることを楽しみ、また、知識についても、暗記する対象として毛嫌いするのではなく、興味を持って触れることができるような、知的好奇心があるお子さんは中学受験に向いていると言えるでしょう。
健康で体力がある
中学受験に向けた通塾は、小6になると週に4-5回通塾することにもなり、終了時刻が21時頃になります。
それだけでも結構な負担になりますが、加えて、それ以外の日には、出された宿題に取り組まなければなりません。
小学生にとってかなりハードな生活になりますので、そういった生活サイクルでも、前向きに勉強に取り組み続けることができるような体力があるお子さんは中学受験に向いていると言えます。
中学受験に向いてない子の特徴
競争心がない
先述した通り、多くの中学受験集団塾では毎授業の小テスト、約1か月毎のテスト、模試など、頻繁にテストがあります。そして、その成績が、偏差値、順位、志望校合格率として示され、成績別にクラス分けがなされます。
こういった環境を楽しみ、最大限活かすためには、競争心が必要です。
もし競争心がないと、純粋に知的好奇心から勉強を楽しんだり、成績によってご褒美をもらえるなど、そういった面での大きなインセンティブが必要になってきます。
ただし、実際には純粋な知的好奇心や、ご褒美などをモチベーションに中学受験勉強を頑張り続けることができるお子さんは多くありません。
競争心がないお子さんは、中学受験で苦戦する可能性があります。
知的好奇心がない
算数のパズル的な思考、深い思考、国語の想像力、理科・社会の知識への興味など、知的好奇心が搔き立てられるポイントはいくつかありますが、どれにも全く興味を持てなかったり、楽しむことができない場合、中学受験では苦戦する可能性が高いです。
勉強自体に全く興味がなく、苦行のような感覚になってしまうはずですので、競争心などでカバーしていく必要があります。
字を書くことを面倒くさがる
字を書くことを面倒くさがるお子さんは結構いますが、中学受験には向いていない特徴と言えます。
小5の中盤ごろまでは、そこまで複雑な内容を扱いませんので、中にはすべて頭の中で処理することができるお子さんもいますが、入試本番レベルになるにつれ、自分で書いて整理しなければ到底太刀打ちできなくなってきます。
できるだけ早い段階から、字を書くことを面倒くさがらず、必要なことはしっかりと書く習慣をつけさせることが大切です。
習慣化することで克服できる場合が多いので、早期から取り組みましょう。
心身の成長速度には差がある
ハードな通塾と、塾がない日にも宿題をこなすことから、健康で体力があること、そして、遊びの誘惑に打ち勝ち、プレッシャーにも耐えることができる精神的成熟度は中学受験に向いているお子さんの特徴として挙げました。
体力面、精神的成熟度のいずれも、年齢を重ねて成長していくものです。
小学6年生の段階では、環境も相俟って、心身の成長速度は個人差があるのも事実です。
体力面、精神面の成長に差があり、勉強そのものに中々向き合えない場合、中学受験で苦戦してしまう可能性があります。
向いてる特徴にすべてあてはまる子はほとんどいない
中学受験の向き不向きの特徴をご紹介してきましたが、ご紹介する特徴が1つあてはまるからと言って必ず成績が大きく伸びたり、向いていないからいい結果を出せないはずだと断言できるわけではありません。
初めから向いている特徴にすべてあてはまるお子さんはほとんどおらず、環境や成長、様々なきっかけによって好転していくものです。
親の接し方、働きかけ、塾などの環境によって改善されるものも多いため、お子さんの適性、ご様子を注視していくことが大切です。
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- 集団塾の宿題がスムーズに進まない
- その結果、毎月のテストで思うような結果が出ない
- もっと勉強するように言うが、喧嘩になってしまう
- 今のレベルで第1志望は狙えるの?他にいい学校は?
- 計算ミスが減らない。図や式を書かない
などなど、中学受験を目指すご家庭の多くが抱えるお悩みに対して、お子さんの性格、タイプ、現在の学力に応じて、随時アドバイスしています。
一気に偏差値を10、20上げるような魔法はありません。
ご家庭、塾が協力しつつ、現状から少しずつでも改善し、勉強習慣を含めて基礎力をつけていくことで、最終的に6年生になったときに偏差値に結果が表れてきます。
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