高校生になると、
「本気で受験勉強してる友達はそんないないけど、このままで大丈夫なのかな…」
「難関大学に行くなら、本気で受験勉強し始めるのっていつから?」
と疑問に思うことがあるのではないでしょうか。
学校によって、部活によって、友達環境によって、周囲の受験モードを感じ、本腰を入れるタイミングは様々です。
ですが、環境によって「時すでに遅し…」となってしまうと恐ろしい結果が待っています。
まだまだ…と思っている方もぜひ一度本記事を読み、今すぐにでなくても構いませんので、できるだけ早く受験勉強をスタートしようという気持ちを持っておいてください。
「高3から本気で勉強スタート」「逆転合格!」は信じちゃダメ!
この記事を見ている方の中には、
「先輩は部活が終わった高3から本気出して合格したし…」
「塾には逆転合格した人がいっぱいいたし…」
という思いをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
たしかに、高3から本気で勉強をスタートして難関大に合格した方や、E判定続きだったけれど最終的に逆転合格した方はいます。
しかし、そういった方のほとんどは、難関中高に通っていて元々勉強の能力が高かったり、帰国子女や本をかなり読んでいた方、やっていなかっただけで元々の勉強能力が高かった方ばかりで、圧倒的に少数です。
圧倒的に少数で珍しい事例であるため、塾の合格体験記を書いたり、学校で話題になったりするわけです。
短期間だけ必死に努力すればみんなが大学に合格できるわけではありません。
もう高3になってしまい、「逆転合格しか残されていない…」という状況であれば仕方ないことですが、まだ時間がある人はいち早く勉強に取り掛かりましょう。
ただ、目指す大学の難易度にもよりますので、難易度が高くない大学を一般入試で受けるが、現時点の成績で順調に狙える場合や、総合型選抜や推薦で受験する場合はこの限りではありません。
多くの受験生はいつから“本気”で勉強してる?
一般的には高2の夏前後から本格的な受験勉強を始める方が多いです。
部活動が高3まである場合は高3になってからという方も多いかもしれません。
ただし、東大・早慶などの難関大を目指す方は、遅くとも高2のはじめごろから意識を変えています。
そもそも、“本気”は気持ちの問題であり、こういった難関大を目指す人たちの多くは、本気ではなくとも日々コツコツ勉強していますし、”本気”モードだと1日10時間以上勉強している人もいます。
また、「今日から本気出すぞ!」と意気込んで突然10時間の勉強を始めようとしても、勉強に慣れていないと長時間集中して取り組むことは難しいでしょう。
“本気”を出す前からコツコツ勉強の習慣をつけて基礎を固め、”本気”の受験勉強にしっかりと取り組めるようにしておくことが大切です。高3まで部活ある方は、しっかりと優先順位をつけて勉強に取り組んでおきましょう。
定期テストがあるからと満遍なく勉強したり、直前勉強でも点を取りやすい社会などに注力して英数を放っておくと、大学受験では失敗してしまうかもしれません。
英語を最優先に、数学を使う方は数学もしっかりと勉強しておきましょう。
志望校・受験方式、学力によってスタート時期は異なる
本気で受験勉強を始めるタイミングは、上記のとおり、一般的には高2の夏前後が多いと思われますが、当然、間に合うかどうかの判断は、志望校や受験方式、みなさんの学力レベルによって異なります。
中には、東大などの最難関大学を目指す方の中にも、高2の頭頃には、このままコツコツ勉強すれば志望校に余裕で合格できるような学力の方もいます。
一方で、中学の時に勉強をサボってしまった人は、高2頭でも遅いくらいで、高1から本気で勉強を始めなければいけない方もいるでしょう。
一般論をあてにせず、自分の状況を客観的に捉え、志望校に合格できる十分な受験勉強期間を確保するようにしてください。
「本気の受験勉強」なにから始めたらいい?
「今日から本気で受験勉強をスタートするぞ!」と決意したものの、なにから取り掛かっていいのかわからない方も多いでしょう。
以下の手順を参考にしてみてください。
①志望校を決める
②志望校の入試形式・科目・傾向・レベルを把握
③学習計画を立てる
まずは志望校を決めましょう。高1生も現時点で構いませんので、行きたい第1志望校を選んでください。
そして、その志望校、志望学部の入試科目、傾向・レベルを調べましょう。
インターネットで調べれば、予備校が出している偏差値や、大学・学部・学科ごとに入試科目・特徴・傾向がわかりやすくまとめられているサイトもたくさん出てきます。
「偏差値65!難しい!対策が必要!」という表面的な情報だけで満足せず、実際にその大学・学部の過去問を見るようにしてください。
一般入試、総合型、推薦とそれぞれ科目・条件が異なりますので、しっかり丁寧に調べてくださいね。
様々な媒体や手法でできるだけ多く情報を集めてください。
第1志望の大学・学部の難易度や特徴を把握できたら、次は学習計画を立てましょう。
学習計画を立てる際は、自分の現状の学力を踏まえて優先順位をつけ、できるだけ計画を具体的にしましょう。
「英語を〇時間」だけだと、その日その日に内容を考えなければいけませんので、どの参考書を使って、何ページから何ページまでを、どのような方法で勉強するのかまで具体化してください。
以下の記事も参考にしてみてください。
慶應に逆転合格した話って嘘っぽい!本当に受かる現実的なプランはある?
重要なのは学習計画と効率的な勉強法!
「いつから本気で受験勉強するべきなの?」という質問に対して
「できるだけ早くスタートしたほうがいい!」という回答は
「そりゃそうですよね…。」となってしまいますよね。。。
ただ、本気で受験勉強をスタートする上で重要なのは、
■学習計画
■効率的な勉強法
の2点です!
高1の頭頃からコツコツと真面目に勉強を頑張っている方もいるでしょう。
しかし、そういった方が全員、第1志望校に合格できるわけではありません。
高3から本気で勉強し始めた人に負けてしまうことも十分あり得ます。
それは、たしかに一部才能の側面もあるかもしれませんが、学習計画が甘く、非効率的な勉強をしていることが大きな原因です。
大人になると、仕事や私生活で目標達成に向けた計画を作る経験がありますが、高校生の多くはそういった経験がないはずです。
この経験不足から、学習計画が目標達成に不十分な状態であることが多いです。
また、中学受験や高校受験で最難関校に合格した方々であれば、効率的な勉強方法が身についている方も多くいます。しかし、そうでない場合、特に人生で初めて自分の意志で勉強に向き合う方は、かなり非効率的な勉強をしているケースが多く見受けられます。
そうすると、せっかく勉強時間を十分に確保しているのにもかかわらず、成績が全然伸びない…ということが起きてしまいます。
少しでも不安があれば、学校の先生や塾に相談するようにしましょう。
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