この記事では、中学受験大手塾の特徴と、各塾の2025年度の合格実績一覧をご紹介します!
2025年中学受験の概況
受験者数は微減
2025年度の首都圏における私立・国立中学校の受験者総数は、前年よりわずか100名減の52,300名となり、前年比99.8%と微減しました。これは過去40年間で3番目に多い受験者数であり、受験率は18.10%と過去2番目の高さとなっています。
この微減の背景には、少子化の影響や、大学入試改革に伴う教育環境の変化などが考えられます。また、受験者数が高水準で推移していることから、中学受験への関心が依然として高いことがうかがえます。
今後も受験者数の動向を注視し、各家庭の教育方針や志望校選びに役立てていくことが重要です。また、受験環境の変化に対応するため、最新の情報収集や適切な対策を講じることが求められます。
首都圏模試センター:2025年の首都圏私立・国立中学受験者数は52,300名と微減。受験率は過去2番目の高さに!
大学入試改革の影響
2020年代後半に本格化する大学入試改革は、中学受験にも大きな影響を与えています。具体的には、思考力や表現力を問う問題の出題が拡大している傾向があります。社会や理科の試験問題で文章やグラフ、資料を読み解く力を求める形式が増え、高校や大学での探求学習に対応できる力を育成しようとする動きが活発化しています。
首都圏の私立中学校では、探求型学習やプレゼンテーション活動をカリキュラムの核に据える学校が増えています。こうした学校は、自ら考え、仲間と協力しながら課題を解決する力を重視する傾向があります。そのため、入試でも単なる暗記やパターン学習よりも、総合的な判断力や論理的な思考力が試される傾向が強まっています。
英語に関しても、大学入試の4技能化を見据えて、早期からリスニングやスピーキングを重視する中学校が増えています。国公立・私立を問わず、一部の学校では英語による簡単なコミュニケーション力をチェックする問題を入試に導入しており、受験生にはただの文法暗記だけではなく、運用能力を磨く対策が求められています。
各大手塾の特徴!
2025年の中学受験においても、大手進学塾は依然として高いシェアを誇っています。それぞれの塾には指導方針やカリキュラム、教材の特徴があり、志望校やお子さんの学習スタイルに合う塾を選ぶことが重要です。ここでは、主要な大手塾として挙げられるサピックス、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミー、グノーブル、希学園について、その特色をご紹介します。
サピックス(SAPIX)
SAPIXは首都圏でトップクラスの合格実績を誇る大手中学受験塾で、難関校を目指すご家庭にはまず検討される存在です。少人数制のクラス編成とオリジナル教材をベースにしたスピーディーかつハイレベルな授業が最大の特徴と言えます。1回の授業のなかで新しい単元を学び、その日のうちに演習や復習まで行う構成になっており、定着度を高めるためのカリキュラムが徹底されています。多頻度で実施される復習テストや確認テスト、月例のマンスリーテスト、サピックスオープン模試などを通じて学力の伸びをこまめにチェックし、クラス替えによって最適なレベルで学べる仕組みが整っているのもポイントです。
教材は毎年の入試問題を丹念に分析して作られ、年度ごとにアップデートが施されています。6年生になると志望校別の対策コースや特訓講座が充実しており、国私立の最難関校に特化した演習問題に繰り返し取り組むことで、実戦力を鍛え上げます。
一方で、課題の量や家庭学習の負担が大きい点はSAPIXの特徴でもあります。多忙なスケジュールのなかでお子さんがしっかり取り組めるかどうか、家庭でのサポート体制や学習管理が必要となることを念頭に置く必要があります。授業スピードも速く、理解不足が積み重なると追いつくのが大変になるため、こまめな復習と、必要に応じた個別フォロー(補習や映像授業など)を上手に活用することが大切です。最難関校を目指し、意欲的に学習に取り組む生徒にとっては、飛躍的な成長を実感できる環境が整った塾と言えるでしょう。
四谷大塚
四谷大塚は中学受験教材「予習シリーズ」の刊行元として知られ、長年の実績と伝統を持つ大手塾です。最大の特徴は、カリキュラムが「予習→授業→復習→テスト」のサイクルで組まれている点で、週テストや組分けテストを繰り返すことで学習成果を細かく測定し、着実に基礎力と応用力を積み上げられる体制を整えています。1~3年生の段階から「はなまるリトル」「リトル四谷大塚」といった低学年コースを設置し、学ぶ楽しさや学習習慣の確立を重視しているのも特徴です。
学年が上がるごとに難易度や演習量が増え、特に4年生からは「予習シリーズ」を中心にした学習が本格化します。映像授業「予習ナビ」「復習ナビ」を活用できるため、教室での対面授業に加えて自宅での学習効率を高めやすくなっています。5週ごとに行われる組分けテストや毎週の週テストでは、問題の難易度が細かく調整されており、合格目標校に応じて最適なレベルのクラスで学べる仕組みが魅力です。
6年生になると「学校別コース」が設置され、志望校の出題傾向に合わせた対策授業や模試が用意されます。例えば開成、麻布、桜蔭、豊島岡女子学園、早慶附属系など多岐にわたり、学校ごとの頻出単元や入試形式に特化したトレーニングを積むことで、合格可能性をさらに高めます。保護者向けには「保護者会」や個別面談、また進学相談などの機会を定期的に設けているため、お子さんの学習進捗状況や志望校選びの悩みについて相談しやすい環境があるのも心強いポイントです。長く蓄積された指導ノウハウと、オーソドックスな教材・テスト体制で学習を進めたいご家庭には特に適した塾と言えます。
日能研
日能研は「未来をつくる力を育む」という教育理念を掲げ、総合的な学力と考える力を着実に伸ばす指導で長い歴史のある大手塾です。クラス替えはテスト成績のみに依存せず、講師が日々の授業態度や課題への取り組み状況なども踏まえて総合的に判断するため、一人ひとりの成長段階に合った学習環境を提供できる点が特徴です。公開模試「日能研全国公開模試」や「学力育成テスト」を定期的に実施し、全国規模での自分の位置づけを確認できるため、お子さんと保護者が共通認識を持ちやすいのもメリットと言えます。
日能研の授業では、知識の詰め込みだけに偏らず「なぜそうなるのか」を考えさせるアプローチを重視しています。特に算数や理科では実体験や実験を通じて理解を深めるテキスト・教材が用意されており、興味を引き出す工夫がこらされています。高学年になると、各科目で単元ごとの演習量が増え、徐々に応用問題や過去問演習にも取り組みます。また、保護者に向けた各種の情報提供や面談の場が豊富に設けられており、志望校選びや学習計画の相談がしやすいです。
通塾日数が比較的多く、塾内でしっかり勉強させてくれるため、家庭学習の負担が比較的軽いという観点では、共働きのご家庭にとって助かるポイントでしょう。合格実績としては、御三家をはじめとする最難関校から中堅校まで幅広い合格者を輩出しており、お子さんの志望校や学力に応じて多様な進路選択を可能にする柔軟性が日能研の大きな強みとなっています。
早稲田アカデミー
早稲田アカデミーは「本気でやる子を育てる」という熱意あるスローガンのもと、難関校合格実績を伸ばし続けている大手進学塾です。中学受験では、四谷大塚の「予習シリーズ」をベースとしつつ独自教材も加え、算数や理科の応用力を強化する設問など幅広いレベルの問題に取り組めるカリキュラムが特徴と言えます。低学年のうちから「学習習慣づくり」を重視し、隔週・毎週のテストを設定して短期目標をクリアしていくサイクルを定着させることで、学習への意欲を高める仕組みが整っています。
高学年になると、学校別に特化した「NNコース」や「トップ校対策講座」が充実し、過去問研究や難度の高い応用問題演習を通して合格力を養います。特に開成や桜蔭をはじめとする最難関校に対しては細分化されたクラス編成がなされ、それぞれの学校の出題傾向を踏まえた徹底的な対策が行われます。
一方で、早稲田アカデミーは宿題や課題が多めで、授業もハイテンポなため、お子さんには相応の負荷がかかります。保護者が家庭学習を見守ったり、モチベーションを維持できるようサポートしたりする必要があるでしょう。その分、しっかりと取り組めば着実に学力を伸ばせるだけでなく、受験本番を乗り越える粘り強さや計画性が身につくとも言えます。生徒と講師の熱量が高く、切磋琢磨しながら合格を勝ち取っていく風土が根付いているため、向上心の強いお子さんや競争をバネに成長するタイプの生徒に適した塾と言えます。
グノーブル
グノーブルは大手塾の中でも少人数精鋭のスタイルにこだわり、一人ひとりの思考力や表現力を深く伸ばす指導で注目されている進学塾です。講師が生徒の理解度を細やかにチェックしつつ、新しい知識を積み上げるだけでなく「自分で考え、答えを導くプロセス」を大切にする授業スタイルが特徴と言えます。子どもたちが安心して質問できるよう、教室の雰囲気づくりや講師のコミュニケーションにも配慮されているため、わからない箇所を早期に解決しやすい環境です。
また、通塾日数が比較的少ないため、通塾の負担が軽いと言えます。
一方で、グノーブルで扱われる内容は、最難関中学受験に向けた難問も多く、また、通塾日数が比較的少ないため、しっかりと家庭学習をこなすことが求められますので、この点には注意が必要です。
保護者、お子さんが一丸となって最難関中学を目指せるご家庭には適した塾と言えます。
希学園
希学園は元々関西で難関校合格の実績を積み重ねてきた塾ですが、首都圏でも教室を展開し、丁寧な指導と少数精鋭のスタイルで注目されています。「家庭での学習管理の負担を軽減する」という方針を掲げ、塾が勉強面のほとんどをしっかりサポートし、保護者には健康管理やメンタル面でのケアを中心に任せるという役割分担を明確化しているのが特徴と言えます。講師は専任制で、実際に教壇に立つまでに長期的な研修を受けるため、指導の質も高い水準を維持しています。
学年が低いうちから思考力や読解力、基礎的な計算力などを徹底的に固めるカリキュラムを組み、学年が上がるごとに無理なく応用力を伸ばしていく流れが確立されています。特に高学年になると、受験校の過去問研究をもとにした「学校別対策コース」や「最難関校特訓」などが用意され、少人数だからこそ可能なきめ細かなフォローアップが受けられます。
学習指導においては、長めの授業時間と演習量の多さが特徴で、かなりの部分が塾での学習で完結するため、家庭学習を親がサポートする負担は比較的軽いと言えます。規模は大手ほどではないものの、一人ひとりの生徒を深くサポートする環境を求める保護者の方には特に向いている塾です。
【2025年度】最難関中学合格実績:一覧表(首都圏のみ)
2025年の中学受験(首都圏のみ)の結果をまとめました。
中学校 | SAPIX | 四谷大塚 | 日能研 | 早稲田アカデミー | グノーブル | 希学園(首都圏) |
---|---|---|---|---|---|---|
筑波大附属駒場 | 103 | 28 | 11 | 55 | 7 | 6 |
開成 | 263 | 128 | 38 | 161 | 13 | 12 |
麻布 | 160 | 85 | 69 | 116 | 22 | 8 |
武蔵 | 40 | 62 | 31 | 86 | 11 | – |
桜蔭 | 180 | 72 | 22 | 95 | 11 | 4 |
女子学院 | 123 | 68 | 47 | 101 | 17 | 2 |
雙葉 | 47 | 43 | 15 | 51 | 8 | – |
駒場東邦 | 149 | 57 | 51 | 66 | 26 | 3 |
海城 | 272 | 157 | 61 | 154 | 26 | 8 |
早稲田 | 180 | 182 | 50 | 207 | 16 | 4 |
豊島岡女子学園 | 276 | 149 | 65 | 161 | 19 | 16 |
鷗友学園女子 | 127 | 65 | 67 | 51 | 22 | 6 |
吉祥女子 | 189 | 91 | 37 | 95 | 26 | 7 |
渋谷教育学園渋谷 | 233 | 66 | 49 | 93 | 22 | 7 |
慶應義塾中等部 | 120 | 24 | 12 | 56 | 15 | 3 |
渋谷教育学園幕張 | 440 | 177 | 85 | 240 | 43 | 15 |
広尾学園 | 367 | 159 | 44 | 132 | 43 | 13 |
聖光学院 | 241 | 69 | 47 | 89 | 15 | 18 |
栄光学園 | 113 | 52 | 72 | 42 | 15 | 2 |
浅野 | 231 | 130 | 92 | 100 | 22 | 10 |
洗足学園 | 147 | 118 | 59 | 93 | 17 | 7 |
フェリス女学院 | 73 | 24 | 77 | 6 | 13 | – |
慶應義塾普通部 | 132 | 31 | 14 | 65 | 12 | 5 |
SAPIX
四谷大塚
日能研
早稲田アカデミー
グノーブル
希学園【首都圏】
希学園【関西】
合格実績の見方と注意点
合格者数のみを見るのではなく、在籍者数に対する合格率を確認することで、塾全体の指導力やサポート体制をより客観的に把握できる可能性が高まります。たとえば、ある塾が「最難関校合格者を300名輩出」という実績を誇っていても、その塾の在籍者数が1万人規模であれば、合格率としては数%にとどまる場合があります。反対に、小規模の塾で合格者が50名という数字でも、在籍者が200名であれば合格率25%と、高い割合を示していることになります。
また、保護者としては、子どもの学力層に近いコースでの合格率を確認することも役に立ちます。
最上位クラスに在籍する生徒の合格率だけでなく、中位層・下位層の生徒がどのような学校に合格しているかを知ることで、塾の面倒見の良さや総合力を測ることができます。
最難関校への合格実績は華々しいものですが、実際に合格することができる生徒は一握りで、そういった生徒に向けて展開される授業についていくのはかなり大変です。
お子さんが適切なレベルでストレッチしながら学習することができる環境なのか、という観点で塾選びの参考にしましょう。
まとめ
2025年の中学受験では、例年通り難関校志向が根強く残る一方で、大学入試改革の影響によって探求型学習や英語の先取り教育がさらに重視される傾向が強まっています。大手進学塾の合格実績を確認する際には、単に難関校の合格者数だけでなく、在籍者数や合格率、さらにはカリキュラム内容や講師の指導スタイル、お子さんの性格との相性などにも目を向ける必要があります。各塾が公表している情報をじっくりと読み込み、実際に説明会や体験授業で雰囲気を確かめると、より子どもに合った学習環境を選ぶことができるでしょう。
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