中学受験の算数は、小学校で学ぶ算数よりもはるかに難しく、中学受験専用の教材で学ぶ必要があります。
今回は、学年別に、オススメの市販の中学受験算数の問題集をご紹介していきます!
また、学年別に「推奨勉強法(どのように問題集を使うべきか)」もご紹介します。
中学受験に限った話ではありませんが、あれもこれもと問題集や参考書に手を出してしまうと、本末転倒な結果になりかねません。
ぜひ本記事を参考にお子さんに最適な問題集を用意してあげてくださいね。
ご紹介する問題集は全てamazonリンクを張っています。
リンク先では、サンプルページを見れるものもありますので、気になった問題集は、サンプルページも見てみてください!
~小3向け
推奨勉強法
中学受験勉強は、小4(実際には小3の2月)からスタートします。
そのため、小3までは無理に中学受験勉強を始める必要はありません。
とはいえ、小1、小2の時期から塾に通っているお友達もいたりと、なにかしなければ…と焦る方もいるでしょう。
小3までの時期にオススメの勉強は
■計算力をできる限りつけておくこと
■図形、立体、パズルに触れておくこと
です。
いわゆる中学受験算数の文章題などに手を出す必要はありません。
学年が上がるにつれて、中学受験算数においては、しっかりと頭の中で想像して考える力や、図形、立体を柔軟に捉える力、そして、そういった思考を支える正確かつ素早い計算力が必要になります。
小3までの時期は、その土台作りがメインになるでしょう。
考える力がつく算数脳パズル なぞぺ~ シリーズ(草思社)
学年が上がらないと習わないような計算などを使うことなく、楽しんで解ける算数パズルが掲載されています。
特別な知識がなく、低学年でも解けるものの、高学年になってから中学受験算数で出会うような問題の基本的な考え方、論理性、想像力を培うことができます。
大人でも頭をひねるような問題が掲載されていますので、お子さんと一緒に取り組み、算数を好きになってもらいましょう!
きらめき算数脳 小学1・2年生(進学教室サピックス小学部 (著))
こちらも楽しく取り組める算数パズルです。
サピックス小学部が書かれているということで、中学受験算数にも通ずる土台となる内容であるという点で信頼できますね。
中学受験算数にも通ずるとはいえ、全ページカラーであり、低学年のお子さんでも取り組みやすいものになっています。
ゲーム感覚で取り組める算数パズルですが、実は小4以降で見かけることになる規則性の問題などのもとになっていることもあり、「これやったことある!」と思える可能性もあります。
賢くなるパズル たし算 初級
本書は、宮本算数教室の宮本先生が書かれたものです。
入門編、基礎編、たし算初・中級、かけ算…とかなりシリーズがあります。
本書も楽しんで取り組んでいるお子さんがたくさんいます。
算数の勉強をしている!というよりは、ゲーム感覚で取り組めますのでおすすめです。
「賢くなる算数」シリーズもありますので、興味がある方はぜひ見てみてください。
くもんの小学生ドリルシリーズ(くもん出版)
▼1年生 すう・りょう・ずけい
▼2年生 かけ算(九九)
▼3年生 かけ算
こちらの「くもんの小学生ドリルシリーズ」は、算数パズルではなく、算数で学ぶ基本的な内容の演習になります。
ドリル形式で、繰り返し問題を解くことができますので、しっかりと定着します。
計算力、基本的な内容の理解・定着は、小4以降の算数の出来に関わってきますので、算数パズルだけでなく、こういった基本的な内容の反復演習も非常に大切です。
最レベ算数問題集 段階別(奨学社)
▼小学1年生
▼小学2年生
▼小学3年生
いわゆる中学受験の算数を意識した問題集です。
上でご紹介した算数パズルなどとは系統が異なり、しっかりと中学受験の算数で必要な考え方や作業が求められるものになります。
この時期から学力に余裕があり、中学受験で最難関校を目指す方は手に取ってみてください。
線分図、絵、図示などをすることの重要性を感じることができ、小4以降の勉強にもかなり活きてきます。
Z会グレードアップ問題集
▼小学1年生
▼小学2年生
▼小学3年生
学校で学ぶ算数よりも少し難しい問題が掲載された問題集です。
学校で習うレベル+αといったイメージなので、学校での勉強に少し余裕があったり、中学受験に向けて準備をしたい方におすすめです。
図形などの問題に加えて、しっかりとした文章題が掲載されており、中学受験に向けた練習になりますが、文章題は慣れていないと難しいと感じるお子さんも多そうです。
小学1・2年 自由自在算数 基礎から難関まで
小学校1,2年生で学習する内容がわかりやすく網羅されています。
ご家庭でお母さん、お父さんが教えることができるよう「指導のポイント」と「答えとアドバイス」が掲載されているのが特徴です。
基本問題から、段階的に難易度が上がるようになっていますので、徐々に着実に力をつけることができます。
4年、5年生向け
推奨勉強法
4年生、5年生は、塾で配布されているテキストを完璧にすることが最優先です。
市販の問題集・参考書を利用したほうが良い状況は次のような時でしょう。
■過去に学習した内容をすっかり忘れてしまった(&塾のテキストで復習する気にならない)
■計算力が弱いため、強化したい
■ハイレベルな塾に通っているおり、塾のテキストの問題が難しく、基本レベルの問題が不足しているため、基本問題をもっと大量に演習したい
■子どもが市販の問題集には興味を示すので、取り組んでみたい
■算数の成績が良く、塾で毎週学ぶ単元とは別に、頭を使うような問題に時間をかけて取り組みたい
しっかりと目的を明確にして取り組みましょう。
予習シリーズ
▼四谷大塚の教材購入ページ
https://www.yotsuyaotsuka.com/inet428-info
ご存じの方も多いと思いますが、四谷大塚の予習シリーズです。
四谷大塚以外の塾でもメイン教材として採択されていることが多いです。
他の塾に通っている場合、こちらの予習シリーズをサブ教材として利用することもおすすめです。
計算、メイン教材、演習問題集とありますので、必要に応じて選択しましょう。
上記の四谷大塚の教材購入ページからご購入いただけます。
中学入試 計算名人免許皆伝
中学受験算数の計算に焦点を当てた問題集です。
中学受験の算数において、計算力が超重要なのはみなさんご存じだと思いますが、頭ごなしにむりやり筆算をするなどして、ただ演習量をこなせばいいというわけではありません。
数字の大きさを意識し、小数や分数を縦横無尽に行き来したり、分配法則を活用したりと、数字を柔軟に扱い、適切な計算の工夫ができるようになる必要があります。
算数に精通した塾や先生であれば、授業中に本書に記載されているようなコツなどを教えてくれることもあると思いますが、本書にもまとまっていますので、できるだけ早い段階からこういった内容を習得し、日々の演習時に活かしていきたいところです。
小6生にもお勧めです。
小学4年生 計算にぐーんと強くなる くもんの算数集中学習
小学4年生向けの、シンプルな計算問題が豊富に掲載された問題集です。
シンプルな計算を素早く、正確にこなせるようになることは、算数では必須の力です。
毎日、継続的に計算練習は怠らないようにしましょう。
Z会グレードアップ問題集 小学4年生 文章題 改訂版(Z会出版)
上で小学1年生~小学3年生向けにもご紹介した本書ですが、4~6年生向けのバージョンもあります。
小学校で学ぶ内容よりは難しいレベルの難易度で、中学受験も視野にいれた内容になっています。
塾で指定されるテキスト・問題だと足りないと感じる場合には取り組んでみてもいいかもしれません。
中学受験 ミラクル算数 特殊算
中学受験算数の特殊算のみに焦点を当てた参考書です。
解説が非常に丁寧で、かなり基本的なレベルの問題から、少し発展的なレベルの問題まで、段階的に掲載されているため、お子さんが一人でも取り組みやすいものになっています。
「比」の学習を前提とした小5後半で学ぶ内容も網羅されているため、小4生であれば部分的に活用できるはずです。
算数がかなり苦手な小6生にもおすすめです。
下剋上算数 基礎編 偏差値40から55への道
1日10分、10問のテストが計100回分掲載されています。
タイトルにもある通り、算数のかなり基本的なレベルの問題ばかりです。
下の~中堅校を目指す6年生向けでもご紹介していますが、小学5年生でも取り組める問題が十分あります。
かなり続けやすい難易度、形式になっていますので、算数の基礎力をつけたい5年生におすすめです。
【~中堅校を目指す】6年生向け
推奨勉強法
中堅校を目指す6年生は、5年生で学習した内容の復習も必要です。
6年生で学ぶ内容は、5年生で学ぶ内容の発展的な内容であることが多いため、学びなおしというよりは、5年生レベルの基本的な問題で、各単元の理解を改めて深めていくようなイメージです。
算数においては、基本があやふやな状況にもかかわらず、難しい問題に取り組むことは非常に非効率的な取り組みになってしまうため、決して背伸びせず、自分に適したレベルの問題を着実にできるようにしていきましょう。
予習シリーズ
▼四谷大塚の教材購入ページ
https://www.yotsuyaotsuka.com/inet428-info
4,5年生でもご紹介した予習シリーズは、6年生にもおすすめです。
お子さまの学力次第で、取り組む教材の学年を落としてもいいかもしれません。
計算、メイン教材、演習問題集とありますので、必要に応じて選択しましょう。
上記の四谷大塚の教材購入ページからご購入いただけます。
同じく四谷大塚の「四科のまとめ」という問題集は、より基本的な内容がコンパクトにまとまっています。
算数ベストチェック
日能研が企画・編集している問題集で、「入試に必要な最低限の知識・解法」と「確認問題」がコンパクトにまとめられています。
かなり基本的な内容も触れられていますので、ザーッと今まで学習した内容を見直すのに最適です。
スピーディーに取り組み、2周、3周とこなせるようにしましょう。
プラスワン問題集
小5までに学習する内容のうち、イメージとしては少し発展的なレベルの問題が網羅的に掲載されています。
入試本番のレベルで言えば、中堅校を目指すのにふさわしい典型問題ばかりですので、中堅校を目指す受験生は、6年生の冬頃に本書を完璧に解ける状態を目指すと良いでしょう。
学力レベルによっては、小6になってすぐに本書に取り組むと、かなりハードルが高く感じてしまうかもしれません。
算数が苦手な受験生は、もう少し基本的な内容がコンパクトにまとまった問題集や参考書をこなし、そのあとに本書に取り組むことをおすすめします。
ステップアップ演習
難易度は上のプラスワン問題集と同程度です。
中学受験算数の最も一般的な単元区分とは少し異なる視点から、21の分野に再構成して本書は作られています。
今まで学んできたことを別の観点・共通点からまとめられた問題を解いていくことで、理解が深まり、入試にも対応できるようになります。
下剋上算数 基礎編 偏差値40から55への道
1日10分、10問のテストが計100回分掲載されています。
タイトルにもある通り、算数のかなり基本的なレベルの問題ばかりです。
算数が苦手なお子さんには最適な問題集です。
算数が得意なお子さんには少し物足りないかもしれません。
そんな受験生には「下剋上算数 難関校受験編 ――偏差値50から70への道」もありますので、お子さんのレベルに応じて手に取ってみてください。
▼下剋上算数 難関校受験編 ――偏差値50から70への道
中学入試カードで鍛える図形の必勝手筋
▼動く図形・立体図形編
本書には「平面図形編」と「動く図形・立体図形編」があります。
それぞれ、平面図形や立体の問題を解く際の考え方、お作法などが丁寧に解説された問題が40~50題ほど記載されています。
それに加えて、約200題ほどの問題がカードに印刷してあり、その裏面に解答があります。
図形問題が苦手なお子さんは、図形問題を頭の中でパターン化できず、解法が思いつかず、どこから考えていいのか途方に暮れていることがあります。
本書のカード問題をやりきれば、かなりの力がつきます。
ただし、算数がかなり苦手なお子さんにとっては少しハードルが高く感じる可能性もありますので、どのタイミングから始めるのか、本書の前にどのような復習をするのかなどの検討は必要です。
小学高学年 自由自在 算数:小学生向け参考書/基礎から難関中学受験(入試)まで
網羅性、みやすさに優れた問題集です。
たくさんの例題があり、その下に解答があります。
そしてその下に練習問題がありますので、例題を分かった気になって終わらず、定着までステップアップしていけます。
算数が苦手なお子さんでも自分で積極的に取り組めるかもしれません。
中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 算数・図形問題
図形問題に特化した問題集です。
入試で頻出の図形問題を、非常にわかりやすいワードで分類し、そのワード(観点)別に問題がまとめられています。
解説も非常にわかりやすく、お子さんが一人でも取り組めるようになっています。
図形が苦手なお子さんはぜひ取り組みたい問題集です。
【難関~最難関校を目指す】6年生向け
推奨勉強法
難関校を目指す受験生は、塾で使用するテキストの基本的な問題は十分習得できていて、応用問題に腰を据えて取り組んでいるでしょう。
とはいえ、過去に学習した単元の中でも、忘れてしまったり、苦手意識のあるものがあるはずです。
小6の夏終わりごろまでには、そういった単元も含めて総復習を終えることが目標です。
その後は、志望校や学力レベルにもよりますが、過去問および過去問に類するような問題が掲載されたテキスト・問題集がメインになります。
時期、学力レベルに応じて最適なテキストを選びましょう。
注意したいのは、最難関校、難関校向けの問題集は、当然、問題が難しいため、お子さんが解説を十分に消化しきれない(本質やポイントを吸収できない)可能性があるということです。
「この問題からなにを学んだか言語化させる」「親・個別指導・家庭教師と一緒に取り組む」「とにかく演習目的として使う」など、問題集の利用目的・役割、使い方を明確にしておきましょう。
塾技
算数のあらゆる範囲が網羅されており、各単元の基本的な考え方、素早く解けるコツも掲載されています。
また、問題のレベルは、中堅校~難関校レベルで、過去問や過去問の改題です。
算数が苦手なお子さんでももちろん取り組めますが、重要な考え方やコツがコンパクトにまとめられているため、各単元の基本を理解し、反復演習するには問題数が物足りない印象です。
算数が苦手なお子さんは本書を使用してもよいですが、もう少し典型的な問題が豊富に掲載されたものも併用したほうがよいでしょう。
中堅校以上を目指すお子さんが最終確認として取り組むにはベストな問題集です。
プラスワン問題集
先ほどもご紹介したプラスワン問題集です。
小5までに学習する内容のうち、イメージとしては少し発展的なレベルの問題が網羅的に掲載されています。
本番入試のレベルで言えば、中堅校を目指すにふさわしい典型問題ばかりですので、中堅校を目指す受験生は、6年生の冬頃に本書を完璧に解ける状態を目指すと良いでしょう。
難関校、最難関校を目指す生徒は、小6の5-6月頃にはある程度スラスラ解けるようになっていることが理想です。
ステップアップ演習
こちらも先ほどご紹介したステップアップ演習です。
プラスワン問題集と同じく、難関校、最難関校を目指す生徒は、小6の5-6月頃にはある程度スラスラ解けるようになっていることが理想です。
難関校を目指す受験にとっては、ちょうどよいレベル感で基礎固めをすることができます。
中学入試 速ワザ算数 規則性・場合の数
これだけで最難関校の入試を目指すのは難しいものの、難関校の入試の基本的な考え方を学ぶことができます。
また、大多数の中学受験生が苦手としている規則性・場合の数に絞ってあるのも助かります。
中学への算数
有名な中学受験の算数教材ですので名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
毎月新たな号が発売されています。
本書はかなりレベルが高いイメージをお持ちの方が多いと思いますが、実は幅広いレベルの問題があり、お子さんによっては5年生でも解くことができます。
たしかに、超基礎的な内容は省かれていますが、中堅校以上を目指す6年生を対象として考えれば、ちょうどよいレベルの問題も多く、中堅校~難関校を目指す受験生は一度見てみるといいかもしれません。
最高水準問題集 算数
市販の問題集の中では、かなりレベルの高い問題が掲載されています。
最難関校を着実に目指せる成績で推移している小6生にオススメです。
過去問に着手する前に取り組むとよいと思いますが、分野別に収載されていますので、高いレベルでの弱点補強としても使えます。
文英堂『特進クラスの算数』
こちらも良質な難問がまとまっています。
最難関校を目指す受験生におすすめです。
十分なボリュームがあります。
中学受験算数 絶対に極めたい入試でよく出る「つるかめカブトムシ算」
基本的なつるかめ算からスタートして、不定方程式のような難しい問題まで、系統立てて学習することができます。
個数を取り違える問題や、3量の数を条件整理しながら解く問題など、難関中学で出題されうる問題ですが、多くの受験生にとってかなり難しい問題となりますので、本書で扱われている内容を身に着けることができるとかなりリードすることができます。
余裕がある受験生にはおすすめです。
目的別、おすすめ問題集利用法!
最難関中学を目指す集団塾に通っている
最難関中学への進学実績が豊富な集団塾にお通いの小学生のほとんどは、塾から配布されるテキスト・プリントの消化で手一杯なはずです。
そのため、無理に市販の問題集に手を付ける必要はありません。
■基本~中レベルの問題をもっとコンパクトにたくさん演習したい
■塾内でも偏差値が63以上で、テキスト・プリントだけでは余裕がある
というような場合に市販の問題集を利用しましょう!
偏差値60未満の小4、小5生
塾や模試によって偏差値が大きく異なるためあくまで目安ですが、偏差値が60未満(母集団のレベルが高い場合は55未満程度)の小4、小5生の場合、基本問題の演習量が不足していると考えられます。
塾から配布されるテキスト・プリントでは問題数が限られていて、もう一度解くとお子さんが答えを覚えてしまうような場合は、市販の問題集の出番です。
基礎的な内容を十分な量、反復できる問題集を準備しましょう。
また、それをお子さんが一人で解説を理解して進める必要があるのか、それとも親や家庭教師、個別指導塾がサポートするのかによっても問題集選びは変わってきます。
偏差値60未満の小6生
塾や模試によって偏差値が大きく異なるためあくまで目安ですが、偏差値が60未満(母集団のレベルが高い場合は55未満程度)の小6生の場合、小5で学習した単元の理解不足、定着不足が考えられます。
小6向けの教材を探すと、難しい応用問題が掲載されたものが多くありますので、適当に問題集を選んではいけません。
小5の時に塾で使ったテキストをもう一度学びなおすことも効果的だと考えられます。
市販の問題集を利用する場合は、基本を理解し、定着させるのにふさわしいものを選ぶ必要があります。
偏差値60前後以上で最難関校を目指す
偏差値が最低でも60を下回らない程度で推移している受験生は、小4、小5であれば、難問に十分な時間をかけて取り組むようにするとよいでしょう。
諦めずに徹底的に丁寧に調べ作業をしたり、様々な角度から捉えなおすような練習をしておくべきです。
小6になると時間が限られてきますので、長い時間をかけることが難しくなります。
小6生の場合は、夏ごろまでは最難関校を意識した市販の問題集、それ以降は過去問がメインとなるでしょう。
このレベルの受験生であれば、塾の選抜クラスのような授業を受けているはずですので、その授業で学習したことや志望校対策を疎かにしないよう、市販の問題集に取り組むようにしましょう。
まとめ
本記事でご紹介した問題集以外にも、かなりたくさんの問題集や参考書が販売されています。
使い勝手や、掲載されている問題の難易度、質の面などにおいて、ベストなものを選べると良いのはもちろんですが、
・お子さんの学力に適切なレベルの問題である
・お子さんが一人で解説を読んで進められるか(親、家庭教師、個別指導塾がサポートするのか)
この2点をしっかり検討できれば、どんな問題集を選んでも、十分効果が出るはずです。
問題集を吟味するだけでなく、勉強の進め方もしっかり検討してくださいね。
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