勉強のコツ

中高一貫校生向け英語問題集!学年・レベル別に紹介

これから英語に力を入れて勉強しようと考えている中高一貫校生の中には以下のような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

  • 何を優先してやれば良いの?単語?文法?長文?
  • どんな参考書をやればいい?
  • 高校入試用の参考書でも問題ない?


今回はそんな方に向けて中高一貫校の英語の特徴を整理した上で、おすすめの英語の問題集や参考書を紹介します。

Contents

中高一貫校の英語の特徴!

学習進度がはやい!

中高一貫校の授業は進みが速く、中学2年生の終わりまでに公立中学で扱う内容の学習が完了し、高校2年生の終わりまでに公立高校で扱う内容の学習が完了することがほとんどです。

また、学校にもよりますが、短期間に結構な量の単語や熟語を覚えなければいけないはずです。そのため一度サボってしまうと、挽回するのはかなり大変になってしまうので注意しましょう。

以下の記事では英語をサボってしまった方に向けて、英語の成績で挽回するためのコツを紹介していますので、気になる方は是非ご一読ください。
英語で落ちこぼれた中高一貫校生が挽回するコツ!おすすめ参考書も!|LEFY|個別指導塾レフィー【横浜校】|中学・高校・大学受験

学校のテキストは検定教科書ではなく、特徴的

中高一貫校はカリキュラムや授業の進め方が公立の中学校とは異なり、学校が指定したテキストを使って授業が進みます。基本的には検定教科書よりも少し難しいものを使っていることが多いです。

学校によっても様々ですが、教科書を使用せずに先生オリジナルのプリントが授業で使われることも珍しくありません。

文法だけに焦点をあてて、基礎から丁寧に学習できるような教材というよりは、簡単な文章も交えつつ、実際の用法なども意識しながら文法を学ぶことができるようなものが多いです。

ちゃんと普段から勉強をして、理解ができるお子さんはかなり力がつきますが、宿題をさぼってしまったり、理解が追い付かないお子さんは、基本的な文法があやふやなのに文章を読まされ、テストに向けてなにを勉強したらいいのかわからない…なんてことにもなってしまいます。

特に中1~高1の英語に苦戦している中高一貫校生の中には、文法があやふやな状況にもかかわらず、テストに向けて長文を頑張って覚えようとしたりと、空回った勉強をしているお子さんが多いです。

定期テストでは実力を試される問題が出てくる

多くの中高一貫校では、定期テストで初見の読解問題が出題されたり、少し難しい文法問題が出題されます。そのため、試験範囲の英文を丸暗記するだけでは思うように点数が取れないなんてことがあります。

試験で高得点を取るには、試験範囲の文法事項のポイントをしっかりと抑え、単語・熟語も相応のレベルのものを覚えておかなければいけません。また、英語はそれまでに学習した範囲の問題が出題されることも少なくないので、既習内容を十分に定着させた上で試験勉強をする必要があります。

中高一貫校生はとにかく英語だけは頑張ろう!

高校受験がないため、中高一貫校生は勉強を頑張ろうと思うきっかけがあまりないのは事実ですが、大学受験では、文系・理系を問わず英語はほぼ必ず必要になりますので、英語だけは頑張って勉強するようにしましょう。

また、英語は「積み上げ教科」であるため、前の単元を理解していないと、後の単元も理解できなくなることが多い科目です。例えば、現在進行形を理解できないと、その後で学習する動名詞や分詞などの理解が難しくなります。

このように、単元ごとに切り離して学ぶことが難しい科目のため、大学受験が近くなってから挽回しようとすると、とても基本的な文法事項から勉強しなければならず、入試本番までに勉強が間に合わなくなる可能性が出てきてしまいます。

早期から必ず意識して欲しい勉強方法

①単語・熟語は最優先!

英語の勉強は単語・熟語の暗記から取り組むようにしましょう。文法や読解は最低限の単語や熟語が定着していないと、学習している文法単元にしっかりと意識を向けることができないため、単語・熟語の勉強を優先することをおすすめします。

単語の意味や品詞が定着してないのに難しい文法問題に取り組んでしまうと、単語を調べるので精いっぱいで、文法に意識を向けることができません。
同様に、背伸びして長文読解に取り組んでも、わからない単語ばかりで、長文を読む速度UPや理解面、問題への回答の仕方など、長文演習の本質的なところを意識することができません。
まずは単語・熟語の勉強に取り組みましょう。

②文法は理解だけじゃダメ。定着させる!

文法は定期的な演習が必要です。
「この単元は分かっているから大丈夫」と思っていても、試験から時間が経つと忘れてしまっている方はとても多いです。

定着させないままほったらかしにすると、サッパリ分からなくなってしまうこともあるので、文法のポイントを理解できたら、すぐに演習用の問題集などを使って定着させましょう。

③授業で扱われた文章を丸暗記するのも実は効果的!さぼらないで!

一貫校生は学校の定期試験で長文暗記を求められることがあると思います。単語・熟語、文法の勉強も大切ですが、文章の暗記にもしっかりと取り組みましょう。文章を覚えると、英語の自然な語順を意識できるようになるはずです。

皆さんの周りにもいるかもしれませんが、英語ができる方は「なんとなくこんな感じだった気がする」といった語感を持っていることが多いです。そういった感覚をトレーニングする機会になるので、長文の暗記にもなるべく取り組みましょう。

それでは中高一貫校の通う方はどのような問題集・参考書で勉強すれば良いのでしょうか。
ここからは中高一貫校生向けの英語の問題集を学年・レベル別に紹介します。

中学1,2年生向け

高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800

こちらは高校入試用の単語帳ですが、中高一貫校に通っている方でも使うことができます。基本レベルの単語がたくさん収録されていて、大事な要素だけをまとめたシンプルなデザインなので、英語が苦手な人でも勉強しやすいはずです。
また、音声を無料でダウンロードできるサービスもついているので、発音もチェックしながら単語学習を進められます。

高校入試 でる順ターゲット 中学英熟語400

こちらは高校入試用の熟語帳ですが、中高一貫校に通っている方でも使うことができます。
すべての熟語に例文がついていて、使い方、覚えるポイントなどが詳しく解説されていますので、深く熟語を理解するきっかけになると思います。
また、中高一貫校生は熟語をまとめて勉強する機会が少ないと思いますので、これまでの試験に出てきた熟語をコンパクトに勉強し直したい方におすすめです。

キクタン【中学英単語】高校入試レベル

こちらも高校入試用の単語帳ですが、中高一貫校に通っている方でも使えます。一つの単語には複数の意味がありますが、一つの単語につき一つの意味を抑える形式になっているため、英語が苦手な方も勉強しやすいです。また、10週間のスケジュールに単語が分けられていて、学習計画も立てやすいです。

中学3年間の英単語がイラストで覚えられる本

全ての見出し語にイラストと解説があるので、単語のイメージが記憶に残りやすく、理解を深めながら単語の学習を進めることができます。そのため、基本的な単語の意味をしっかりと理解していきたい方におすすめです。
一方で、時間をかけて単語のイメージを理解していく必要があるため、部活動などで忙しい方や隙間時間で効率よく学びたい方には少し不向きかもしれません。

チャート式シリーズ 中学英語

文法の説明と問題演習がセットになっている文法問題集です。2〜3ページごとに要点の解説と「赤シートで確認」がセットになっているので、重要なポイントをコンパクトに復習できます。
また、解説部分がカラーページで記載されていて見やすく、重要な部分は赤字で書かれています。
赤シートで解説を穴埋め問題として活用し、理解した英文法を定着させるような使い方がおすすめです。


▼チャート式シリーズ 中学英語 2年


▼チャート式シリーズ 中学英語 3年

英文法パターンドリル

基礎から標準レベルまでを学年別に復習できる文法問題集です。パターン化された問題形式でスムーズに学習できるため、英語が苦手な方や勉強方法に迷う方に特におすすめです。ドリル形式で英文法を定着させたい時に使用するのが良いでしょう。一方で、応用レベルや実践的な表現はあまり扱われていませんので、英語が得意な方は少し物足りないと感じるかもしれません。


▼英文法パターンドリル 中学2年


▼英文法パターンドリル 中学3年


▼英文法パターンドリル 中学全範囲

【英語が得意な】中学1,2年生向け

速読英単語 中学版

単語の意味と使い方を文章や会話形式で学ぶことができる単語帳です。会話文は日常生活のシーンがほとんどなので、単語が使われるシチュエーションをイメージすることで、より深く単語を理解できるはずです。また、イラストもあるため、視覚的にも理解しやすいです。
ただし、文章や会話、くわえてイラストと、情報量が多いため、英語に抵抗感がない方でないと少し勉強しづらいと感じるかもしれません。

最高水準問題集 高校入試 英語

難関校を受験する公立中学生向けの演習形式の問題集です。
私立の難関高校を目指す人向けに入試対策のための問題が豊富に掲載されています。
ひととおり英語を勉強した中学生にとってちょうど良いレベルだと思います。
英語に少し自信のある中高一貫校の生徒は、中学2年生の終わり頃を目安に取り組んでみても良いでしょう。

最高水準問題集 特進

コンパクトに文法問題がまとめられている演習形式の文法問題集です。
問題の出題形式は豊富ですが、文法の説明ページなどはないので、基本的な英文法を十分に理解している方におススメです。
英語が得意な方は、学校で習った文法単元を反復演習したい時に使ってみると良いでしょう。


▼最高水準問題集 特進 中2英語


▼最高水準問題集 特進 中3英語

中学3年、高校1年生向け

システム英単語

3~5語の「ミニマルフレーズ」を使いながら英単語を覚える単語帳です。フレーズで覚えるようになっているので、単語の使い方や熟語をコンパクトに学習し、理解を深めながら単語を勉強していきたい方におすすめです。単語の日本語訳は複数記載されているものあり、また大事な訳は全て赤字になっているため、1つの訳を覚えたら他の訳も覚えるようにするなど、勉強を段階的に進めやすいと思います。英語が苦手な方はシステム英単語BASIC、苦手ではない方はシステム英単語のレベルがちょうど良いと思います。

英単語ターゲット1900

単語帳のド定番です。一つの英単語にまずは一つの訳と、大事な要素だけをまとめたシンプルなデザインなので、英語が苦手な人でも勉強しやすいと思います。また、例文も記載されているので、単語のイメージを素早くつかめるようになっています。専用アプリには単語テストや音声データもあるので、電車の通学時間や隙間時間も効率よく勉強することができます。

高校基礎 英文法パターンドリル

英文法を繰り返し書くドリル形式の問題集です。
問題の構成は選択問題、並べかえ問題、英作文問題の順となっていて、問題演習を通じて英文法を理解していくようなタイプの参考書です。
難しい英文法や細かい知識を問うような問題が少ないので、英語が苦手な方でも取り組みやすいと思います。
英文法の勉強方法がまだ十分確率できていない方は取り組んでみることをおすすめします。

最高水準問題集 特進 中学英文法・英作文

中学で学習した英文法を実践形式で演習する問題集です。
国立・私立難関高校の入試問題から良問を厳選していて難問も含まれているので、英語が苦手な方は少しハードルが高いと感じるかもしれません。
細かな表現を問うような問題は比較的少なく、基本的な英文法をベースに論理的に考える必要がある問題がたくさん掲載されています。中学範囲の英文法を総合的に復習したい方に特におすすめです。

【英語が得意な】中学3年、高校1年生向け

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

こちらは東京大学受験指導専門塾『鉄緑会』から出版されている単語帳です。
難しい単語やイメージしにくい単語にも豊富なイラストと語源の解説が丁寧に記載されているのが特徴です。そのため、時間をかけて取り組むことができれば、知っている単語であっても理解を深めることができるでしょう。
ただし、単語と熟語あわせて約4000語が収録されているので、知らないものばかりだと、やり切れず、挫折してしまうかもしれません。また、説明文も多いので、単語の勉強にしっかりと時間を取ることができる方におすすめです。

英文法・語法 Vintage

学校の授業で学んだ英文法をアウトプットして定着させたい時におすすめの問題集です。左ページに短い文法問題、右ページに問題に対応する解説という構成になっているので、勉強しやすいです。
さらに、文法単元ごとに重要な問題がまとまっており、暗記すべきものも整理されいるので、自分の苦手な文法単元を学習するのにも適しています。

頻出英文法・語法問題 1000

Vintageと構成は似ている少し難しめの文法問題集です。
ある程度英語に自信のある人は、忘れている文法事項がないかを確認するために定期的に取り組むと良いでしょう。
解説はしっかりまとまっていますが、少し細かい文法・語法も記載されているため、英語がある程度できる方でないと、勉強のハードルが高いと感じてしまうでしょう。

高校2,3年生向け

英単語ターゲット1900

中3・高1の時期に単語を十分に覚えてない方はまずはこの1冊から取りかかるようにしましょう。
一つの英単語にまずは一つの訳と、大事な要素だけをまとめたシンプルなデザインなので、英語の勉強が苦手な方でも取り組みやすい構成になっています。また、勉強にかけられる時間が限定的な方は、一つの単語につき一つの意味を素早く覚えるようにすることを意識しましょう。

解体英熟語

熟語を使用した入試問題が載っており、問題演習を通じて実践的に熟語を覚えていく熟語帳です。
コンパクトなデザインなので勉強しやすいと思います。
問題を解きながら熟語を覚えていくスタイルの熟語帳なので、記憶に定着させやすいです。
また、解説には熟語の成り立ちや似た意味の熟語が記載されていることも多く、しっかりと理解を深めながら熟語の勉強を進めていくこともできます。

英文法・語法 Vintage 4th Edition

学校の授業で学んだ英文法をアウトプットして定着させたい時におすすめの問題集です。
左ページに短い文法問題、右ページに問題に対応する解説という構成になっているので、勉強しやすいです。さらに、文法単元ごとに重要な問題がまとまっており、暗記すべきものも整理されいるので、自分の苦手な文法単元を学習するのにも適しています。

関正生の英文法ポラリス

ポラリスはレベル別(基礎、標準、応用、発展)に四冊に分かれており、実際の入試問題が収録されている文法問題集です。単元別に問題がまとめられているため、文法単元ごとに自分の現状に適したレベルの問題を選ぶようにしましょう。定番の問題や基礎的な問題から取り組みたい方は、まずはポラリス1から始めることをおすすめします。


▼関正生の英文法ポラリス 応用レベル


▼関正生の英文法ポラリス 発展レベル

やっておきたい英語長文

やっておきたい英語長文シリーズは、長文読解の定番の問題集です。シンプルなつくりになっているので、問題を解く➡解説を読むという流れを意識しやすく、勉強を進めやすいです。解説には和訳だけでなく英単語や熟語の解説、構文の解説も丁寧に記載されているので、基本的な英文法が定着していれば取り組むハードルは高くないでしょう。また、受験で頻出の英語長文のトピックがまとまっているので、背景知識を学習したい方にもおすすめです。


▼やっておきたい英語長文 500


▼やっておきたい英語長文 700


▼やっておきたい英語長文 1000

【英語が得意な】高校2,3年生向け

英語が得意な方は、高2以降は志望する大学の過去問を意識して勉強することをおススメします。過去問を少し解いてみて、自分の課題を考えながら問題集・参考書を選びましょう。

ここではいくつかピックアップして紹介します。

ポレポレ英文読解プロセス50

例文→読解プロセスの解説→訳例→入試本番で問われた問題、といったコンパクトな構成の問題集です。 読解プロセスの解説はかなり丁寧で、しっかりと取り組めば「どこで文章が区切られているのか」が意識できるようになると思います。ある程度、単語や熟語、英文法が定着していないと、スムースに進められず、挫折してしまうなんてこともあると思いますので、英語に自信のある方におすすめです。

英文読解の透視図

複雑な構文を理解するトレーニングをしたい方におすすめの参考書です。
単語・熟語や英文法などがある程度できるようになっても、最難関国立大学や私立大学の英語長文が読めないといったことがあると思います。この場合、複雑な構文が含まれているような長い1文の意味を把握できていないことがよくあります。複雑な構文に上手く対処するには、ある程度慣れも必要ですので、基礎が固まっている方は取り組んでみることをおすすめします。

英語長文問題精講

構造が複雑な比較的短い英文(300字程度) が掲載されている演習形式の問題集です。解説に品詞分解した英文などは書かれていないため、英文法を十分に理解していないと、勉強しにくいと感じるかもしれません。コンパクトに読解問題がまとまっているため、英語が得意な方は隙間時間に1題ずつやっていくような形で取り組んでみても良いでしょう。

英文解釈要約精講

英語長文の要約問題を演習できる問題集です。難解な文章のテーマ・結論を読み取り、要約することは速読のトレーニングにもなりますので、英語が得意な方で読解力やスピードをあげるトレーニングをしたい場合は是非手にとってみてください。一方で、長文で使われている単語・熟語は難しいものが多く、文章のテーマも難しいため、単語・熟語・英文法が十分に定着していない方にはハードルが高いと思います。