中学受験を目指す多くのご家庭は、小4(小3の2月)から通塾がスタートします。
そうすると、小4、小5、小6の3年間は、塾の夏期講習を受けることになり、小3までと比べると大変忙しい夏休みになるはずです。
それまでは、夏休みは毎年旅行にいっていたのに、
「小4からの3年間は旅行にも行けないのかな…。一番長い夏休みにいけないなら冬休みはもっと難しいよね…。」
と思われる方もいるのでないでしょうか。
今回は、中学受験生の旅行事情、夏休みの勉強時間の相場についてお話します。
旅行に行けるのはいつまで?
お子さんの学力と目指す志望校の難易度によって異なりますので、一概には言えませんが、目安としては小6の夏前までだと捉えておいた方がよいでしょう。
以下で改めてご説明しますが、小6の夏休みからは夏期講習も忙しくなり、その合間を縫って苦手克服のための勉強もしなければならず、大変忙しい夏を過ごすことになります。
また、お母さん、お父さんもお子さんの学力が志望校に届かない状況であれば、焦りが強く、旅行に行くのは厳しいかな…という判断になってくるはずです。
家族の思い出として旅行に行くのであれば、小6の春休みごろまでに計画しておき、それ以降は中学受験に専念すると捉えておきましょう。
夏休みの勉強時間の目安は?
小3生は100時間、小4生は150時間、小5生は200時間、小6生は300~400時間の勉強時間を確保するようにしましょう。
塾によって夏期講習の拘束時間が異なりますので、あくまで目安としてください。
小学生の夏休みは30~40日程度ですから、平均を考えると1日あたりの勉強時間は、小4生は3~4時間、5年生は5~6時間、6年生は8時間~10時間程度になります。
夏休みは旅行に行ける!?
小4・小5生はOK!
小4、小5生は旅行に行く余裕があると言えそうです。
小4は1日あたり3~4時間程度、小5は1日あたり5~6時間程度の勉強時間を確保すればよいので、旅行に行く日以外の日に少し多めに勉強すれば、トータルの勉強時間は十分確保することができるでしょう。
すでに中学受験を経験し、第1志望校に合格したお子さんの中にも、小4、小5の夏休みの時には旅行に行った方は多いはずです。
ただし、海外旅行など長期の旅行の場合は、勉強習慣を維持できるよう、旅先でも少し勉強に取り組めるようにするといいですね。
また、旅先でも学ぼうと思えば様々なことを学べるはずですから、お母さん、お父さんもアンテナを張って、お子さんが学びの面からもいい経験ができるようにしてあげてください。
小6生はちょっと忙しすぎるかも…?
小6は、夏休みの1日あたりの勉強時間の目安が8時間程度ですし、塾の夏期講習も日数が多く、1日の拘束時間も長くなりますから、夏休みに長期の旅行にいくのは少し難しいかもしれません。
ただし、小6だからといって夏休みに1日も休まずに勉強し続けるのはかなり大変で、お子さんの気力も持ちませんので、旅行であれば一泊2日程度、もしくは日帰りの遠出であれば全く問題ありません。
むしろ、その旅行を楽しみに勉強を頑張れたり、気分転換になるはずですので、少しはリラックスできるイベントを計画しておいたほうがよいでしょう。
夏前~夏後にかけては志望校判定テストもあり、お母さん、お父さんも気が気でないこともあると思いますので、家族でリフレッシュにでかけることで、家族一丸となって受験勉強に向き合えるかもしれません。
ただし、最難関校を目指しているお子さんをはじめ、受験生の中には、勉強をしたいとお子さん自身が断ることもあります。
せっかく自分で本気で勉強に向き合っているということですから、そういった場合は無理に旅行や遠出に行く必要はありません。
お子さんの勉強のサポートに徹しましょう。
長期休みはしっかり学習計画を立てることが大切!
もし旅行にもいかず、毎日8時間以上頑張って勉強時間を取ったとしても、効率の悪い勉強をしていては結果につながりません。
旅行に行ったとしても、しっかり自分に必要な勉強を、適切な勉強方法でできているのであれば、むしろその方が良い成績につながるでしょう。
普段は毎週の塾の宿題をこなすことで精一杯だと思いますが、長期休みは自由に使える十分な時間があります。
しかし、自由に使える時間でなにを勉強するのかは、各ご家庭、受験生に委ねられていますので、その判断によって、お子さんの成績の伸びに大きな差が生まれてしまいます。
長期休み前に、苦手分野や単元を洗い出し、学習計画をしっかりと立てましょう。
お子さんの学習状況を塾の先生が詳しく知っているはずですので、可能であれば、長期休み前に塾の先生からアドバイスをもらいましょう。
夏休みの計画の立て方や注意点については以下の記事で詳しくご説明しています。
【中学受験】合格する小5,小6の夏休みの過ごし方や計画は?差がつく夏休み。
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当塾LEFYでは、
- 集団塾の宿題がスムーズに進まない
- その結果、毎月のテストで思うような結果が出ない
- もっと勉強するように言うが、喧嘩になってしまう
- 今のレベルで第1志望は狙えるの?他にいい学校は?
- 計算ミスが減らない。図や式を書かない
などなど、中学受験を目指すご家庭の多くが抱えるお悩みに対して、お子さんの性格、タイプ、現在の学力に応じて、随時アドバイスしています。
一気に偏差値を10、20上げるような魔法はありません。
ご家庭、塾が協力しつつ、現状から少しずつでも改善し、勉強習慣を含めて基礎力をつけていくことで、最終的に6年生になったときに偏差値に結果が表れてきます。
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