受験

【大学受験】受験勉強を始めるのは高2の夏から?冬から?もう遅い!?

「受験勉強っていつから始めればいいの?」
「もしかして高2の冬からじゃもう遅い・・・?」

こういった心配や疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
先生からは「高2の冬から受験勉強を始めるのでは遅い」と言われたり、先輩や友達からは「高2の冬から受験勉強を始めておけば大丈夫」なんて言われたりなど、様々な意見を耳にすることがある思います。

まず結論!高2の夏から?冬から?

結論、一般的には受験生の多くが高3の4月から本格的に受験勉強を始めるため、高2夏・もしくは冬頃から受験勉強に取り組むことができれば、決して遅くはありませんし、受験生の平均と比べれば少し早い部類かもしれません。

ただし、目指す大学のレベルによって、捉え方が全く異なりますので注意してください。

例えば、東京大学をはじめとする国立大学や医学部を目指す場合、難易度も高いうえに、勉強しなければならない科目数が非常に多くあります。そのため、そもそも物理的に非常に長い勉強時間が必要とされますので、これらの大学に合格するような受験生は、受験生平均と比べれば遥かに早期から受験勉強を開始しているはずです。
中には高校1年生から受験生並みに勉強している方もいて、そういった方々と戦わなければならないということを意識しておきましょう。

一方で、私立大学の場合、科目数が限定的であるケースが多いため、頑張れば1年間程度で難関大学に合格することができる可能性も十分あります。
ただし、科目数が限定的である分、少しでも早く受験勉強を始めた生徒が圧勝してしまうと捉えることもできます。

また、志望大学のレベルや科目数という観点に加え、自分の現在の学力が志望校のレベルから大きく離れているのか、それともすでに十分合格できるラインにあるのか、という点も重要です。

ベネッセ教育総合研究所が「大学進学を意識し始めた時期」について以下のとおり結果を出しています。

ベネッセ教育総合研究所 大学進学を意識し始めた時期・受験対策を始めた時期

高2の夏・冬にE判定でも合格できる?間に合う?

高2の夏や冬ごろに志望校の合格判定が出る模試を受ける方は多いのではないでしょうか。
この模試でE判定をとってしまい、とてつもない絶望を感じる方も多いと思います。
この時期にE判定をとっても現役で志望校に合格する可能性はあるのでしょうか

結論、まだ間に合います。
どんな大学であれ、高2の夏・冬ごろから受験勉強を開始し、合格した人がいます

ただし、その時期にE判定を取った人は、そこからはすさまじい時間・量の勉強をして合格をつかんだはずです。

高2から受験勉強をしておいた方がいい?

早い時期から準備しておいた方がいいというのは、皆さんも当然お分かりになると思います。

受験期には、1日あたり5時間から多い人で13時間程度勉強することになりますので、たった1日の差でも非常に大きな差がついてしまうことが分かると思います。
これが数カ月となると…とてつもない差がつくことは明白ですね。

受験は相対評価ですから、誰かが合格した分、誰かが不合格になります。
他の人が受験勉強を始めるよりも先に、いち早く受験勉強を開始しましょう。

高2からの受験勉強で意識すべきポイント

とはいうけれど「明日から受験勉強を始めるぞ!」と思っても何をして良いのか分からないという方が多いのではないでしょうか。ここでは、早い時期から受験勉強に取り組む際に意識すべきポイントをいくつか紹介します。

①志望校を決める

受験勉強をいざ始めたはいいものの、すぐに勉強しなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。そのようなことにならないよう、まずは目標となる志望校を設定しましょう。

大学は選択肢がとても多く、戸惑ってしまうかもしれませんが、以下のポイントに気をつけて選ぶのがおススメです。

・将来したいこと
・将来なりたい職業
・大学で勉強したいこと

・校風や通っている学生の雰囲気
私立 or 国立

②英語・数学を優先する

学校や塾などで何度も聞いていると思いますが、勉強する科目は英語と数学の両方または、そのどちらかを優先しましょう。国立を志望する場合は英語と数学数学を使わずに受験する場合は英語の勉強をするのがおススメです。その主な理由を3つ紹介します。

1.ほとんどの大学で受験科目として使える
志望校や実際の受験校は、高校3年生以降に最終的に決める方が多いです。その時、どの科目が必要になるかは志望する大学・学部によって変わります。そのため、多くの大学の試験で使える英語や数学を優先して勉強しておいた方が良いでしょう。

2.勉強しなくてはいけないことが多い
英語と数学は出題される範囲が広く、難しい問題もたくさん出ます。また、皆さんも定期試験などで経験があると思いますが、問題演習含めて英語や数学の学力の定着には多くの時間が必要になります。そのため、早期から勉強に取り組んでおかないと、後々勉強時間が足りなくなるといったことが生じてしまいます。

3.配点が高いことが多い
英語や数学は他の教科と比べて配点が高いことが多いです。大学によっては、一般選抜での英語の配点が50%近くあるケースも珍しくありません。問題が難しく、配点が大きい場合、できる人とそうでない人の得点差がつきやすくなります。そして、この得点差が合否を分ける大きな要因の一つになっていきます。

③メリハリをつける

仮に高2の夏から受験勉強に取り組む場合は、受験本番までおよそ1年半あります。長期間にわたって、高い集中力を維持して勉強するためにも、日々の生活でメリハリをつけて勉強するよう心がけましょう。

時には友達と遊んだり、自由時間をつくることも大切です。また、文化祭や体育祭、就学旅行などの学校行事は、気分をリフレッシュできる良い機会です。そういったイベントはしっかりと楽しみ、気分を時々変えながら、継続的して高い集中力で勉強するようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。高校2年生の皆さんは悩んでいるのであれば、なるべく早い時期から受験勉強を取り組むことをおススメします。

【高2生】早慶に逆転合格するなら勉強時間はどれくらい必要?科目や時間配分のコツは?

早期から本格的に受験勉強に取り組むことで、志望する大学に合格できる可能性は大きくあがります。また、英語と数学は勉強時間が思ったよりも多くかかってしまうので、早い時期から取り組み、受験本番から逆算して勉強することを心がけましょう。

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