受験

早慶に逆転合格するなら勉強時間はどれくらい必要?科目や時間配分のコツは?

大学受験を本格的に意識する方が多いのは、高校2年生の夏前後ごろですよね。
その時期になってやっと

「なにを勉強しようかな。毎日のスケジュールはどうしよう。」
「受験本番までに何時間勉強すればいいのだろう…。」
「高3の先輩勉強しすぎじゃない…?あんなに勉強するの?」

というような思いが湧いてくると思います。

今回は、高校2年生から早稲田・慶應に合格することを目指す方を対象に、

・受験本番までにどれくらい勉強すればよいのか
・毎日のスケジュールはどのようなものか
・どの科目に重点をおくべきか

など、受験本番までの過ごし方や意識すべき点をご紹介していきます。

高2時点で早慶に余裕合格できるレベルではなく、いわゆる逆転合格を目指すような方も視野にいれて説明しますので、ぜひ本記事を参考にして今後の受験勉強に活かしてください。

早慶に合格するために必要な勉強時間は…

稀に、「〇〇大学に勉強するためには全部で何千時間必要!」というようなことが言われますが、そういった総時間は目安にしないほうがよいでしょう。

弁護士、公認会計士などの資格取得を目指す場合は、スタート時点でみなさんがそれらに関する内容を全く知らず、新たに勉強し始めることを想定しているため、合格ラインに達するまでに合計3000時間!というのもわかります。

ただし、大学受験においては、人によって、現時点の学力レベルに大きな差があったり、学校の授業時間が異なったり、受験には使わない科目の授業が多かったり、また、そもそも学校の授業時間を含んでいるものなのか、いつ時点からの話なのかという点が非常にあいまいです。

総時間ではなく、毎日の勉強時間を目安にしましょう

高2生であれば、学校がある日は学校の授業を除いて3時間程度、学校がない日は5-6時間程度が必要です。

高3生であれば、学校がある日は5時間程度、学校がない日は8時間程度勉強すれば、早慶文系学部への合格に向けて健闘できるでしょう。

ただし、現在の偏差値が早慶には程遠い場合、上記の勉強時間よりも少しでも多く勉強する必要があります。

東大などの国公立を目指す受験生の中には、休日は12時間程勉強している人もおり、早慶の場合、そういった国公立を目指す受験生とも競うことになりますので、あくまで勉強時間は最低限の目安であり、最低限の勉強時間を確保した上で、勉強量・質の向上に意識を向けていかなければなりません

以下の記事では、慶應に合格するための英語の勉強方法をご紹介しています。
慶應を目指している方はぜひ参考にしてみてください。

【慶應に合格】するための英語の勉強法と参考書|慶應合格者が解説

これから逆転合格を目指すならこの順番

高2時点で早慶を目指すには偏差値がかなり足りず、逆転合格を目指す方は、次のステップで勉強をスタートしましょう。

がむしゃらに取り組むことも大切ですが、しっかり目標を意識して効率的に、質の高い勉強をしなければ、逆転合格の可能性は低くなってしまいます

志望校、学部を絞る

まずは志望校、学部をしっかり絞りましょう。

早慶といっても、文理、そしてその中に学部、学科が複数あり、それぞれ受験科目が異なります。
私立大学の場合、科目が多岐にわたることはありませんが、早慶文系で言えば国語や小論文の有無、数学を使うか否かなど、学部により異なります。

志望大学、学部で使う科目に絞って重点的に勉強することは当たり前ですので、まず真っ先に、志望学部を絞りましょう。

勉強計画を立てる

次に、勉強の計画を立てましょう。

まずは、志望校に合格できるようになるために必要な教材、そしてそれをどれくらいこなすべきなのか(何周するかなど)を整理しましょう。

その後、それらを受験日から逆算し、毎月の達成目標を定めましょう

その際、早慶の場合、英語の出来がカギとなりますので、英語をメインに計画を立てましょう
ただし、理系の場合は数学も同等程度に重要ですので、現在の自分の学力レベルを踏まえて、適切な配分にしてください。

毎月の達成目標を立てられたら、日ごとの計画に落とし込んでください。

1日あたりの勉強時間は、先ほどのべた時間が目安になります。

長時間勉強に慣れる

計画を立てたら、勉強に取り掛かりましょう。

ただし、これまで勉強をさぼってきた人にとっては、長時間の勉強そのものに抵抗感があり、かなりの疲労感を感じるはずです。

これはしょうがないことですので、あまり集中できなかったとしても落ち込まず、頑張って勉強に取り組み続けることが大切です。

数カ月続けていると、集中できる時間が増えてきて、徐々に質の高い勉強となっていきますので、まずは時間の確保を意識しましょう。

質の向上・改善に意識を向ける

毎日しっかり勉強時間を確保できるようになり、長時間の勉強にもある程度慣れてきたら、実質の勉強時間や勉強の質に意識を向けましょう

8時間勉強したつもりでも、スマホをいじった時間があったり、眠くてなにもしていない時間があったりと、実質5時間程度しか勉強していないということもよくあることです。

この点を意識している人と意識していない人ではかなり大きな差がつきますので、常々「勉強時間にカウントして問題ないほど集中したか」と自分に問いかけましょう。

また、単語帳を見ていたけれど全然覚えていない、数学の問題でわからない問題がいくつかあったけれどできるようにならなかったなど、勉強の質にも意識を向けなければいけません。

勉強したことが着実に身についていくよう、日々勉強の質を改善していきましょう。

早慶合格のための注意点・コツ

早慶に逆転合格するためには、自分に厳しくなる必要があります。

意識して欲しいポイントや注意点をご紹介していきます。

スケジュールはルーティーンをメインに

毎月の達成目標をクリアするため、毎日のスケジュールを立てる必要がありますが、できるだけ毎日同じような計画にしましょう。

日々異なるスケジュールにしてしまうと、スケジュールを立てたり修正したりする時間そのものがもったいないですし、毎日何をするのかを都度確認しなければなりません。

受験期は、できるだけ勉強そのものに意識を向けるため、計画はできる限りシンプルに、ルーティーンのような形でスケジューリングしましょう。

スキマ時間を意識する

電車に乗っている時間、ごはんを食べている時間、授業合間の休憩時間、など、スキマ時間を意識し、可能であれば勉強するようにしましょう。

後述しますが、リフレッシュの時間も重要ですので、しっかりリフレッシュの時間として有効活用できるのであればあえて勉強しないほうがよいですが、大してリフレッシュにならないにもかかわらず、無駄にしてしまっている時間はかなりあるはずです。

勉強しなくていい時間なんだと甘えず、しっかりスキマ時間も有効活用していきましょう。

勉強した後に反省・改善

1日勉強が終わった後に、その日1日勉強してなにが身に付いたのかを振り返ってみましょう

英単語であれば、ザーッと見直してどれくらい覚えているか、数学であればざっと問題を見て解き方が思いつくかなどでチェックしてしてみましょう。

思ったよりも身についていない…と感じる方も多いはずです。

勉強時間を投下した分、ちゃんとその目標が達成されているのかを確認し、もし達成されていないのであれば、勉強方法を改善しなければなりません。

リフレッシュの時間も必ず確保

しっかり息抜きの時間も大切です。

ずーっと勉強していると、文字を読んでも内容が頭に入ってこなくなったり、毎日勉強しすぎて飽きてしまったりすることがあると思います。

そういった状態では、効率的に習得することはできませんので、しっかり前向きに勉強に向き合えるよう、気分を変えましょう。

ただし、集中できないからといって頻繁に休憩や遊びの時間を取ってしまう人がかなり多くいます。そしてそういった方々はことごとく志望校に不合格となります。

リフレッシュと甘えの線引きは難しいですが、自分に厳しく、調整していきましょう。

睡眠時間はしっかり確保する

睡眠時間は削らず確保しましょう。

特に英語やその他暗記系の科目は、睡眠不足の状態だと眠くて集中できないはずです。

大まか目安として毎日6時間以上は寝ることを推奨します。

また、ちゃんと睡眠時間を確保していても、日中に眠くなってしまうことがあると思います。

その場合も、5-15分程度の仮眠をとるようにしましょう。

学校、塾、予備校の授業だけでは合格できない

よくいわれることですが、塾や予備校の授業を受けるだけで志望校に合格することはほぼ不可能です。

自学自習をベースとして、授業を有効活用するような動き方をしなければ、大学受験で難関大学に合格することはできません。

また、学校や塾では、合格するためになにをすべきかを教えてくれますが、そういった情報を受け身の姿勢で受け取るだけではあまり成績は伸びません。

みなさんが自身が合格に向けて能動的に考え、行動する必要があります。

その中に、学校や塾、家庭教師などが利用できる手段として存在するという意識を持っておきましょう。

LEFYはあなたの現状に合わせた逆転合格プランをご提案します

LEFYには、プロ講師や、東大などの国公立や早慶等難関大在籍・出身講師が多数在籍しています。

ひとりひとりの現状を学習カウンセリングと体験授業時を通じて把握し、志望校・学部に応じた最適な学習プランをご提案しています。

また、勉強の質に意識が向いていない方が非常に多いため、勉強方法や意識のアドバイスを行っています。

様々なお悩みがあると思いますので、お気軽にご相談ください。

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