勉強のコツ

【中高一貫校生】定期テスト対策のコツを教えます!効率的な勉強が必須

中高一貫校の定期テスト対策について詳しく解説されることがあまりないですよね。

今回は、中高一貫校の定期テスト対策のコツをご紹介していきます。

中学受験を終え、中学に入学してから定期テストが上手くいっていない方もっと成績を上げたい方、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

中高一貫校の定期テストの特徴

学校や先生によって教材が異なる

中高一貫校では、学校の授業で使用する教材が中高一貫校特有のものであることが多いです。

また、先生によってはテキストを使わず、オリジナルのプリントだけで授業を進めることもあります。

そのため、定期テスト対策として、テキストを自力で学習したり、市販の参考書を使って該当の範囲を勉強することが難しく、ちゃんと学校の授業に沿って勉強を進める必要があります。

進度が早く、市販の問題集や参考書を使いづらい

中高一貫校では公立中高よりも早い学習進度で進みます。

多くの市販の問題集や参考書は公立中高に通う生徒向けのものですから、中高一貫校生にとっては少し使いづらいものになります。

範囲や内容、難易度を確認した上であれば十分活用できますが、本人が確認するのは難しいですよね。

かなり応用的な内容が出題されることも

学校にもよりますが、中高一貫校の定期テストでは、教科書レベルの問題よりも難しい問題が出題されることが多いです。

基本をしっかりと理解、定着させた上で、配布されている問題集の応用問題や先生から配布されたプリントをやりこむ必要があります。

【共通】中高一貫校の定期テスト対策のポイント5つ!

中高一貫校の定期テストを対策する上で意識して欲しいポイントをご紹介します。

①英語と数学は普段から勉強しておく

英語と数学は理解、定着に時間がかかる科目ですから、普段からしっかりと勉強しておかなければなりません。

試験直前に英語と数学を一気に勉強しても、そもそも間に合わない可能性が高いですし、もし英語と数学に大きく時間を割くのであれば、他の科目の勉強時間を確保できなくなってしまいます

実際に多いケースとしては、試験直前まで英語と数学を放置してしまい、試験直前に焦り、点数を取りやすい英語と数学以外の科目に注力してしまうことです。

そして、結果的に英語と数学を全然勉強しないままになってしまうことがあります。

この積み重ねによって、気づいた時には英語と数学がかなりビハインドしてしまい、落ちこぼれてしまいます。

英語と数学は普段から少しだけでも勉強するようにしましょう。

②英数以外をどう片付けるかがカギ

定期テストは英語と数学だけではありませんので、英数以外の複数の科目を効率的に片付けていかなければなりません。

そのためには、各科目で求められることをしっかりと認識し、それを試験直前までに習得できるよう、効率的な勉強方法で進める必要があります。

計算問題や記述問題を多く出す先生知識で答えられる知識問題を多く出す先生など、先生によっても求められることが異なりますので、この点も考慮して勉強方法を考える必要があります。

こういった対策を出来ている生徒が高成績をとることができます。

③出題範囲が通知されたら学習計画を立てよう

定期テストの出題範囲は試験日のおおよそ2週間ほど前に通知されるはずです。

通知されたらしっかりと範囲を確認し、テストまでの残り期間の学習計画を立てましょう

試験1週間前は部活動もなくなる学校もあるはずですので、そういった時間的な余裕も考慮しながら、使える時間を全て試験勉強に充てるよう、計画を立ててください。

計画を立てる際は、「〇日は古文!」というような大雑把な計画ではなく、「〇日は古文の△△のp5~p8を覚える&先生から配布されたプリントを2周演習」というように、具体的に決めましょう。

科目名だけ、テキスト名だけだと、それにどれくらいの時間がかかるかをイメージできず、それはもはや計画とは言えません。

④丸暗記から逃げない!暗記方法の確立が重要

定期テストでいい成績を取るためには、丸暗記から逃げてはいけません。

ほとんどの科目において、暗記が必須です。

言い換えれば、暗記が得意で、各科目の勉強の要領を掴んでしまえば、定期テストはさほど大変なものではありません。

定期テストで苦戦している中高一貫校生の大多数は、勉強そのものをさぼっていたり、暗記の手を抜いています

短い時間で効率的に暗記できる自分なりの暗記方法を確立することが大切です。

⑤演習量が足りない場合は市販の問題集で補う

中高一貫校の授業は進度が早い上、内容が難しく、さらに先生のオリジナルプリントで授業が進められることもあるため、

・理解できなかったときに自学自習するのが難しい

・教材が限られているため、演習には繰り返し同じ問題を解くしかない

といった制約があるとも言えます。

そのため、適切な市販の問題集を入手することができれば、自学自習で理解を深め、十分な演習量をこなすこともできます

問題集の内容、難易度を確認の上、市販の問題集を利用すると成績UPに繋がる可能性もあります。

【中高一貫校生用】数学のおすすめ問題集と勉強方法を徹底紹介

【多くの中高一貫校】定期テスト対策のコツ

まず、多くの中高一貫校の定期テスト対策のコツをご紹介します。

英語

学校によって異なるとは思いますが、6~7割程度の問題は、学校の授業で扱われた問題や指定された問題がそのままが出題されるはずです。

問題集やプリントから文法問題がそのまま出題されたり、授業中に扱われた長文がそのまま出題されることも多いです。

そのため、英語で高得点を狙うのであれば、文法問題を繰り返し解き、長文は暗記するほど読み込んでおけば高得点に繋がります。

文法問題は少しアレンジされる可能性がありますが、長文では、穴埋めや和訳、文章の内容を踏まえた選択肢問題などがメインになるはずですので、暗記できていれば簡単に得点できます。

また、単語帳の指定されたページから20個ほど英単語問題がでることも多く、こちらも暗記すれば満点を狙えます。

つまり、英語の成績が低迷している中高一貫校生のほとんどが、暗記する努力が不足していると言えます。

ただし、学年が上がり、高校1~2年生ごろになると、初見の長文ががっつりと出題されたり、過去に学習した文法問題、単語、熟語も出題されるようになることがあり、復習が必要になってきます。

以下の記事では、英語で落ちこぼれてしまった中高一貫校生が挽回するコツ、おすすめの参考書をご紹介していますので、参考にしてみてください。

英語で落ちこぼれた中高一貫校生が挽回するコツ!おすすめ参考書も!

数学

数学では、基本問題と応用問題が明確に区別できるような構成の試験になっていることが多いです。

つまり、100点中50点は教科書および問題集の基本問題を解ければ得点できるもの残りの30点は応用問題が解ければ得点できるもの残りの20点は差をつけるための問題で、その場で考える必要がある、というような構成です。

この例で言えば、少なくとも50点は必ず取れ、欲を言えば80点は十分に狙える点数ということになります。

このあたりの点数を取るためには、まずは、教科書や問題集の基本問題をしっかり理解し、スラスラと解けるまで繰り返し解く必要があります。

それができたら、応用問題にトライし、余裕がある範囲で身に着けていきましょう。

数学の定期テストで点数が低い中高一貫校生の多くは、基本問題でさえも1度も解いていない問題があったり、また、基本問題をスラスラ解けないのに応用問題にチャレンジし、心が折れたりと、非効率的な時間の使い方をしてしまっています。

「最悪、基本問題だけ完璧にする!」という気持ちで繰り返し解きましょう。

初めは理解できなくても、機械的に解いていくうちに理解が深まっていくこともあります。

その他科目

英語と数学以外の科目は、基本的には暗記するだけです。

もちろん理科であれば計算、古文では活用を考えるなどありますが、覚えたルールや規則に照らし合わせて考えるだけですので、英語や数学と比べれば頭を使いません。

どれだけ効率的に暗記できるかが定期テストでの成績に大きく影響しますので、自分の暗記勉強を改善し続けるようにしましょう。

【難関中高一貫校】定期テスト対策のコツ

次に、難関中高一貫校生の定期テスト対策のコツをご紹介します。

大雑把な目安ですが、東大や医学部への進学実績が豊富、中学受験時の偏差値が60を超えているような学校が対象となります。

英語

中1~中3ごろまではそこまで難しい内容は出題されず、上で説明した内容と同じく、基本的には暗記すれば十分に点数を取ることができます

中学受験では、中高での勉強と比較すると暗記が必要とされないため、難関中学に合格したお子さんでさえ、暗記の重要性に気づいていないことがあります。

中高の勉強、特に定期テストにおいては暗記が大変重要であるということに気づき、自分なりの暗記方法を確立することがスタートです。

難関中高一貫校では、中3終わりごろから、難しい初見の文章が出題されることもあり、それまでに学習した内容を確実に身に着けたうえで、実力・思考力を問われることもあります

こういった難しい問題においても高得点を取るためには、学校の勉強に加えて、塾に通ったり、追加で問題集を解いておくと良いでしょう。

とはいえ、先生も授業で扱った内容がしっかり定着しているかを見るために定期テストを作成していますから、授業で習った内容をいかに完璧にするかに注力すれば、ある程度の点数を取ることができるはずです。

数学

数学は学校と先生によってもかなりばらつきがある印象です。

難関中高ですので、あまりに簡単な問題がでるわけではありませんが、授業で扱ったオーソドックスな問題がメインとなる定期テストを作成される先生もいる一方で、非常に難しい問題を4~5問程度設けるような定期テストも見かけます。

前者であれば確実に点数を取れる問題がありますが、後者であれば、たまには大きくこけてしまうような回があってもしょうがないかな、、、と思えることもあります。

ただしいずれにせよ、基本を完璧にし、応用問題まで取り組めるようにするという王道の勉強方法以外ありませんので、しっかりと勉強しましょう。

ひとつコツがあるとすれば、数学が得意でない方は、応用問題も一旦解き方の手順を覚えてしまうような勉強をすれば、効率的に勉強時間を使うことができます。

もちろん、しっかりと理解して進めることが理想ですが、数学は得意不得意もありますので、最低限の点数を取るため、ある程度の割り切りが必要な状況も考えられます。

その他科目

その他科目については、多くの中高一貫校とそこまで変わらず、暗記できれば十分点数を取れるでしょう。

難関中高では、理科であれば計算、思考力を問うような問題が多く出題されたり、古文であれば学習した文法を使って初見の文章を読むような問題が出題されることはあり、たしかに難しいものもあります。

ただし、同じ中学受験を経て合格している友人がいる環境ですから、同程度に基本を理解し、知識を詰め込むことができれば、応用的な問題においても大きな差はつかないはずです。

また、定期テスト対策のコツとして、市販の問題集を使うことをオススメします。

難関中高一貫校では、先生がオリジナルのプリントで授業を進めることもあり、その上、定期テストでは計算問題や記述問題、思考力が試される問題が出題されます。

つまり、演習問題が不足していることが多いと考えられます。

実際に出題される問題を見てみると、高校で学習する基本的なレベルの問題であったり、高校受験で出題されるようなものも多く、適切に市販の問題集を選ぶことができれば、かなり有利にテストを受けられることもあります。

落ちこぼれてしまった中高一貫校の中3以上の生徒は!

英語と数学は既習内容の復習も必要

中3~高1以上になると、英語と数学においては、過去に学習した内容の復習が必要です。

中1~中3で学習した内容の理解・定着が甘いため、目の前の勉強を理解できないということも多々あり、そのせいでより勉強を億劫に感じてしまうこともあります。

できるだけ早くキャッチアップするようにしましょう。

一旦、英語と数学の成績UPを目指そう

全体的に成績が落ちこぼれてしまった場合、一気に全体の成績を伸ばすのはかなりハードルが高いため、まずは英語と数学の成績を伸ばすことに集中しましょう。

英語と数学が学年平均程度の成績まで回復したら、その他の科目も器用に勉強できるよう、効率的な勉強方法を身に着けていきましょう。

効率的に暗記できる勉強方法を模索しよう

先述した通り、落ちこぼれてしまった中高一貫校生の大多数が、暗記が嫌い・苦手、もしくはさぼっています。

中高の大学受験に向けた勉強は、中学受験と異なり、高度な内容を扱っていますし、知識をベースとした思考力が問われます。

暗記から逃げることはできませんので、できるだけ早い時期から、自分なりの効率的な暗記勉強を身に着けることが大切です。

個別指導や家庭教師を利用してキャッチアップしよう

中高一貫校生向けの集団塾は、基本的には東大や医学部などの難関大学向けの塾です。

落ちこぼれてしまった中高一貫校生の中でも、生徒によって学力レベルにかなりばらつきがあるため、そういったお子さんは基本的には個別指導塾で指導を受けることをおすすめします。

理想的なのは、過去に学習した内容のサポートもしてもらいつつ、定期テストもカバーしてもらうような動きですね。

LEFYでは大学受験を意識しながら定期テストをサポートします

LEFYでは、学校の授業の進度、難易度、使用している教材、定期テストの傾向なども考慮して指導をしています。

また、高1後半以降であれば、大学受験も意識して、どの科目に注力するのかなどもアドバイスをしつつ、勉強を進めていきます。

お悩みの中高一貫校生はお気軽にご相談ください。